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「現地に行き、肌で感じる」
復興支援×周年旅行に込めた願いとは

公開日: 社員旅行
<株式会社アップガレージグループ様>「現地に行き、肌で感じる」復興支援×周年旅行に込めた願いとは
要望
  • 2024年1月に発生した能登半島地震の復興を支援したい
提案
  • 「被災地の今を知る」をテーマに沿った復興支援プラン
  • 「復興への祈り」と周年を掛け合わせた様々なイベント
効果
  • 社員同士の絆を深めることができた
  • 社員旅行を通じて普段の業務では得られない交流や体験ができたことが、従業員にとても大きな価値となった

日頃から従業員同士のコミュニケーションを大事にし、社内イベントを実施している株式会社アップガレージグループ様。2024年は創業25周年を迎え、「楽しさ・感謝・成長〜Connect UP to the Future〜」のスローガンをもとにお客様、従業員の方へ感謝を伝えるイベントを実施しています。今回は、2024年10月に実施した復興支援を目的とした25周年記念社員旅行の想いを石田会長と幹事様にお伺いしました。

復興支援×25周年記念旅行に込めた想い

5年に一度の節目に大規模な社員旅行を計画しています。今回も当初はグアムを予定していましたが、2024年1月に発生した能登半島地震をきっかけに、行き先を石川県に変更しました。この決断の背景には、過去の震災経験が影響しています。東日本大震災の際、被災地に足を運ぶことは「行ったら失礼になるのでは」と感じていました。しかし、実際に被災地の方々とお話しした際、「来てくれることが本当に嬉しい」という言葉をいただき、受け入れ体制が整ったタイミングで訪問することが現地の方々にとても有益であると実感しました。この経験から、今回の旅行先を石川県に決めました。また、従業員には「現場に行き、自分の目で確かめることの大切さ」を伝えています。業務の一環として有志によるボランティア活動も行っていますが、社員旅行やイベントを通じて被災地を訪れる機会を設けることで、被災地の方々の声に耳を傾け、現地で何が起きているのか、それぞれが感じ取り、判断できる人になってほしいと考えています。

イベント概要

  • 内容:復興支援 × 25周年記念旅行
  • 日程:2024年10月
  • 旅行先:石川県(能登)
  • 参加人数:約120名

イベント内容(抜粋)

日程 内容
1日目 ランタンフェスティバル 羽田から飛行機にて小松空港
午前:アップガレージ石川小松店・金沢店 視察
午後:近江町市場 散策(金沢)
小松ドームにてランタンフェスティバル(小松)
ホテルにて宴会

【山代温泉 ゆのくに天祥 宿泊】

2日目 能登ワイン 見学+試飲 午前:能登ワイン 見学+試飲(穴水)
午後:千里浜なぎさドライブウェイ(羽咋)

【ANAクラウンプラザ金沢 宿泊】

3日目 終日自由行動
金沢から新幹線にて東京

HISに依頼した決め手とは

グアムでの社員旅行を計画する際、複数の旅行会社にお声がけしました。その中で、最もフレキシブルでレスポンスが早く、多彩な提案をしてくださったことが決め手となり、今回お願いすることにしました。グアムには何度も訪れたことがありましたが、これまで利用したことがなかった宿泊先や新しいプランを提案していただき、その新鮮さが非常に好印象でした。
その後、行き先を石川県に変更することになった際も、復興支援をテーマに「被災地の今を知る」という趣旨をしっかりと汲み取った提案をいただきました。計画時には被災状況から、実施したいプランを組むことが難しいと感じることもありましたが、実施日の直前まで丁寧にプランを練っていただき、私たちの「少しでも支援につながる旅行にしたい」という思いを形にしていただき、意義深い社員旅行を実現できたと感じています。

HISからの提案プランのポイント
「被災地の今を知る」をテーマに、多くの出会いと協力を経て実現した復興支援プランのポイントです。


①ランタンフェスティバル
震災の影響で中止となったイベントがあるという情報を受け、企画を立案。 「25周年の楽しさ・感謝・成長」と「復興への祈り」を掛け合わせた特別なイベントとして実施しました。 初の試みとなる巨大ランタンにはメッセージを込め、全員の想いが一体となる感動的な瞬間を共有しました。


②能登ワイン見学
被害の大きかった能登を支援するため、2週間前に行程を変更し訪問を実現。 復興途中のため高速道路が通行できず、道路の左右には瓦礫が点在する状況でしたが、最後まで調整を重ねて見学を実施しました。 現地の方からは「何よりも、来てくれたこと自体が本当に嬉しい」とのお言葉をいただき、能登を元気にしたいという想いが形になりました。


③ゆのくに天祥(宿泊先)
能登地震の影響でキャンセルが相次いでいた旅館を、支援のテーマに沿って宿泊先として選定しました。 夜の宴会では、部署を超えた繋がりが生まれ、社員同士の交流が深まる時間となりました。


④25周年×復興支援をテーマにした輪島塗りのサプライズプレゼント
復興支援をメインとしつつ、25周年の記念になるものを贈りたいという想いから、輪島塗りの職人さんを探しました。 被災状況から一時は断念も視野に入れましたが、輪島漆器商工業協同組合の組合長様のご協力をいただき、実現することができました。

社員旅行後の従業員の印象は

日頃からバーベキューや運動会などの社内イベントを実施していますが、今回の社員旅行を実施したことで、従業員から「泊りがけのイベントをもっと増やしてほしい」という声が多く寄せられました。年次の浅い社員は社員旅行のようなイベントを敬遠しがちだと考えていましたが、今回の旅行では新入社員も9割近い参加率となり、参加した社員からは「意外とよかった」「新鮮な体験だった」という意見が多く聞かれました。 そのため、次回のイベントも宿泊を伴い、コミュニケーションを深める意義あるものにしていきたいと考えています。

実施後のアンケート(抜粋)

  • 普段なかなかコミュニケーションを取れない方々と交流する良い機会となった。
  • ワイナリーやランタン上げなど、プライベートの旅行では行かないような場所に行けたのが非常に良かった。
  • 全員でのバス観光と自由行動の配分がちょうどよく、満足度が高かった。
  • 車好きの社員が多いので、千里浜は十分に楽しめた。「次は自家用車で来たい!」と思えた社員も多いはず。
  • 楽しいだけでなく、震災の被害を受けた住宅を拝見するなど、支援の必要性を改めて実感できた。

このように、社員旅行を通じて普段の業務では得られない交流や体験ができたことが、従業員にとても大きな価値となったと感じています。次回以降も、社員同士の絆を深めるとともに、意義ある体験を提供できるイベントを企画していきたいと思います。

社内イベントに対する考え方

一昔前の団体旅行などの社内イベントは、強制参加や宴会でのお酒など、行き過ぎた部分があったことは否めません。そのため、時代の変化とともに社内イベント自体に否定的な意見が増え、実施を控える企業も多くなっています。しかし、若い世代の従業員も実は交流の機会を求めていると感じています。経営層としては、個人の時間を尊重しつつも、モラルや自由度を取り入れた選択肢の多いイベントを企画し、社内で一体感を醸成できる場を積極的に作るべきだと考えています。

ただし、イベントを開催すればそれで良いというわけではありません。日常的な関係性が築かれていない状態でいきなり社員旅行を実施しても、従業員は躊躇し、結果的に「仲の良い友人と旅行に行った方がいい」と考えてしまうこともあります。そのため、普段からのコミュニケーションの土台作りが欠かせません。

我が社では、社員旅行以外にも、定期的にイベントを実施しており、その一例として毎年8月に地引網とバーベキューを実施しています。このイベントは夏休み期間中のため、家族も参加できる形式にしています。また、早めの時間帯に実施し、終日拘束するのではなく、自由度を高めることで、参加者が気軽に楽しめるよう配慮しています。

基本的には、日々の業務の中で一体感を作り出すことが最も重要だと考えていますが、仕事以外の場でも会社がイベントを実施し、コミュニケーションが取れる場を提供することで、従業員同士のつながりがさらに強固なものになるのではないでしょうか。

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