企業イベント・社内イベント
旅行手配で培ったホスピタリティを軸に周年事業・周年イベント、表彰式から会議まで企業イベントの専門チームがトータルサポート。リアル・オンライン・ハイブリットなど最適な開催方法も提案いたします。
創立35周年を迎えたパナソニックEWネットワークス株式会社では、全社員が集まる周年イベントが開催されました。若手社員を中心に有志で結成されたプロジェクトチームが主体となり、企画から運営までを一貫して手掛けました。今回は、HISがサポートした周年イベントについて、プロジェクトチームの中心メンバーに実施の目的やその効果について詳しくお話を伺いました。
創立35周年を迎えるにあたり、新型コロナウイルスの影響が落ち着いたことを受け、全社員が参加できるイベントを開催しようという話が持ち上がりました。有志でプロジェクトメンバーを募集したところ、2年目から10年目までの若手社員を中心に、約25名のプロジェクトチームが結成されました。
プロジェクトメンバーの参加理由はさまざまで、「コロナ禍で社内イベントがなくなってしまったが、社員同士が仲良くなるきっかけとなる場を後輩たちにも経験してほしい」「面白そうだから参加してみたい」「先輩から会社のイベントは楽しいと聞いていたので、企画側に携わりたい」といった社員のイベントへの期待感や前向きな姿勢がありました。
周年イベントの計画は、社長の「自由な発想でイベントを創り上げよう」という方針のもと、内容がゼロの状態から始まり、アイデア出しを重ねる中で、35周年という節目にふさわしい内容が徐々に形作られていきました。
周年イベントという特別な機会であったため、まずホテルで式典を実施することが決定し、その後、予算を考慮しながら、自社で計画する部分とHISに依頼する部分を分けて進めていきました。過去を振り返り、未来に向けて社員の士気を高める式典の時間をしっかりと設ける一方で、社員同士のコミュニケーションを深める場も必要だという考えから、イベントのテーマでもある「つなぐ」を形にしたチームビルディングを式典前のレクリエーションとして実施することが決定しました。
イベント概要
1チーム10名ほどのチームに分かれて、豊洲市場に関する謎を解くチームビルディングを実施。豊洲 千客万来「いろは」や万葉倶楽部、豊洲市場の「水産エリア」「青果エリア」などを回り、タスクの実行と謎を解いて、解答用紙に記入していきます。謎解きをすることでチーム内の会話も弾み、コミュニケーションが活性化していました。
時間 | 内容 | |
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12:00 | 豊洲集合 | |
12:05 |
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「つなトレ(レクリエーション)」開始 注意事項・ルール説明 |
12:10 | ![]() |
1問目のジェスチャーゲーム |
12:20 | ![]() |
2問目のマグロクイズの声掛け |
12:30 | ![]() |
豊洲 千客万来各エリアでのミッション |
14:30 | 「つなトレ(レクリエーション)」終了 ※式典会場へ移動 |
プロジェクトチームは「式典チーム」「余興チーム」「広報チーム」の3つに分かれ、それぞれが役割を担いながら進めていきました。先述した通り、何も決まっていないゼロの状態からスタートしたため、まずは社員アンケートを実施し、やりたいことやアイデアを集めることから始めました。「運動会」「クルージング」「遊園地の貸切」など、さまざまな意見が寄せられましたが、ただの社内イベントではなく、35周年という節目にふさわしい内容であり、従業員のモチベーション向上やコミュニケーションの活性化につながるものにする必要がありました。
そのため、どの案を採用するかについては何度も議論を重ねることとなり、計画を進めるうえで時間を要しました。プロジェクト自体は半年ほど前から動き始めていましたが、具体的な内容を固めるまでには多くの試行錯誤を重ねました。
ホテルでの式典やパーティーに加え、レクリエーションの実施が決定し、HISの担当者からさまざまな提案をいただきました。その中で、今回の周年イベントのテーマである「つなぐ」に沿い、普段の業務では関わりの少ない従業員同士が交流を深められる内容を採用しました。
HISの提案をもとに、自社オリジナルのイベントとしてカスタマイズできたことや、社員が主体的に参加できるアットホームな雰囲気を作れたことにより、今回のレクリエーションを選んで本当に良かったと感じています。
特にクイズの内容については、こちらの要望をしっかりと汲み取り、担当者の方が親身になって対応してくださったことが非常にありがたかったです。また、「豊洲 千客万来」での開催をご提案いただいたことや、当日の運営がスムーズに進行したことも、自社だけでは実現が難しかったと感じています。HISに依頼したことで、イベント全体がより充実したものになりました。
CHECK
「豊洲 千客万来」を活用した社内イベント
今回の周年イベントでは、「豊洲 千客万来」を会場として利用し、レクリエーションの一環としてチームビルディングを実施しました。
「豊洲市場」と「千客万来」を舞台にしたチームビルディングは、気軽に参加できるだけでなく、チームビルディングとしての効果も十分に実感できる内容でした。1階のお祭り広場には、プロジェクターやマイクなどの設備が整っており、企業イベントとしての活用にも最適です。また、施設内にある「海鮮バイキング いろは」を貸し切ってパーティーを開催することも可能で、企業の目的やニーズに応じた柔軟な利用ができます。
レクリエーションのチーム編成では、普段あまり関わりのない社員同士を組み合わせ、新たなつながりが生まれるよう工夫しました。開始前は緊張した様子の社員も見られましたが、チームビルディングのタスクやクイズを通じて自然とコミュニケーションが生まれました。イベント後には「新しい交流が生まれた」「イベントをきっかけに他部署の社員と話す機会が増えた」といった報告もあり、今回の取り組みが新たなつながりを生むきっかけになったと実感しています。
また、業務面でもお互いを知ることで連携がスムーズになったという声が上がっています。普段の業務では知ることができなかった一面を知る機会となり、部署内でも「同じチームだった社員の話題」が話されるなど、イベントの効果を改めて感じました。社員同士の関わりが増え、コミュニケーションが活性化されたことを大変嬉しく思っています。
今回のイベントは、数年ぶりに全社員が一堂に会する機会となり、社内でも非常に好評でした。そのため、「また違う形で開催したい」という声が多く上がっています。
以前実施していた社員旅行でも、単なる旅行にとどまらず、コミュニケーションの促進やモチベーション向上を目的とした内容を取り入れていました。こうしたイベントに参加した社員の経験が、新たなイベントを企画する際の原動力となり、今回の周年イベントで生まれた新しいコミュニケーションの輪が、今後のイベント企画にも良い影響を与えると考えています。社内イベントに対してはさまざまな意見がありますが、普段の業務では接点のない社員同士が交流できる場を設けることは、非常に意義があると感じています。