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「キャリアアップしたい」の声から始まった、
部署全員で取り組む、新しい学びの場とは

公開日:
「キャリアアップしたい」の声から始まった、部署全員で取り組む、新しい学びの場とは
議題
  • 年齢やキャリアが異なる従業員が所属しているため、仕事への向き合い方も多種多様
  • 業務の性質上、業務時間内で新たな知識を学ぶ時間を確保するのが難しい
  • 他の課との業務上の関わりが少なく、従業員同士の一体感や横のつながりが不足している
提案
  • これまで培った知見を活かし、企業課題や目的に合わせた情報を提供し、課題解決をサポート
  • 旅行分野だけでなく、非旅行分野でのノウハウも活用し、多岐にわたる情報提供を提案
効果
  • 実務に応用できる知識を得る機会が増え、実際の業務に落とし込む具体的な変化が見られた
  • 従業員同士の横のつながりが生まれ、部内の会話が活発化した

菓子・アイス領域をはじめとし、多岐に渡る事業を展開している株式会社ロッテホールディングス様。今回、総務部の部署会議で実施している勉強会に参加し、「宿泊・航空券料金動向」「社員旅行マーケティング戦略」について、ロッテ様専用に内容をカスタマイズし、講義を実施しました。実施に至った経緯や、実施後の従業員の変化などを総務部 副部長 久留間様にお話をお伺いさせていただきました。

部署内で勉強会をはじめたきっかけ

メンバーが共に学び、職場環境や部門、会社全体をより良くすることを目的に、外部環境の情報を取り入れる機会を設ける取り組みを始めました。私たちの部署は、幅広い年齢層と多様なキャリアを持つ社員が集まっています。
そのため、経験やスキルの幅という強みがある一方で、共有の場が少なく、仕事への向き合い方も人それぞれ異なります。だからこそ、まずは全員が同じ課題を共有し、個々の感じ方を尊重しながら、チーム全体でより多くの成果を生み出すための場が必要だと感じ、この取り組みを始めました。

「総ての業務を務める」部門であるがゆえに、柱として拠り所とすべきものを見出しにくいと感じています。一方で、取り巻く環境は日々変化しており、企業のバックオフィス部門として、どのように貢献し、どのように価値を生み出していくかが重要です。法規制の変更、働く価値観の変化、技術革新、サステナビリティ経営への貢献事例、リスク管理など、これらの変化をいち早く捉え、企業として適切な対応策を講じるためには、基礎的な知識と最新の情報を習得することが不可欠だと考えています。社員一人ひとりが多角的な視点で物事を捉え、主体的に考え、解決策を提案できるようになり、そして、人としても共に成長していけることを目指して、この取り組みを進めています。

株式会社ロッテホールディングス 総務部(左)グローバル総務課 課長 隅田 周作様(右)副部長 久留間 哲史 様原田 浩平様 株式会社ロッテホールディングス 総務部(左)グローバル総務課 課長 隅田 周作様(右)副部長 久留間 哲史様

どのように企画・実施をしているか

勉強会のために新たな時間を設けると実務に支障が出てしまうため、部の会議の一環として社外情報を取り入れる場を設け、3ヵ月に1度のペースで実施しています。 研修内容については、ジャンルを無作為に選ぶのではなく、外部環境を「政治・法律」「経済」「社会」「技術」の4つのカテゴリに分けています。
また、ただ静かに受講するだけの形式にならないよう、堅苦しくなりすぎず、参加者の興味を引きやすい内容を心がけています。講師については、それぞれのカテゴリに関連するパートナー企業様にご協力をお願いし、開催しています。
今回、HISには4カテゴリのうち「経済」のジャンルで講義をご依頼させていただきました。

その他カテゴリの研修内容

<政治・法律>
サイバーリスクの動向や事故が企業に与える影響、関連法規


<社会>
最新のオフィスへ訪問し、ワークスタイルの変化を学び、イノベーションや社内コミュニケーションを生み出すオフィスの仕掛け


<技術>
社内総務DXの取組、モバイル活用事例

勉強会を導入した際の従業員の反応

最初はさまざまな反応があり、懐疑的な意見も見受けられました。しかし、会を重ねるごとに参加者が増え、講義にも熱心に耳を傾ける姿が見られるようになりました。業務の性質上、静かに自分の業務に集中する時間が多く、従業員自身が何かを企画して動くという機会がほとんどありません。
そのため、「たまにはみんなで和気あいあいと仕事ができる環境があるといい」「一体感を感じられる場が欲しい」という意見が従業員から上がっていました。

実際、他の課との業務上の関わりが少なく、どのような仕事をしているのかが分からない状況でした。私自身も、こうした機会があると良いなと思っていたので、勉強会を実施したことでお互いを知る良いきっかけになり、とても良かったと感じています。

実施する上で苦労されている点・力を入れている点とは?

年齢や経験が異なる参加者全員が満足できる内容を検討する点は、特に苦労しました。専門性のバランスを取ることも重要だと考えています。内容を深掘りしすぎると一部の参加者には難しく感じられ、逆に浅すぎると他の参加者には物足りなく感じられる可能性があるためです。

また、各パートナー企業様の強みや伝えたい内容を最大限に引き出しつつ、自社の課題解決に繋がる内容に落とし込むよう努めています。さらに、各パートナー企業様と継続的かつ発展的な取り組みを進めていける関係を築くことを目指しています。

今後は、勉強会を通じて得た知識や気づきを日々の業務に活かせるよう、アウトプットを促し、行動変容に繋げていきたいと思います。

HISに依頼しようと思った理由

コロナ明け以降、出張者数の増加やインバウンド需要の高まりに伴うホテル宿泊予約や料金の高騰への対応が課題でした。加えて、出張スタイルの変化も感じており、それを踏まえた、より柔軟な対応が必要だと考えていて、ご相談させて頂きました。
貴社の営業担当者の方とは、相談しやすい信頼関係を築くことができ、安心して相談することができました。「他にも何かお役に立てることができそうです」と前向きにご対応いただけたことが、貴社にお願いを決定する大きな要因となりました。

今回は「現在の出張の動向について」と「マーケティング担当による社員旅行の現状について」の2つの題材を選定しましたが、実際に講義テーマを決める際には、旅行分野だけではなく、サステナビリティの観点やスタートアップ事業に関してなど、多岐にわたるテーマの候補を複数いただき、選定にはとても迷いました。残念ながら時間の関係で聴くことができなかった、興味深いテーマもたくさんありましたが、選んだ内容は非常に満足のいくものでした。

<現在の出張の動向について>

現在の出張の動向について
現在の出張の動向について

<マーケティング担当による社員旅行の現状について>

マーケティング担当による社員旅行の現状について
マーケティング担当による社員旅行の現状について

実際に開催してみての参加者の声や変化

「出張の動向」に関しては、総務部にとっても身近な課題であったため、実務に非常に参考になったという声が多くありました。数字を基にした根拠資料や、航空券のコスト削減提案、出張申請・手配の効率化提案などについては、自身の業務にどのように応用できるかを具体的にイメージしながら聴くことができたようです。実際に、出張規定の見直しについては部内で話題に上がっています。

もう一つのテーマである「社員旅行の現状」については、参加者の中でイメージしていたこととのギャップを感じたという意見がありました。特に、社員旅行の実施に関しては、若い世代が否定的と考えられがちでしたが、実施企業の事例を通じて必ずしもそうではないことが分かりました。

また、部署内のコミュニケーションに関しても、「若い世代はライフスタイルを重視し、職場でのコミュニケーションを重要視していないのではないか」というイメージがありました。しかし、実際には若い世代の中にも「他の部門と繋がることが大事」と考えている人が多いことが分かりました。

仕事に対する価値観の違いは感じるものの、若い世代ほど他部門や異なる世代の人と関わりたいと考えていることが分かり、普段の業務の中でのコミュニケーションの重要性を再認識するきっかけとなりました。この気づきは、コミュニケーションの生み出し方を考える上での刺激となり、各自が持つ常識に再度問いかける機会となったようです。
今後の課題は、行動変容を促す“仕掛け”を生み出せていない点です。変化には困難が伴うこともありますが、その中で新しい価値を創出し、チーム全体で共に成長するための一歩として捉えています。これにより、今後の業務に対するアプローチや思考の幅が広がり、組織全体の競争力向上に繋げていきたいと考えています。

HIS営業担当からの一言

はじめは具体的なトーク内容などが決まっていない状態でご相談をいただいたのですが、少しでもお力になれればと思い、私からいくつかテーマをご提案させていただきました。その結果、ご提案した中から今回は採用にならなかった「ほかのテーマでも取り組んでほしい」とのお言葉までいただき、大変嬉しく感じております。
また、出張動向・社員旅行の現状のそれぞれのテーマで、出張規定の見直しや社員旅行における若い世代の価値観など、新たな発見があったとのお声をいただき、開催して本当に良かったと感じております。今後も企業様の課題に寄り添い、価値ある機会を提供できるよう努めてまいります。

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