直島・小豆島・豊島瀬戸内アート島めぐり【HIS国内旅行】

東洋のエーゲ海とも称される美しい景観が自慢の瀬戸内エリアは、直島や豊島などに代表される現代アートの聖地。大小の島々が織りなす緑豊かな瀬戸内の自然に、そっと溶け込む現代アートの作品たち。素朴な自然とアートが融合する瀬戸内ならではの魅力に触れてみませんか？

春会期4月18日（金）～5月25日（日）
夏会期8月1日（金）～8月31日（日）
秋会期10月3日（金）～11月9日（日）

大巻伸嗣「Liminal Air - core -」

大巻伸嗣「Liminal Air - core -」Photo:Keizo Kioku

瀬戸内国際芸術祭2025 作品マップ

瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内の島々を舞台に3年に1度開催される現代アートの祭典で、2010年に初めて開催されました。約100日間の会期は春・夏・秋の3シーズンに分かれていて、季節ごとに瀬戸内の魅力が体験できます。期間中には約100万人の人々が国内外から訪れる、日本を代表する国際的な芸術祭では、瀬戸内海の島々と沿岸部の全17エリアに点在するアートや建築のみならず、芸術を通して生まれる交流や、参加型の展示をなど気軽に楽しむことができます。

小豆島
青木野枝空の玉／寒霞渓
大渓谷と瀬戸内海を一望できる寒霞渓は、国立公園や日本遺産に指定されました。直径約4メートルの鉄の球体でつくられた見晴台のなかに入って、雄大な自然を味わうことができます。Photo: Keizo Kioku
小豆島
三宅之功はじまりの刻
瀬戸内国際芸術祭2022の夏会期から登場した巨大な卵型の作品。ジグソーパズルのように組み立てられ接合部分には人工土が入っており、植物が芽吹きます。美しい夕陽の瀬戸内海と共に見るのがおすすめです。 Photo: Keizo Kioku
直島
草間彌生赤かぼちゃ
『宇宙の果てから探してきた太陽の「赤い光」が、直島の海の中で赤かぼちゃに変身してしまった。』と作者の草間さんは詩の一部で語ります。作品の特徴である水玉はいくつかくりぬかれており、中に入ることができます。草間彌生「赤かぼちゃ」
2006年直島・宮浦港緑地
Photo:Daisuke Aochi
©YAYOI KUSAMA
伊吹島
栗林隆伊吹の樹
伊吹島には出産前後を女性だけで集団生活し、家事から解放され養生する風習があり、その場所を出部屋（でべや）と呼んでいました。生命の誕生の場である出部屋の跡地に作られた樹の中にはたくさんの鏡が張りめぐらされており、外の世界の様子がその時々により美しく映ります。Photo: Keizo Kioku
男木島
山口啓介歩く方舟
海や空に溶け込むような青と白が美しい、旧約聖書のノアの方舟に想を得た立体作品が堤防に展示されています｡青と白に着色した4つの山を持つ方舟が､海を渡ろうと歩くさまを視覚化しています｡実施設計=林幸稔（VAKA）Photo: Shinpei Kato
男木島
ジャウメ・プレンサ男木島の魂
島を訪れた人を迎え入れる半透明の空間。屋根に多様な文字が配され、日中はその影が地面に映ります。夜には空に向かって光を投射する光景が広がります。Photo: Osamu Nakamura
女木島
木村崇人カモメの駐車場
堤防にずらりと並ぶ約300羽のカモメの風見鶏が、見えない風の流れを教えてくれます。風が吹くとみんなで向きを変える姿は必見です。Photo:Osamu Nakamura
豊島
ヘザー・B・スワン＋ノンダ・カサリディス海を夢見る人々の場所
海を夢見る人たちが座り、海を眺めることができる椅子。オーストラリアを代表する現代美術家と建築家のユニットによる作品です。漁網のようでもあり、流木のようでもある質感が鉄鍛造によって表現されています。Photo: Keizo Kioku

※作品画像はすべて転載不可。

香川周辺のおすすめ観光スポット

オリーブ公園
瀬戸内海を見下ろす小高い丘に約2,000本のオリーブ畑が広がる道の駅。エーゲ海を思わせる真っ白な風車や、地中海ムード満点のオリーブ記念館などがあります。実写版魔女の宅急便のロケ地としても有名で、映画の世界観を楽しめます。© (一社)小豆島観光協会
所在地：香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
エンジェルロード
1日2回、干潮時に海の中から現れる砂の道。大切な人と手をつないで渡ると願いが叶うといわれています。手前の弁天島にはエンジェルロードを一望できる約束の丘展望台があり、幸せの鐘を鳴らすことができます。© cubic-tt[島空撮]
所在地：香川県小豆郡土庄町甲24-92
二十四の瞳映画村
映画「二十四の瞳」のロケセットを改築したテーマパーク。瀬戸内海を見渡せる海岸沿いに木造校舎や村が再現され、大正・昭和初期のノスタルジックな雰囲気を感じることができます。フォトジェニックスポットとしても人気です。© 二十四の瞳映画村
所在地：香川県小豆郡小豆島町田浦甲931
寒霞渓
瀬戸内海国立公園を代表する景勝地で国指定の名勝。奇岩怪石や崖地など200万年もの歳月が創り出した屈指の渓谷美を、ロープウェイから眺めることができます。秋には山全体が燃えるように染まる紅葉が楽しめます。© (一社)小豆島観光協会
所在地：香川県小豆郡小豆島町神懸通乙168(山頂駅)
小瀬の重岩
かつて大坂城築城の際に石垣を切り出した丁場跡の山頂に鎮座する大きな岩。今にも崖から落ちそうな巨石は自然のものか人工物かは謎のままだとか。重岩不動石鎚神社のご神体として祀られており、小豆島のパワースポットの1つです。
所在地：香川県小豆郡土庄町甲
妖怪美術館
細い路地が入り組んだ「迷路のまち」の古い蔵や倉庫などを利用した美術館。4つある美術館には日本古来の妖怪からオリジナルの妖怪まで、900点以上の作品が展示されています。懐中電灯を手に観賞する夜の美術館もおすすめです。写真提供：(公社)香川県観光協会
所在地：香川県小豆郡土庄町甲398
小豆島現代美術館 MOCA HISHIO
小豆島で唯一の本格的美術館で、島ゆかりの作品を含む約120点のアート作品が鑑賞できます。すぐ側にあるレンガ倉庫のANNEXでは企画展を実施しています。
(MOCA HISHIO入館者は無料)
所在地：香川県小豆郡小豆島町馬木36-2
海の駅なおしま
直島の玄関口宮浦港のフェリーターミナル。アートの島・直島町にマッチした斬新なデザインで、大きく軽やかな大屋根が覆っているのが特徴です。屋根の下には待合スペースや観光案内所やカフェ、特産品販売店が設置されています。
所在地：香川県香川郡直島町2249-40
鬼ヶ島大洞窟
高松からフェリーで約20分、鬼ヶ島伝説が残る女木島にある鬼が棲んでいたとされる洞窟。広さ4,000m²、奥行き400mの広大な空間には、鬼の大広間や鬼番人の控室、財宝の宝物庫などが再現されています。写真提供：(公社)香川県観光協会
所在地：香川県高松市女木町2633
父母ヶ浜
約1kmにわたってロングビーチが続く海水浴場。干潮時の夕暮れ時には水面に映りこんだシルエットが反射する鏡のような光景が見られ、南米ボリビアのウユニ塩湖のような写真が撮れると話題の人気スポットです。
所在地：香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3
高屋神社天空の鳥居
延喜式神名帳に記載がある格式ある神社。標高404mの稲積山山頂にある本宮の鳥居は「天空の鳥居」と呼ばれ、鳥居越しに瀬戸内海の絶景が楽しめるフォトジェニックスポットとして話題を集めています。写真提供：(公社)香川県観光協会
所在地：香川県観音寺市高屋町2800
天空のブランコ
標高920mの雲辺寺山頂公園にある人気スポット。瀬戸内海を眼下に空を飛んでいるような爽快な気分を味わうことができます。山頂公園まではロープウェイで片道約7分、絶景をバックに記念撮影ができる天空のフォトフレームも人気です。写真提供：(公社)香川県観光協会
所在地：香川県観音寺市大野原町丸井1974-57
銭形砂絵
寛永通宝を型どった東西122m、南北90m、周囲345mの巨大な砂絵。この銭形を見れば健康で長生きができ、お金に不自由しないと伝わることから、金運アップのパワースポットになっています。琴弾山の展望台からは全景を望めます。
所在地：香川県観音寺市有明町14
栗林公園
国の特別名勝に指定された江戸初期の大名庭園。紫雲山を背景に6つの池と13の築山が巧みに配置された広大な敷地では、1,000本もの見事な松林や四季折々の風物など、一歩一景と呼ばれる変化に富んだ景観を楽しむことができます。
所在地：香川県高松市栗林町1-20-16
北浜alley
高松港近くの古い倉庫や空き家を改装し、2001年に誕生した商業施設。倉庫の無骨な存在感やツタで覆われた錆びた外観をそのままに、おしゃれで個性的なレストランやカフェ、ギャラリーなどが並んでいます。写真提供：(公社)香川県観光協会
所在地：香川県高松市北浜町4-14

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