1月の北海道旅行
1年を通して最も寒い北海道の1月。ほぼ毎日氷点下の気温が続きます。極寒の中ではとりわけ北海道の自然の美しさが際立ち、見どころはたくさん。防寒対策をしっかりして楽しみましょう。
1月の北海道気候
広い北海道、地域にによっても違いがありますが、ほぼ毎日氷点下の極寒が続きます。
道内では最も暖かいといわれる函館地区でも、氷点下の日が続きますし、内陸部では氷点下20℃近くまで下がることも。気温が低いため雪はさらさらで、雪が降ってもコートのフードをかぶれば事足ります。時に吹雪いて前が見えなくなることもありますし、道路も凍結するため運転には細心の注意を払ってください。雪道に慣れていない方は、レンタカーでなく、オプショナルツアーなどの参加をおすすめします。
年間平均気温 | 年間平均最高気温 | 年間平均最低気温 | |
---|---|---|---|
札幌 | 8.9℃ | 12.9℃ | 5.3℃ |
東京 | 15.4℃ | 19.8℃ | 11.6℃ |
那覇 | 23.1℃ | 25.7℃ | 20.8℃ |
1月の北海道イベント
冬の北海道ならではの雪や氷を利用したイベントが各地で行われます。空気が澄んでいるため、昼も夜も美しく幻想的な景色を楽しむことができるでしょう。防寒対策をしっかりして、真冬のイベントを堪能してください。
地球岬「初日の出」観覧
「北海道の自然100選」にも選ばれた室蘭の地球岬から初日の出を鑑賞するイベント。海抜約140mにある岬から、広大な太平洋と日の出、そして朝日が反射してきらきら輝く海。すべてが夢の中にいるような絶景です。真冬の早朝、非常に寒いので防寒対策はしっかりとしてお出かけください。 地球岬以外にも、網走の能取岬や、根室の納沙布岬など北海道内には日の出鑑賞スポットが多数あります。
氷上ワカサギ釣り
各地で行われる「ワカサギ釣り」ですが、北海道一の漁獲量をほこる網走湖がおすすめ。 凍った湖面に穴を開け、そこから糸を垂らし、ワカサギを釣ります。釣れたワカサギはすぐに天ぷらにしていただくこともできます。釣り竿やエサ、仕掛けなどすべてレンタルできるので手ぶらでOK。寒さを遮るテントの貸し出しもあります。例年1月半ばには「網走湖ワカサギ釣り選手権大会」も行われ、非常に盛り上がります。
千歳・支笏湖氷濤まつり
支笏湖の湖水を使ったさまざまな氷のオブジェが並ぶ、非常に華やかな冬の風物詩ともいえる祭典。ホワイトブルーに輝く昼の氷濤もいいですが、カラフルにライトアップされた夜の氷濤が幻想的で特に人気です。 周辺には温泉も多数あるので、見学した後は冷えた身体をゆっくりと温めるのもいいでしょう。
1月の北海道服装
1月の北海道は氷点下が当たり前。暖かい下着と長ズボンに厚手のセーター、長い丈のダウンコートでしっかりと防寒対策をしましょう。特に道東や道北は氷点下20℃近くなることもあるため、帽子、手袋、ブーツも暖かいものが必要です。また、雪が積もる地域ではスノーブーツが活躍。持っていない場合は、靴の裏に張るタイプのすべり止めを付けるだけでも違いますが、靴に雪が入るのを防ぐため、ふくらはぎ以上の丈があるブーツを用意した方が良いでしょう。
1月の北海道旅行費用の目安
年始を除けば比較的お得に旅行ができる月です。北海道の学校は1月の20日前後まで冬休みのため、その頃まではスキー場などの観光地は込み合うでしょう。2月に入ると雪まつりがあり、旅費も高騰し観光客も増えるため、1月下旬はねらい目です。