道央に位置する室蘭は鉄鋼業などの工業で栄えてきました。
日本13大工場夜景に選ばれた工場夜景をはじめとした「室蘭八景」が有名です。
室蘭の行き方
北海道への行き方はフェリーや電車などありますが主要なのは飛行機✈
北海道は広いので多くの空港があります。
室蘭に一番近い空港は新千歳空港です。
羽田空港から新千歳空港までは約1時間40分。
新千歳空港は日本各都市の空港から定期便が運行しているほか、国際線もあるので日本の北の玄関口になっています。
バスで移動
新千歳空港から室蘭市内の東町バスターミナルへは高速はやぶさ号を利用して約1時間半で移動することができます。
札幌駅前ターミナルからは高速白鳥号を利用して約2時間で東町バスターミナルへ行くことができます。
車(レンタカー)で移動
新千歳空港から道央自動車道を通り約1時間で移動できます。
車での移動は自由自在にあらゆるところに行くことができるのが魅力!
室蘭と道内各所間の所要時間はこちら。
・室蘭~札幌市:約2時間
・室蘭~登別温泉:約45分(一般道利用)
・室蘭~洞爺湖温泉:約45分
▼レンタカーのご予約はこちら!
景観を楽しむ“室蘭八景”モデルコース
室町八景とは1970年に一般市民からの投票などをもとにして選ばれた室蘭を代表する景勝地です。
各スポット間はあまり離れていないので8か所めぐるドライブコースとしても人気です。
効率よく8か所まわれるモデルコースをご紹介!
1.トッカリショの奇勝
一番最初はトッカリショの奇勝(きしょう)。
トッカリショの語源は、アイヌ語の「トカル・イショ」で、アザラシの岩という意味です。
高さ100m級の断崖絶壁を覆いつくすクマザサが広がり、海・空の青色と笹の緑色のコントラストが美しい景観をつくり出しています。
2.金屏風
海辺の岸が黄金色に輝く「金屏風(きんびょうぶ)」と海辺の岸が白銀色に輝く「銀屏風(ぎんびょうぶ)」があり「金屏風・銀屏風の断崖絶壁」として室蘭八景の一つとして表記されますが、実は別々の場所。
まずはトッカリショから車で約3分で行くことができる金屏風から行きましょう。
金屏風は午前中に訪れるのがおすすめ。
朝は崖の部分に朝日があたり、より綺麗に見えます。
3.地球岬の絶景
金屏風から車で約3分、地球岬へ。
高さ100メートル前後の断崖絶壁が連なり、快晴の日には展望台から太平洋を一望できることから「北海道の自然100選」で第1位に選ばれたこともあり、国内でも有数の景勝地です。
眼下に見えるチキウ岬灯台は写真映え間違いなし!
地球岬の由来は、アイヌ語で断崖を意味する「チケプ」で、読み方が似ていたので地球と名付けられました。
またハヤブサの営巣地としても有名です。
4.測量山の展望
地球岬から車で約15分、測量山(そくりょうざん)展望台は室蘭市を360度一望できる展望スポット。標高約200mとあまり高い山ではありませんが、天気の良い日は羊蹄山のほか、遠く駒ケ岳や恵山岬まで見渡せます。
野鳥の宝庫としても有名でバードウォッチングのために訪れる方も多くいます。
山頂付近にはテレビの送信塔と展望台が建てられ、室蘭港と市街の美しい夜景が眺められる場所として知られます。
5.マスイチ浜の外海展望
測量山から車で約10分、マスイチ浜展望台。
「マスイチ」の語源は、アイヌ語の「マスイ・チセ(ウミネコの家)」に由来します。
ウミネコの巣が多かったことからこの名前がつきました。
細長いローソク岩や仲良く並んだカモメ岩、象が寝そべった形の象岩などがあります。
6.銀屏風
マスイチ浜展望台から車で約7分、銀屏風(ぎんびょうぶ)。銀屏風はアイヌ語で「チヌイェピラ(彫刻のある崖)」と呼ばれており、ハルカラモイと恵比寿島の間の崖一面をいいます。
この崖に夕日が映えて銀色に輝くことから金屏風と対で銀屏風と呼ばれるようになりました。
7.絵鞆岬の景観
銀屏風から車で約5分、絵鞆(えとも)半島の突端にある岬にある絵鞆岬展望台。
沖合に浮かぶ大黒島(だいこくじま)をはじめ、羊蹄山(ようていざん)や有珠山(うすざん)、昭和新山(しょうわしんざん)などを望むことができます。
絵鞆の地名は、アイヌ語の「エンルム(岬)」に由来しています。
室蘭地方に先住民族が住み始めたのはこの絵鞆が最初で、6,000~7,000年前とみられるエンルム・チャシと呼ばれる先住民の遺跡が発掘されました。
アイヌ文様の碑面に風が吹くと「ヒューヒュー」と、あたかも先住民の雄叫びに聞こえるように設計されています。
大黒島
大黒島は室蘭港の入口に浮かぶ周囲約700mの小さな島。
島に渡ることはできませんが絵鞆岬展望台から望むことができます。
1796年、英国船プロビデンス号が来航した際に、水兵のハンス・オルソンが事故死して葬られ、そのころからオルソンの死を慎むかのように黒百合が咲き始めたという伝説があり、オルソン島と呼ぶ人もいるそうです。
8.室蘭港の夜景
一日の最後は室蘭港の夜景で締めくくりましょう!
室蘭は北海道を代表する重化学工業・港湾都市で、港を囲むように工場群が立ち並ぶ天然の良港です。
港には東日本最大のつり橋、白鳥大橋が架かり、橋のイルミネーション・ライトアップは工場の明かりとともに室蘭の夜を彩ります。
▼▽おすすめのスポットは2か所▽▼
★祝津公園展望台
絵鞆岬展望台から車で約6分。
白くライトアップされた白鳥大橋とオレンジの道路灯に照らされたループ橋を臨むことができます。
★白鳥大橋展望台
絵鞆岬展望台から車で約7分。白鳥大橋を間近で眺めることができるスポットです。
【番外編】地球岬遊覧で海上から見る絶景
地球岬遊覧を利用すると室蘭八景のうち6か所を海上から眺めることができます。特に金屏風・銀屏風の断崖絶壁は海上から見た方が大迫力の岩壁を感じることができます。
地球岬遊覧は4月~11月に白鳥大橋付近から1日2便運航しています。
所要時間は約90分です。
- 住所(乗り場):〒051-0036 北海道室蘭市祝津町4-16-15(道の駅みたら室蘭 横)
- アクセス(乗り場):JR室蘭本線「室蘭駅」より車で約10分
まだまだあります!おすすめ観光スポット
白鳥大橋
白鳥大橋(はくちょうおおはし)は室蘭のシンボル。全長1,380mあり、東日本で最大のつり橋です。
「カップルで白鳥大橋を渡ると結ばれる」という縁結びの噂があり、デートスポットとしてもおすすめです。
道の駅 みたら室蘭(白鳥大橋記念館)
白鳥大橋建設に関わる資料を展示しているほか、展望デッキからは白鳥大橋や大黒島、羊蹄山・有珠山・昭和新山などの眺望が楽しめます。周辺には水族館や入浴施設もあり、観光客をはじめ、市民も気軽に立ち寄る道の駅です。
室蘭や周辺地域の特産品を取り扱う売店のほか、地元で生産された原料から作られたうずらんソフトを提供する喫茶、室蘭名物カレーラーメンや室蘭やきとりが人気のくじら食堂などがあります。
滑り台や絵本、ブロックなどお子様も楽しめるキッズスペースもあり、ご家族連れでも安心です。
道の駅 みたら室蘭 基本情報
- 住所:〒051-0036 北海道室蘭市祝津町4丁目16-15
- アクセス:室蘭観光協会前③停留所からバスで約12分「みたら・水族館前」下車
旧室蘭駅舎
旧室蘭駅舎は1912年に建造され、北海道内の駅舎の中では最古の木造建築物です。寄せ棟造りで、明治の洋風建築の面影を残す屋根や白壁づくりの外観、外回りは入母屋風で「がんぎ」と呼ばれるアーケード様式となっており、全国でも珍しい建物です。
現在は、一般社団法人室蘭観光協会が観光案内所を開設し、ホールは展示などの会場として一般に開放されています。
室蘭のとっておきグルメ!
室蘭には独特の食文化があります。
室蘭に訪れた際は必ず食べてほしい、とっておきグルメをご紹介!
室蘭やきとり
室蘭のやきとりは鶏肉ではなく、なんと豚肉と玉ねぎ!昭和初期に豚のモツや野鳥の串焼きが屋台で多く食べられており、次第に鶏よりも安く手に入る豚肉が「やきとり」として室蘭に定着したそうです。
また、北海道は玉ねぎが産地であるため、長ねぎよりも安く手に入りやすく、豚肉とも相性がばっちり!
洋からしをつけて食べるのも室蘭流です。
カレーラーメン
「札幌のみそ」「旭川のしょうゆ」「函館のしお」に続く北海道ラーメン「第4の味」を目指している室蘭のカレーラーメン。室蘭のラーメン店のうち、6割のお店がカレーラーメンを提供しています。
お店によって、ラーメンに相性がいいカレースープや具材をこだわっています。
ぜひ、食べ歩いてお気に入りのお店を見つけてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか?
朝から夜まで美しい景観を楽しむことができる室蘭。
ぜひ、北海道を訪れた際は室蘭にも訪れてみてください♪
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