企業イベント
旅行手配で培ったホスピタリティを軸に周年事業・周年イベント、表彰式から会議まで企業イベントの専門チームがトータルサポート。リアル・オンライン・ハイブリットなど最適な開催方法も提案いたします。
「食の感動で、この星を満たせ。」をコーポレートスローガンとして掲げ、丸亀製麺などの飲食業を中心に国内外の店舗開発と運営を展開する株式会社トリドールホールディングス様。従業員へ日頃の感謝を伝えるために永年勤続表彰式典を毎年実施しています。対象者は年々増加し、参加された従業員が満足できるよう様々な工夫を凝らしています。
そこで今回は、HISが企画から運営まで携わった2022年と2023年のイベント事例をご紹介いたします。
INDEX
永年勤続表彰は約10年前から開催していました。当時は対象者が少なく、人事部が主導し、社長が一人ずつ賞状を渡す形式で行われていました。その後、組合が企画に参加し、ビンゴゲームや的当て大会などの遊びの要素を加え、立食などの交流時間を設けるようになりました。現在のセレモニー形式に変化したのは、CSR推進室(現サステナビリティ推進部)が担当するようになってからです。対象者も徐々に増え、現在では700名以上が対象となるまでにセレモニーの規模が大きくなっています。
最近では、感動を届けられる会場の選定や、参加者へのサプライズを取り入れた式典を行っています。参加者が「ここで働いてよかった」「これからもここで頑張ろう」と感じられるような式典を目指して企画しています。
企業として、長く働いた従業員への感謝の気持ちが伝わっていると感じています。永年勤続を祝う方法は様々ですが、社長から直接言葉をもらえる機会を設けることは非常に価値があります。大規模なイベントの開催は費用や労力が必要となりますが、その実施により従業員がこの会社で長く働きたいと感じることで、結果的に会社の目指す方向に近づくことが期待できると思っております。
2022年のテーマは、「非日常の感動体験を味わう」でした。HISからは大阪会場として迎賓館と能楽堂での開催を提案されました。下見を行った結果、「能楽堂でのセレモニーはインパクトがあり、普段の生活では能を観る機会がないため、まさに非日常を味わえる」と感じ、テーマに合致していたため、HISへの依頼を決定しました。能楽堂はホテル会場とは異なり、大きな荷物の置き場所や待機場所の確保、さらに映像の投影場所にも工夫が必要でしたが、開場時間や投影する文字の大きさを調整いただくことで無事に開催することができました。また、開催場所のインパクトはあったものの、招待状を郵送するタイミングでは場所を明かしていなかったため、参加者の反応に不安を感じましたが、事後のアンケート結果からは高い満足度が得られ、結果的に能楽堂での開催を決定してよかったと感じています。
限られた時間の中で受賞者の方に日頃の感謝の気持ちを伝え、感動を体験いただけるように、社長と直接話す時間を設け、2023年の席札には参加者の似顔絵イラストとメッセージをサプライズで準備し、セレモニーの最後には当日撮影した動画を流すなど、様々な工夫を行いました。社長との歓談時間をきっかけに、雇用制度の見直しなど、従業員の声が企業側に即時に反映される関係性も生まれています。
イベント概要
セレモニーの一部内容です。
時間 | 内容 | |
---|---|---|
13:00 | セレモニー開始・ オープニングムービー |
|
社長からの祝辞・感謝状授与 代表者による謝辞 |
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乾杯・食事開始 | ||
能上演 | ||
歓談 | ||
アトラクション・抽選会 締め・クロージングムービー |
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記念写真撮影 | ||
16:00 | セレモニー終了 |
イベント概要
セレモニーの一部内容です。
時間 | 内容 | |
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13:00 | セレモニー開始・ オープニングムービー |
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社長からの祝辞・感謝状授与 代表者による謝辞 |
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乾杯・食事開始 | ||
歓談 | ||
ゲストによるアトラクション | ||
締め・クロージングムービー | ||
記念写真撮影 | ||
16:00 | セレモニー終了 |
POINT
HISでは、企業様のご要望に応じて会場の提案・手配、当日の運営進行、参加者対応事務局(招待状の発送、交通や宿泊の手配・調整)、記念品の手配・発送など、企画から運営まで一括で承っております。また、体制も整っており、チーム全体で企業様のイベントをサポートいたします。今回のイベントでは、現場経験が豊富な企業イベントの担当者が進行から運営までを実施しております。
新型コロナウイルスの影響で参加率が下がるのではないかという外的な要因による不安がありました。そのほかでは準備するなかで、参加者に喜んでもらえるサプライズの準備に時間がかかったことです。2022年に開催したセレモニーでは、席札の裏に、参加者と所縁のある方から直筆のメッセージを書いてもらい、当日参加者にサプライズでお渡しする計画を立てましたが、メッセージをいただく方々が全国各地にいるため、郵送のやり取りに苦労しました。しかし、結果的に参加者にサプライズを届けられ、感動してもらえる体験が用意できたことは非常に良かったです。
日々の業務では、食を通じてお客様に感動を提供しようと実践していますが、参加者自らが感動的な体験をしてもらうことで、企業理念の共有にもつながり、仕事にも変化が現れているように感じます。また、日常の業務に戻った際に、「永年勤続表彰式が素晴らしかった」と従業員同士のコミュニケーションが広がり、翌年以降の参加者が楽しみに感じてもらうことで社内の口コミにより価値あるイベントへと進化しています。
参加者からは「5年後も再び参加したい」という声も上がっており、この企業で長く働き続けたいと思ってもらえるきっかけにもなっています。
開催日直前までの数々の変更にも柔軟に対応していただき、細かなやり取りにも応じていただきました。やり取りが多かったなかでも、ネガティブな反応ではなく、どうやったらできるのかを一緒に考えてくださっていたため、その対応力、柔軟性、スピード感が印象強く残っています。2022年と2023年の2年間を担当いただいたことで、2022年の経験を活かして2023年も同じ視点でサポートしていただいたことは心強かったです。また、参加者の窓口も対応いただき、イレギュラーな対応も参加者とHIS担当者で解決していただいたので、企画から運営まで全てをお任せできたことは大変助かりました。
トリドール様の従業員への深い思いを強く感じ、可能な限りそれに応えたいという思いでした。幸いなことに参加率が増え、予定していた会場の収容人数を超えてしまいそうなことや、開催直前に制作物が急に必要になるなど、焦る瞬間もありましたが、原田様が私たちと同じ視点で対応してくださったおかげで、満足度が高い結果につながったと感じております。今後も対象者の皆様が満足できるような会場やコンテンツの提案、そしてその実現に向けて努力してまいります。
(HIS法人営業本部第二販売部ビジネスイベントセクション第一営業所 島田)
サステナビリティ推進部 ES推進課
サステナビリティ推進部 ES推進課