幼児との旅は、街歩きが難しいということを念頭に置いた上で、絶対に行きたい場所を決め、無理のないルートで周辺スポットをチョイスしました。
旅の参加者:幼児+夫婦+祖父母のいわゆる3世代旅行。
1日目は、福井県で恐竜三昧の旅!
最大の目的地である福井県立恐竜博物館。
当日券の販売もありますが、当日の販売状況によっては当日券の販売がない場合がないことも。
予定をたてるためにも、早めに予約をすることをおすすめします。
今回は到着日の午後に予約ができたので、それを中心に前後の予定を決めました。
小松空港
↓ (車で約1時間/約66Km)
手打ちそば八助(約30~40分滞在)
↓ (車で約10分/4Km)
かつやまディノパーク(約1時間滞在)
↓ (徒歩で約5分/300m)
福井県立恐竜博物館(約3時間滞在)
↓ (車で約45分/約32Km)
JR福井駅
小松空港
空路の場合、福井県のお隣石川県にある小松空港が最寄りです。
羽田空港から小松空港(石川県)までは、飛行機で約1時間。
北海道(新千歳空港)からは1時間40分、那覇空港からは2時間強、福岡空港からは約1時間30分の飛行時間です。
石川県の空港ではありますが、早速恐竜のお出迎え!
北陸新幹線や、東海道新幹線を利用しても行けますが、小さな子供連れの場合には乗車時間が少々長いため、今回は飛行機をチョイス。
到着後は、手配していたレンタカーに乗って目的地に向かいます。
冬は、積雪するエリアのため運転及び足元には十分注意が必要です。
▼レンタカーをお探しの方はこちら
福井県にきたら、「越前おろし蕎麦」で腹ごしらえ
福井県は、全国有数の蕎麦どころ。
ミネラルを含んだ地下水や、適度にストレスがかかることで旨みが増す粘土質の土など、美味しいソバの実が育つ条件がすべてが揃っている福井県。
大根おろしに刻みネギやカツオ節などをのせたシンプルな「越前おろしそば」は福井のソウルフードです。
辛味大根のおろしがピリッと味をしめてくるのがたまりません。
福井県立恐竜博物館近くにある、手打ちそば八助は元々が製粉所。
石臼で製粉をした勝ち山おろしそばで腹ごしらえしてみては!
- 住所:福井県勝山市栄町1-1-8
- アクセス:小松空港から車で約1時間、福井駅まで車で約40分、福井県立恐竜博物館から車で10分程度
- 駐車場:あり
実物大の動く恐竜に大興奮!かつやまディノパーク
かつやま恐竜の森内には、福井県立恐竜博物館をはじめ恐竜に関連する施設が隣接しています。
そのひとつが、フルサイズの巨大恐竜が住む森、「かつやまディノパーク」。
パーク内には、全長13mのティラノサウルスなど実物大の恐竜44頭が勢ぞろいしています。
コース全長は460mほどで、コースに沿って歩いて楽しむアトラクションです。
1周は約20分くらいほどで周れますが、リアルな恐竜たちの声や動きに圧倒されたり、少し進んでは気になる恐竜の前で、じっくり観察したり、写真撮影をしたりと、1時間ほどのんびりと楽しめました。
その他、専用バスで巨大な昆虫の住む森を巡る「巨大昆虫冒険ツアー」広場や、恐竜のお土産ショップなどもあります。
冬季は、11月下旬から3月末まで休業になるため事前の確認が必要です。
- 住所:〒911-0023 福井県勝山市村岡町寺尾51-11
- アクセス:小松空港から車で約1時間(北陸自動車道)、福井駅から車で約40分
- 駐車場:かつやま恐竜の森の駐車場の利用が可能。駐車料金は無料。
世界三大博物館のひとつ。それが福井県立恐竜博物館
2023年7月14日に、エンターテイメント性がアップしリニューアルオープンした「福井県立恐竜博物館」
広大な空間に、所狭しと50体もの恐竜全身骨格や化石、標本、ジオラマ、復元模型などが展示され、中央には、全てがリアルな巨大ティラノサウルスが!
従来の建物に隣接してできた通称「小タマゴ」と呼ばれる新館には、高さ13mにおよぶ「恐竜の棟」が設置され福井県で発掘された恐竜たちが出迎えます。太古の様子をCG画像で大画面に再現した「三面ダイノシアター」やガラス張りの「見える収蔵庫」などダイナミックな展示に恐竜ファンはもちろん、誰もが心躍ります!
常設展示の恐竜骨格は、最新の研究成果に沿ったものにリニューアルし、44体から50体へと増えました。
動きや鳴き声に、大人も子供も興奮すること間違いなし!
建物内は、段差が少なく全ての利用者に優しい構造です。
ベビーカーや車いすの無料レンタルもありますよ。
設計・デザインを手がけたのは日本を代表する建築家黒川紀章さんです。
恐竜好きな方だけではなく建築好きな方にもおすすめなスポットです。
- 住所:911-8601 福井県勝山市村岡町寺尾51−11
- アクセス:松空港から車で約1時間(北陸自動車道)、福井駅から車で約40分
- 駐車場:かつやま恐竜の森の駐車場の利用が可能。駐車料金は無料。
福井駅前でも恐竜の世界が楽しめる!
JR福井駅西口駅前広場では、福井で生息していたフクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタンの3頭が、実物大の動くモニュメントとして設置されています。
恐竜モニュメント前には、福井県で発掘された3種類の恐竜の足跡化石(実物大・複製)があるので、自分の足と比べるとより大きさがわかりますね!
また駅の壁面には、横約45m、縦約10mの巨大な恐竜イラストでラッピングされていたり、恐竜が壁面から飛び出してくるように見えるトリックアートのパネルも設置されています。
日没頃からはライトアップされてますので、暗くなってからも楽しめますよ。
- 住所:〒910-0006 福井県福井市中央一丁目
- アクセス:小松空港から車で約50分
2日目は、福井県の定番観光巡り
本日の目的は、映えスポットとしても人気の「永平寺」と三国港での「海鮮丼」。
その前後に少し欲張って、天空の城として有名な「越前大野城」と、断崖絶壁が続く奇勝地「東尋坊(とうじんぼう)」を巡ります。
初日の宿泊は、ライトアップされた恐竜モニュメントを見るために福井駅周辺に宿泊しましたが、恐竜博物館がある勝山市の翌日に、越前大野城がある大野市に行くルートなら、勝山市のホテルに宿泊したほうが効率はいいですよ。
福井駅周辺ホテル
↓ (車で約35~40分/約28Km)
越前大野城(約1時間)
↓ (車で4分、徒歩約10分/約1Km)
七間通りでランチやカフェ(約30~40分)
↓ (車で約35分/約25Km)
永平寺(約1.5時間)
↓ (車で約50分/34.6Km)
三国港(約45分)
↓ (車で約8分/約3Km)
東尋坊
↓ (車で約45分/約29Km)
山代温泉
天空の城、越前大野城へ
越前大野城は、大野盆地にある標高約249mの亀山に築かれた平山城です。
毎年10月~4月末頃の明け方から午前9時ごろの間に、気象条件がそろった時に雲海が現れ、近くの山からみると、まるでお城が浮かんでいるように見えることから、「天空の城」とよばれるようになりました。そのような神秘的な姿は、年間を通しても12回前後と遭遇するには、なかなかハードルが高いもの。
早朝、子供連れで山に登るなんて現実的ではありません(笑)
子と祖父母を連れて日中の時間帯に、越前大野城に登ってみました。
登るには、比較的急な階段と緩やかな道のりのコースがあります。
階段は運動不足だと、なかなかハードに感じるかもしれませんが、登ってしまえば街を一望でき、清々しさと達成感を感じられます。
12月から3月までは冬季休館になるため事前の確認が必要です。
- 住所:〒912-0087 福井県大野市城町3−109
- アクセス:小松空港から車で約1時間(北陸自動車道)福井駅から車で約40分
- 駐車場:近隣に数ヶ所あり
七間通りでランチ
越前大野城の周辺では、武家屋敷や石畳み敷きが特徴の七間通りや寺町通りなどの街歩きも楽しめます。
通りでは、お土産はもちろん朝市が開催され地元の新鮮野菜や手作りのお惣菜などを購入できます。
小腹を満たすために、気になるお店をみつけて食してみては。
お蕎麦の食べ比べなどもおすすめ。カフェもあるので、スイーツを楽しんでもいいですね。
心が浄化される空間、永平寺へ
永平寺(えいへいじ)は、福井県吉田郡永平寺町にある曹洞宗の大本山。
木々が生い茂る参道に一歩踏み入れると、スッと空気が変わり背筋が伸びるとともに心地良さを感じます。
敷地内には70を超えるお堂と楼閣があり、隅々までピカピカに磨き上げられている空間にも心が浄化されます。
230枚もの美しい天井画が魅力の「傘松閣(さんしょうかく)」は、圧巻!
天井画の中からリス1枚・鯉2枚・唐獅子2枚の計5枚を見つけ出す、願い事が叶うといわれているとか。
七堂伽藍の最も高いところに位置しているの法堂からは、四季折々の美しい景色が眺められ、ゆっくり景色を楽しむのもおすすめです。
階段の上り下りはありますが、無理せず見れる範囲で参拝することもできます。
車いすでも天上絵の大広間など一部拝観可能です。
癒しスポットであり、映えスポットでもある永平寺、おすすめです。
- 住所: 910-1228 福井県吉田郡永平寺町志比5-15
- アクセス:小松空港から車で約50分(北陸自動車道)、福井駅から車で約30分
- 駐車場:近隣に数ヶ所あり
海鮮丼を食べに、三国港へ!
漁港で獲れた日本海の鮮魚をふんだんに使った「海鮮丼」。
福井にきたら、新鮮魚介を贅沢に盛り込んだ海鮮丼は、外せません。
海沿いにほど近い三国港周辺には海鮮丼をいただけるお店が複数あります。
越前ガニを目当てにいくなら、越前ガニの魚が解禁となる11月6日~翌年3月20日の期間に!
迫力の断崖絶壁!東尋坊
東尋坊は、波の浸食によって荒々しく削られた断崖絶壁が続く奇勝地です。
サスペンスドラマの撮影・ロケ地としてもお馴染みですが、「輝石安山岩の柱状節理」という、地質学的にも珍しい奇岩は世界にも東尋坊を含め3ヶ所しかないと言われ、国の名勝・天然記念物に指定されています。
高さ約23mの断崖絶壁には、崖の先端へ行くことも可能ですが、転落防止用の柵がないため小さな子供連れや、足腰に自信のないご年配の方などは、離れた場所からその絶景をみることをおすすめします。
風光明媚な温泉地、山代温泉
山代温泉は石川県加賀市にあるの加賀温泉郷のひとつです。
和倉(わくら)温泉・山中(やまなか)温泉・片山津(かたやまづ)温泉・あわづ温泉で構成されており、県内有数の温泉地とされています。
山代温泉には「総湯(そうゆ)」と「古総湯(こそうゆ)」と2つの公衆浴場があり、それを中心に商店や旅館が立ち並ぶ独特の街並みが形成されています。お湯巡りを楽しんだり、日本を代表する色絵磁器「九谷焼(くたにやき)」の本格的な絵付け工程を体験することなどもできます。
最終日は、温泉と街歩きなど無理なくゆったり過ごす
帰路便の時間にあわせて、朝湯を楽しんだり、お土産や思い出の品を探しながら街歩きを楽しみましょう。
レンタカーのプランによりますが、レンタカー返却時にはガソリン満タン返しがスタンダードです。
ガソリン補給時間や、返却手続き時間などを考慮し、早めに空港に到着するよう計画をたてましょう。
帰路便は、空港到着後から自宅までの公共交通機関混雑時間などを考慮し便を選択すると、安心ですね。
山代温泉
↓ (車で約25分/18Km)
小松空港(石川県)
まとめ
国内旅行であれば、言葉が通じることもあり、なんとかなるものですが、旅行中の貴重な時間を、効率良く過ごせるかどうかで、旅の満足度も変わってきます。
ふいに入ったお店や施設での新しい発見も旅の楽しみかたのひとつではありますが、小さな子供連れや、大人数の家族旅行の場合は、ある程度計画をたてて行動することも必要です。
準備・段取りしておくことで無駄な待ち時間や、イライラなど不要な疲れが減り旅の満足度
は高くなりますよ。
・スケジュールに余裕をもたせる
・目的地、ルート、食事の候補地を決めておく
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