5月の北海道旅行
5月に入ると北海道の南から桜前線が北上します。本州よりも約1か月遅い桜のシーズンに突入です。ほかにも、大沼や網走湖などではミズバショウが、ニセコなどの山間部ではカタクリなど、広い北海道では場所によってさまざまな花を観察することができます。
5月の北海道気候
4月よりも平均して5℃ほど気温が上がり過ごしやすくなります。
本州よりも1か月遅れて桜も咲き、暖かい日が増えてきますが、油断は禁物。5月下旬ごろには、この時期に北海道で咲く花にちなんだ、通称「リラ冷え」という寒の戻りがあります。20℃を超える日が続くと思ったら、急に10℃台前半まで下がってしまうことも。地元では暖房を点ける家庭もあるほどです。天気予報のチェックはもちろん、寒暖差に対応できるように厚手の上着を持参するとよいでしょう。
年間平均気温 | 年間平均最高気温 | 年間平均最低気温 | |
---|---|---|---|
札幌 | 8.9℃ | 12.9℃ | 5.3℃ |
東京 | 15.4℃ | 19.8℃ | 11.6℃ |
那覇 | 23.1℃ | 25.7℃ | 20.8℃ |
5月の北海道イベント
春の訪れとともに屋外でのイベントが増えてきます。上旬のゴールデンウィークを中心に、あちこちで見られるジンギスカンパーティの様子も北海道の風物詩です。
さっぽろライラックまつり
ライラックの季節にイベントをしようと有志が集い、初めて開催されてから60年以上続く「さっぽろライラックまつり」。例年5月中旬に、ライラックの花が咲き乱れる大通公園で開催され、コンサートや北海道のワインと料理が楽しめるワインガーデン、スタンプラリーなど楽しいイベントが盛りだくさん。春を待ち望んだ地元の人も多数参加します。
箱館五稜郭祭
例年5月中旬の土日に行われる、戊辰戦争の最後の舞台となった五稜郭の歴史を伝える祭り。旧幕府軍・官軍の格好をした一行の「維新行列」や、旧幕府から新政府の五稜郭明け渡しを再現した「開城セレモニー」が行われます。老若男女問わず、参加者が思い思いの衣装を身に着ける、「土方歳三コンテスト」も非常に盛り上がります。
定山渓温泉渓流鯉のぼり
札幌の奥座敷といわれる、北海道有数の温泉地「定山渓温泉」で、4月から5月の子供の日前後まで、400匹もの鯉のぼりが空を舞います。各家庭で不要になった(が、大切にしたい)鯉のぼりが全道から集まり、このイベントが行われます。夜間のライトアップはまた違った幻想的な雰囲気があります。温泉街中心部の「月見橋」がビューポイント。
5月の北海道服装
5月になると、北海道では本格的な春の陽気が訪れます。平地ではこの時期まで雪が残っていることはまずないので、基本的には普通のスニーカーなどの靴に、長袖のシャツ、長ズボンでよいでしょう。ただし、急に暑くなったり寒くなったりする場合もあるので、調節のしやすい服装を心がけてください。寒の戻りで10℃前後まで下がることもあるので(道東や道北ではさらに低くなることも)、小さくたためる薄手のダウンを一つバッグに入れておくと安心です。
5月の北海道旅行費用の目安
平均旅費は5万円越え。5月の上旬はゴールデンウィークがあり、桜から新緑ととてもいい季節であるため人気があります。ゴールデンウィークが終わるとに旅費は少し下がりますので、抑えたい人にとってはこの頃から6月までがねらい目です。