遼東半島の南端にあり、東に黄海、西に渤海、海を挟んで南側には山東半島を臨む大連。その立地から日本をはじめ、多くの外国企業が進出する経済先進地域であると共に、昔から繋がりの深いロシアの趣も今に残す、異国情緒溢れる港町だ。19世紀後半、ヨーロッパ列国の侵略が本格化した際、帝政ロシアとの間に租借地として条約を結ばれた大連は、ロシア語で「遠い」を意味する「ダーリニー」から、現在の都市名である「大連」となったことからもその名残を感じられる。街のあちこちに残る、異国の欠片を探して歩きたい街だ。

星海広場は、天安門広場の約2倍以上の広さを誇る、アジア最大級の広場。大連市の100周年記念として建設されたこの広場は、円形の中央広場を中心として放射状に道が延びており、上空から見ると星の形をした大連市民の憩いの場だ。広場の南北を貫く中央道は赤レンガで舗装され、手入れされた芝生や噴水が設けられた敷地内には遊園地や水族館などもあり、休日を過ごすにはうってつけの娯楽スポット。海にも隣接しており、散歩コースとしてもおすすめだ。夏には大連ビール祭り、春節には花火大会なども開催される。

漁港の雰囲気を活かしたリゾートとして、老虎灘に造られたフィッシャーマンズワーフ。各国料理のレストランや、バー、クラブ、屋外BBQなどが集まった一大グルメ&レジャー施設だ。カラフルな建物が建ち並ぶ様子は、大連中心部とはまた違った雰囲気。夜にはライトアップもされるので、美しい夜景を見ながら、ディナーを楽しむのもいいだろう。

外資系高級ホテルや、国際会議センターなどが建ち並び、着々と開発が進んでいる今注目のエリア。特に人気があるのは、倉庫をリノベーションした15庫芸術センターで、おしゃれなカフェやショップ、あらゆるジャンルのレストランが揃っている。近くの東港広場では、毎晩噴水ショーも行われており、これを目当てに訪れる人も多い。

大連市民に愛される大黒山は、東北地方で唯一、二つの海を臨む歴史文化名山。仏教、道教、儒教が共に発展した宗教聖地でもある。大黒山には、金州八景の四景を含む、数多くの景勝地があり、四季折々の美しさを見せる。大黒山登山は、大連に住む人々の一般的なレクリエーションとなっている。
大連市中心部から約40km西、遼東半島の南端に位置する旅順は、日露戦争の激戦地として知られる。現在も中国海軍の軍港であるため、長く外国人への門戸を閉ざしてきたが、2009年秋に一部を除き開放された。歴史的な見どころが多いため、効率よく見てまわるにはオプショナルツアーに参加するのがおすすめだ。

203高地。日露戦争の代表的な遺跡

白玉山。市内随所から望める塔は旅順のシンボル的存在。
【関西発のご旅行のお問い合わせ・ご予約】
-
関西予約センター(海外)
-
関西予約センター(国内)
【営業時間】平日:10:00~19:00 土日祝:10:00~17:00
- 10時~11時・18時~19時 は新規予約相談のみの受付とさせていただきます。
- 国内宿泊プランとバスツアーはオンライン予約限定となります。お電話やご来店でのお申し込みはお受けできません。
- 電話番号をよくお確かめの上、お間違いのないようご注意ください。