ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)は、海外旅行・国内旅行に必要なの?
久しぶりの旅行だと、旅行に必要なものなど、何かと不安になるもの。
この記事ではワクチン接種証明書について解説します。
ワクチン接種証明書とは?
日本の新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)は、接種者からの申請に基づき、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の事実を公的に証明するものとして交付されるものです。
一部の海外渡航先への入国時などに、相手国等が防疫措置の緩和等を判断する上で活用されています。
ワクチン接種証明書はどの国・地域で使えるの?
2023年8月現在、ほとんどの国で新型コロナワクチン接種証明書の提示が不要となっています。
海外渡航に関する情報は以下サイトで確認できます。
国内旅行でもワクチン接種証明書は必要?
以前は、全国旅行支援などの施策で旅行する場合の条件としてワクチン接種証明書を提示することが求められていましたが、2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に位置づけられることが決定されたこと等を受け、全国旅行支援について、ワクチン接種歴又は陰性の検査結果の確認が不要となりました。
ワクチン接種証明書を取得するには?
基本的には、取得する機会がなくなったワクチン接種証明書ですが、取得する場合の手続きについてご紹介します。
新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の申請方法や受取方法は、自治体により異なりますので、事前にご自身の申請する自治体のホームページなどを確認しましょう。
ワクチンパスポートの申請場所は?
ワクチンパスポートの申請場所は、住民票がある市町村の市役所、町役場などの役所となります。
新型コロナワクチン接種証明書の申請方法は?
窓口申請・郵送による申請を行っている自治体が多いようです。
一部自治体では、ネット受付が可能な自治体もあります。
申請に必要な書類
多くの自治体では、申請書が公式サイト上に公開されています。
それをダウンロードしてプリントアウトし、必要事項を明記します。
申請必要な物(一例)
・申請書
・渡航予定時点で有効な旅券(パスポート)の写し
・接種券の写し
・接種済証か接種記録書の写し
場合によって申請必要な物(一例)
・パスポートに旧姓・別姓・別名(英字)の記載がある場合:旧姓・別姓・別名が確認できる本人確認書類
・代理人による請求の場合:本人の自署による委任状
・本人の身分証明証の写し(運転免許証や健康保険証など)
・返信用封筒※宛名の記載及び切手を貼付したもの
※自治体により必要な書類が異なりますので、必ずご自身の対象となる自治体のホームページなどを確認してください。
ワクチン接種証明書の受領までの期間
新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)を窓口で申請すれば、その日のうちに発行できる自治体もあります。
但し、場合によっては後日郵送となる場合や、渡航時期や混雑状況により2週間程度時間を要することもあるようです。
郵送の場合には、申請書類到着から1週間程度で郵送発行するという自治体が大半です。
切手付の返信用封筒などの事前準備も必要となりますので事前に確認しましょう。
ワクチン接種証明書の発行を受けるのに手数料はかかるの?
新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)は原則無料となっています。(9月24日時点)
接種証明を発行する自治体によって異なる可能性がありますので、事前に申請する自治体(=接種を受けた自治体)に確認することをおすすめします。
ワクチン接種証明書の交付対象者は?
現在(9月24日時点)新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)は誰でも申請できるわけではありません。
申請には以下の条件があります。
・新型コロナウィルス感染症のワクチン接種を必要回数接種した人
1回しか接種されていない人の証明書も申請できますか
接種証明書は接種の事実を公的に証明するものですので、1回でも証明書の発行は可能です。
ただし、現在日本で承認されているワクチンは2回の接種が必要とされています。
海外渡航に際しては、相手国から、2回の接種を終えていることが求められると考えられるため、1回の接種のみでの申請・発行は、相手国から有効な接種証明と認められない可能性があります。
最後に
ほとんどの国、そして日本国内旅行においては、ワクチン接種証明書の提示は不要となりました。
今まで旅行を我慢していた方々が世界中で旅行を楽しめる日常へと戻りつつあります。
旅行を検討する場合は、夏休みなどの長期旅行はもちろん、日本の連休以外の時期においても、日本への訪日旅行者が増えたことで、日本から海外への飛行機も混みあっていることが多々あります。
旅行を検討する場合は、早めの予約をおすすめします!