7月の北海道旅行
北海道でも日差しが強くなる7月。それでも熱帯夜や、台風が接近することもほとんどなく、快適に過ごせるでしょう。ラベンダーを始めとする北海道ならではの花も見頃を迎え、華やかなシーズンの到来です。
7月の北海道気候
20℃を大きく超え、暑さを感じる日が増えてきますが、梅雨もなく比較的カラッとしています。
札幌、函館、旭川などでは最高気温が25℃を超える日も多く、近年の温暖化の影響か、30℃を超える日も珍しくはありません。また、昔よりも湿度を感じるようになったという声もあります。一方、道東の太平洋側では7月でも平均気温は20℃を下回るため、一年中ストーブを仕舞わない家庭もあるそうです。同じ道東でも、オホーツク海側はフェーン現象で急に高温になるなど、出かける場所によってかなり気候が異なりますので、直前の天気予報をマメにチェックしましょう。
| 年間平均気温 | 年間平均最高気温 | 年間平均最低気温 | |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 8.9℃ | 12.9℃ | 5.3℃ |
| 東京 | 15.4℃ | 19.8℃ | 11.6℃ |
| 那覇 | 23.1℃ | 25.7℃ | 20.8℃ |
7月の北海道イベント
ようやく夏らしい気候になる北海道では、短い夏を楽しむために、ビアガーデンやバーベキューがいたるところで行われます。
さっぽろ夏まつり
例年7月の後半から8月にかけて、札幌の大通公園をメインに行われる夏祭り。短い夏を思いっきり楽しもうと、1954年から始まった歴史あるお祭りです。大通公園のビアガーデンは特に有名で、昼からビールやジンギスカンを楽しむ人たちで賑わいます。ほとんどの市民が「ビアガーデン」といえば、ここのことだと認識しているほど。ほかにも豊平川の花火大会や、北海盆踊り、雑貨販売など多数のイベントで盛り上がります。
くしろ霧フェスティバル
夏でも霧の日が多く涼しい釧路。観光客にとっては幻想的な霧も、地元住民にとっては厄介なもの。その霧を逆手にとったイベントをしようと1985年から続いているのが「くしろ霧フェスティバル」。有名アーティストが参加するライブやラバーダックの大レース、地元グルメの屋台など多数の催しがありますが、メインイベントは霧のレーザーショー。70年代の洋楽に乗せて、霧とレーザービームの幻想的な空間が楽しめます。
大沼湖水まつり
明治時代からなんと100年以上も続く、湖の水難者を供養したことから始まった伝統イベントで、例年7月下旬の土日に開催されます。梅花講が唱える詠歌に送られ、灯ろうを大沼湖に流す灯ろう流しのほか、花火大会や歌謡ステージなど家族で楽しめるイベントも開催されます。湖面に浮かぶ灯ろうと湖面に映る花火の姿はとても幻想的。
7月の北海道服装
道東、道北や山間部の涼しいところ以外では、基本的に半袖や短パンでも大丈夫。ただ朝晩は涼しくなることが多いので、羽織物は必ず持参しましょう。また、日差しが強いので日焼け止めも忘れずに。釧路など、道東のオホーツク海側は日中でも涼しい日が多いので、基本は長袖、長ズボンがよいでしょう。とはいえ思わぬ暑さになることもあります。そんな時は、お土産を兼ねてTシャツなどを現地調達するのもいいかもしれません。
7月の北海道旅行費用の目安
連休や夏休みに入る7月の後半は、旅費は一気に上がります。可能であればラベンダーも見頃である上旬がおすすめです。3日間のツアーだと、平均して6～7万円は見たほうがよいところですが、7月の初旬で、札幌や函館の1都市あれば5万円以内で探すこともできます。
