「コロナ禍における社員旅行にオススメの方面とは?」
~入国制限と旅行費用から考える~

公開日:2022年9月15日

オーストラリアの出張・業務渡航ページはこちら

世界を巻き込んだパンデミックを引き起こした新型コロナウイルス。
社員旅行・団体旅行に行きたくても行けず、やむを得ず断念した幹事様は多数いらっしゃいます。
しかし、2022年の春以降、各国の入国制限や日本の水際対策緩和が進んできたため、
3年ぶりに社員旅行・団体旅行の催行を決定する企業様が増えてきました。

では、コロナ禍において社員旅行・団体旅行にオススメの方面はどのように選べばよいのでしょうか。
今回は入国制限と旅行費用から旅行にオススメの方面を考えてみました。

各国の入国制限の緩和

まずは、入国制限が緩和されて日本出発前のPCR検査が不要になった国をご覧ください。
多くの人気のある海外旅行先が入国制限を緩和していることが分かるかと思います。

【日本出発前のPCR検査不要の国一例】※2022年8月31日現在
・ベトナム
・タイ(ワクチン未接種者は必要)
・マレーシア
・シンガポール(ワクチン未完全接種者は必要)
・インドネシア(2回接種の場合、国内移動に必要な場合あり)
・ヨーロッパ各国(イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・トルコ)
・アメリカ(ハワイ含む)
・カナダ
・オーストラリア

さらに、日本政府による水際対策の緩和により2022年9月7日以降、新型コロナワクチン3回の接種証明書を保持している全ての帰国者・入国者については、出国前72時間以内の検査証明の提出を求めないこととなります。

各国の入国制限、日本の水際対策が緩和され、コロナ禍前に近い状態で海外旅行ができるようになってきました。
「社員旅行・団体旅行を催行しよう!」
「どこの方面がいいかな?」
と検討されている幹事様は、入国制限の有無を方面決定の判断基準にするとご旅行前の負担も軽減するかと思います。

各国のビザ・入国情報については海外渡航情報からご覧ください

旅行費用上昇の原因

つねに幹事様の頭を悩ませるのが旅行費用です。
コロナ禍前と比較して旅行費用が上昇した主な原因は2つあると考えます。

・急速な円安の進行
・世界的な原油高による燃油サーチャージ額の上昇

世界情勢の影響で急速な円安が進み、世界的な原油高によって燃油サーチャージが急上昇していることが旅行費用上昇の主な原因になると考えられます。

【米ドル/日本円 為替レートの推移】
米ドル/日本円 為替レートの推移

2022年8月31日現在
Google Finance参照




【日本航空 燃油サーチャージ推移】
区間 2022/8/1~9/30発券分 2022/10/1~11/30発券分
日本ー韓国 5,900円 7,700円
日本ー東アジア(韓国、モンゴルを除く) 11,400円 12,900円
日本ーグアム、パラオ、フィリピン、ベトナム、モンゴル 17,800円 22,900円
日本ータイ、マレーシア、シンガポール、ブルネイ 24,700円 29,800円
日本ーハワイ、インドネシア、インド、スリランカ 30,500円 37,400円
日本ー北米、欧州、中東、オセアニア 47,000円 57,200円

お一人様1区間片道当たりの日本発着区間設定額
日本航空ホームページ参照



急速な円安の進行は、燃油サーチャージだけではなくホテル宿泊費、現地でのお買い物やお食事の費用にも影響を及ぼします。
このような世界情勢の中で、通常であれば比較的安い費用で行けるアジア方面も値上がりをしております。
いまのタイミングで高額な燃油代金がかからず、円安の影響も比較的少ない方面をご紹介します。

コロナ禍での社員旅行の方面は〇〇〇がオススメ

それではタイトルにもある、コロナ禍における社員旅行に適している方面とは?

それは、、、

オーストラリアです!!

なぜ、オーストラリアがオススメなのか理由は3つです。

理由① 出入国規制緩和!ワクチン未接種の方も渡航OK!

2022年7月6日以降、オーストラリア出入国の際のワクチン接種証明書が不要となりました。この規制緩和によってワクチン未接種の方も自由に出入国が可能となります。以前と同じように引き続きETAの取得は必要ですが、コロナ禍前と同条件での入国が可能となりました!

さらに2022年7月以降、減便していたフライトの本数も続々再開しております。

【ジェットスター空港】
・東京(成田)~ ケアンズ
・大阪(関西)~ ケアンズ
・東京(成田)~ ゴールドコースト

【カンタス空港】
・東京(成田)~ シドニー
・東京(羽田)~ メルボルン(2022年10月末再開予定)
・東京(羽田)~ ブリスベン(2022年10月末再開予定)


  • ●東京(成田) ケアンズ
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    JQ26 20:15 04:35+ 9/12~10/29 月水木金土
  • ●ケアンズ  東京(成田)
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    JQ25 11:10 17:40 9/12~10/29 月水木金土
  • ●東京(成田) ゴールドコースト
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    JQ12 21:00 06:40+ 8/2~10/29 火木日
  • ●ゴールドコースト  東京(成田)
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    JQ11 10:35 18:45 8/2~10/29 火木日
  • ●大阪(関西) ケアンズ
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    JQ16 21:05 05:15+ 9/15~10/11 月木金日
    JQ16 21:05 05:15+ 10/12~10/29 月水木金日
  • ●ケアンズ  大阪(関西)
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    JQ15 12:25 18:55 9/15~10/11 月木金日
    JQ15 12:25 18:55 10/12~10/29 月水木金日
  • ●東京(羽田) シドニー
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    QF26 22:00 08:50+ 9/12~ 毎日
  • ●シドニー  東京(羽田)
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    JQ25 20:55 06:00+ 9/12~ 毎日
  • ●東京(羽田) メルボルン
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    QF80 22:00 08:50+ 10/30~ 火水金
  • ●メルボルン  東京(羽田)
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    QF79 10:30 20:00 10/30~ 火水金
  • ●東京(羽田) ブリスベン
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    QF62 21:30 07:30+ 10/31~ 火水金
  • ●ブリスベン  東京(羽田)
    便名 出発時刻 到着時刻 運航期間・曜日
    QF61 11:40 20:00 10/31~ 月木土



理由② 燃油サーチャージ高騰の影響軽減!豪州主要航空会社の運賃は燃油込み!

燃油サーチャージについては近年の海外情勢などの影響から値上がり傾向にあり、自分ではどうすることもできない要素かと思います。
しかし、オーストラリアの航空会社「カンタス航空」「ジェットスター航空」は燃油サーチャージが込々の料金だということを知っていますか?
仮の旅行日程でジェットスターを利用してケアンズに行く場合と、日本航空を利用してシドニーへ行く場合の航空券代金を調べてみました。

【ジェットスターでケアンズに行く場合】
2022年11月4日(金)~ 8日(火)3泊5日
東京(成田)⇔ ケアンズ ¥102,640

【日本航空でシドニーに行く場合】
2022年11月4日(金)~8日(火)3泊5日
東京(羽田)⇔ シドニー ¥224,530 ⇒ うち燃油サーチャージ¥93,800!!

※2022年8月25日時点の各航空会社HPより
※ジェットスター代金にはちゃっかりPlus(機内持込み7k、受託荷物20k、機内食込)込
※航空券代金は空席状況により変動するため参考程度にご覧ください。


目的地によって飛んでいるフライトが限られてくるとは思うのですが、上記を見ていただくと分かるように豪州主要航空会社の航空券代金は日系航空会社よりも約9万円も安いことがご理解いただけると思います。

理由③ 円安傾向の中でも為替が比較的安定しているので他方面と比べて現地費用がお得!

世界情勢などにより、外国通貨「米ドル」の円相場が大きく変動し円安の報道を目にする機会が増えているのではないでしょうか。そんな中で、実は「豪ドル」の円相場は比較的安定していることをご存じですか?
3ヶ月間でどのくらい変動したかを比較してみました。

・米ドル(USD):2022年5月20日 127円 → 8月19日 136円 (7.01%)
・豪ドル(AUD):2022年5月20日    89円 → 8月19日   94円 (4.68%)

※Google Finance参照
※小数点以下切捨て

変動率を見ていただくと米ドルが7.01%に対して豪ドルは4.68%なので為替が安定していることが分かります。オーストラリアも円安傾向にはありますが、他の国と比較し、影響が少ないです。

海外旅行の方面はなるべく為替が円安ではない=円高な場所を選ぶほうが現地滞在費を抑える事が出来ます。
なので、影響が少ないオーストラリアがオススメです。

オーストラリアは社員旅行・団体旅行の味方

社員旅行・団体旅行は複数人で旅行するため、海外旅行に慣れている方もいらっしゃれば中には初めての海外旅行という方もいらっしゃるかと思います。
ここからは、どんな方でもお楽しみいただける魅力を持つ、オーストラリアの特徴をご紹介します。

オーストラリアのベストシーズンは日本と真逆!
日本の秋~冬はオーストラリアの春~夏にあたります。
特に社員旅行や報奨旅行などの団体旅行のお客様は秋~冬にかけて旅行を実施することが多いかと思いますので、今から行くならオーストラリアがオススメです!
せっかくの海外旅行、ベストシーズンに行けば参加者の満足度もあがります。

時差が少なく身体への負担が少ない!
社員旅行・団体旅行で人気のハワイと日本の時差は19時間、「せっかくハワイ到着したのに睡魔が・・・」「日本に帰国したら昼夜逆転してた!」なんて経験をされた方も、多いのではないでしょうか。
オーストラリアと日本の時差は僅か1時間なので、時差ボケの心配が不要です。

選べる!様々な魅力を持つデスティネーション!
ケアンズであれば美しいグレートバリアリーフが見れて、可愛いコアラにも会えます。ゴールドコーストでは57kmにも及ぶ美しい白砂ビーチでのんびりしたり、美味しいシーフード料理や、オージービーフなどを楽しむことができます。
他にもシドニー・メルボルン・パースなどの大人気都市やエアーズロックなどの大自然を楽しむことができるので、過ごし方や楽しみ方によって様々選ぶことが可能となります!


社員旅行・団体旅行にオススメ!オーストラリアモデルコースはこちら

オーストラリア(イメージ)

最後に

いかがでしたでしょうか?
社員旅行・団体旅行の催行を決定されている企業の幹事様はコロナ禍によってご方面の選定に苦慮されることが多いと思います。
このコラムが少しでもご旅行の方面決定の一助になれば幸いです。

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