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2000年の歴史を有する日本人の「心のふるさと」、伊勢神宮。お伊勢さん、大神宮さんなどと親しみをこめて呼ばれ、「一生に一度はお伊勢参り」と言われた憧れの聖地です。緑深い森の神聖な空気に包まれて佇むお社を参拝し、静謐なひとときを過ごしてみませんか?
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■伊勢神宮とは伊勢神宮は1つの神社ではなく、外宮(げくう)と内宮(ないくう)を中心とした125のお宮とお社の総称のことで、正式には「神宮」といいます。衣食住など様々な産業の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮を外宮と呼び、日本人の総氏神である天照大神を祀る皇大神宮を内宮と呼びます。また、外宮と内宮は御正宮と呼ばれ、御正宮に準じる格式の高いお宮は別宮と呼ばれます。
■伊勢神宮の参拝順外宮と内宮は離れた距離にありますが、先に外宮を参拝し、その後に内宮を参拝するのが古くからの習わしです。また、御正宮に参拝をしてから別宮などを参拝するのが順序。外宮から内宮へと続けて参拝する「両宮参り」が正式です。
■交通アクセス
- 外宮へのアクセス:近鉄・JR伊勢市駅から徒歩約5分
- 外宮⇒内宮へのアクセス:路線バス(三重交通)またはタクシー約10~15分
外宮(げくう)
衣食住、産業の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮。天照大御神の食事を司る神として丹波の国から迎えられたと言われています。
内宮(ないくう)
皇室の祖神であり日本人の総氏神の天照大御神を祀る皇大神宮。2000年前に三種の神器のひとつ八咫鏡が皇居から移され、伊勢神宮の起源とされています。
多賀宮(たかのみや)
外宮に所属する四の別宮のうち、第一に位する別宮。豊受⼤御神の「荒御魂」を祀ります。98段の石段の上に鎮座しており、かつては「高宮」とも記されました。
荒祭宮(あらまつりのみや)
内宮に所属する十の別宮のうち、第一に位する別宮。ご祭神は天照大御神の「荒御魂」。何か事を起こす際にご加護を得たい方が多く参拝に訪れます。
宇治橋
五十鈴川にかかる内宮への入口。日常の世界から神聖な世界へのかけ橋で、この橋を渡り参道を進んだ神域に、日本人の心のふるさとと言われる原風景が広がります。
清盛楠
外宮の表参道手水舎の向かいに立つ楠で、樹齢1000年にもなる古木。平清盛が勅使として参向した際、冠にふれた枝を切らせたという伝承が残っています。
©伊勢志摩観光コンベンション機構
内宮の前で栄えるおはらい町は、江戸時代から多くの参拝客で賑わう鳥居前町です。宇治橋から五十鈴川に沿って続く美しい石畳の通りには、土産物店、銘菓の老舗、旅の宿など、懐かしい和風木造建築が建ち並びます。注目はおはらい町の真ん中にある「おかげ横丁」。お伊勢さんらしいレトロな雰囲気をたっぷりと味わいましょう。
おかげ横丁©三重県観光連盟
名物 赤福餅
お土産に人気のおかげ犬
行列の絶えない「豚捨」のコロッケ
江戸時代から人気のお伊勢参りはもちろん、美しい自然や新鮮な魚介グルメ、海女さん文化など魅力たっぷりの伊勢・志摩・鳥羽。歴史ある寺社仏閣も多く、伊勢神宮と合わせて参拝するのもおすすめです。絶景と美食とパワースポットすべてが揃う伊勢・志摩・鳥羽のおすすめスポットをご紹介します。
月読宮
内宮の別宮。天照大御神の弟神で、月の満ち欠けを教え暦を司る月読尊がご祭神です。敷地内には月読荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮も並んで鎮座。他にはない神々しさを感じることができます。©伊勢志摩観光コンベンション機構
猿田彦神社
ものごとの最初に現れ万事最も良い方へ導く「みちひらき」の神を祀る神社。新しいことを始める時に訪れると良いと言われています。昔の神殿跡に置かれた方位石の自分の干支に触れると運気が上がるとか。©伊勢志摩観光コンベンション機構
夫婦岩
伊勢市の二見ヶ浦に立つ大小2つの岩。海中に沈む霊石「興玉神石」と岩の間から昇る日の出を拝むための鳥居の役割をしています。5~7月頃は、夫婦岩の間から昇る朝日を拝むことができます。
石神さん(神明神社)
神明神社の境内にある小さな社。古くから地元の海女さんに信仰されていて、女性の願いなら1つかなえてくれると伝えられています。海女さんが魔除けに用いるドーマン・セーマンの印が付いた御守も人気です。©伊勢志摩観光コンベンション機構
志摩地中海村
英虞湾の絶景をバックに地中海の街並みを再現した体験&滞在型リゾートヴィレッジ。白亜の壁や石畳にビビットな色使いなど異国情緒あふれる空間で、多彩なアクティビティや魚介グルメが楽しめます。©三重県観光連盟
伊勢シーパラダイス
「距離感ゼロの水族館」がコンセプトの海獣たちとのふれあいが楽しめる水族館。アザラシやセイウチを間近に見て触れることができます。カワウソと握手や、タツノオトシゴを指に巻き付ける体験も人気です。©伊勢志摩観光コンベンション機構
びん玉ロード
鳥羽市の浜島旅館街エリアに位置する、漁で使用していた浮き「ビン玉」を街灯やオブジェに再利用した散歩道。夜は美しくライトアップされ、幻想的な空間を演出します。中央にあるビン玉ウォールも必見です。©(一社)志摩市観光協会
横山展望台
英虞湾の絶景が一望できる展望台。60以上の島々が織りなす日本有数のリアス海岸美を堪能できます。横山天空カフェテラスのウッドデッキで、のんびりと寛ぎながら非日常なティータイムをお過ごしください。
伊勢志摩スカイライン
伊勢と鳥羽を結ぶ全長16.3kmの天空のドライブウェイ。山頂広場には絶景を楽しめる展望台の他、大パノラマが目の前に広がる足湯、恋人の聖地に選定された天空ポストなど見どころ満載です。©伊勢志摩観光コンベンション機構
海女小屋体験
海女さんが体を休めたり火を焚いて体を温める海女小屋を模した小屋で、海女さんから海女漁や海の話などを聞きながら、獲れたて新鮮な魚介類を堪能することができます。囲炉裏で焼く魚介の味は絶品です。©伊勢志摩観光コンベンション機構
伊勢うどん
伊勢のソウルフード。伊勢神宮へ長旅をしてきた参拝客に、胃腸にやさしいうどんをふるまったのが始まりです。太くて柔らかい麺を、ほんのり甘いたまり醤油と出汁を合わせた濃いタレで食べます。
てこね寿司
三重県伊勢志摩地方の郷土料理。漁の合間に船上で食べた漁師めしが始まりで、カツオなどの刺身を醤油などで作ったタレに漬け込み、酢飯の上に並べて海苔や大葉などお好みの薬味をちらして食べます。©伊勢志摩観光コンベンション機構
写真提供:神宮司庁