年間平均気温が17℃と1年通して温暖な気候のため観光にぴったりの宮崎県。
日本神話にまつわる神秘的なスポットや雄大な自然、海を満喫できるスポットなど魅力的な観光地がたくさんあります。
定番から穴場までおすすめの観光スポットをご紹介!
宮崎のおすすめ観光スポット
高千穂峡
宮崎県の代表的な観光スポットとも言える高千穂峡は、阿蘇山の火山活動によりできた美しい峡谷(きょうこく)で国の天然記念物に指定されています。ボートによる観光が人気ですが、周辺には遊歩道があり歩いて散策することもできます。
(貸しボートは悪天候により運休になる場合もあります。)
約1km続く遊歩道には「仙人の屏風岩(びょうぶいわ)」や「鬼八(きはち)の力石」があり、最大の見どころである「真名井の滝」では滝と峡谷を間近で見ることができます。
高千穂神社
約1,900年前に建設された歴史ある神社で、国の重要文化財として認定されています。境内には2本の杉の幹が繋がった「夫婦杉」があり、夫婦、友人、カップルで手を繋いで周りを3周すると、縁結び・家内安全・子孫繁栄の願いが叶うと言われています。
また、ご利益はそれだけにとどまらず、農産業・厄祓・諸願成就にもわたります。
境内にある「鎮石(しずめいし)」は世の中の乱れや個人の悩みを鎮めることができると言われているので必ずお祈りしておきたいですね。
天岩戸神社・天安河原
天岩戸(あまのいわと)神社は日本神話に書かれている天岩戸伝説を伝える地で、岩戸川を挟んで東西2つの本宮に分かれています。東本宮は天照大神が天岩戸から出てきて最初に住んだ場所を祀っており、西本宮は天照大神が隠れていた天岩戸を御神体として祀っています。
天安河原(あまのやすかわら)はこの西本宮から岩戸川の川上に向かって徒歩約10分で着きます。
大きな洞窟の中に社があり、周囲には祈願しにきた人たちによりたくさんの石が積まれています。
宮崎県有数のパワースポットとして有名です。
高千穂あまてらす鉄道
2005年に台風の影響で惜しまれつつ廃線を余儀なくされた旧高千穂鉄道。かつては、四季折々の景観を活かした観光列車として人気でした。
その旧高千穂鉄道の線路に高千穂あまてらす鉄道オリジナル車両の「グランドスーパーカート」を運行しています。
高千穂駅から高千穂橋梁までは往復約5km、所要時間は約30分です。
高千穂橋梁は高さ約105mと日本一高い鉄道橋として有名です。
また客車の床の中心部が強化ガラスになっており、そこから四季折々の新緑、紅葉、美しい棚田の風景を眺めることができます。
国見ヶ丘
国見ケ丘は標高513mで高千穂峡の中で最も展望がいい場所です。
阿蘇の五岳や高千穂盆地などを一目で見渡すことができます。
また、雲海の名所としても有名で、例年9月下旬から12月上旬の早朝、自然条件がそろった日に雲海を見ることができます。
雲海が見れる条件はなかなか難しいですが、雲海が見られなくても山々から霧が上がる神秘的な風景を見ることができるほか、ご来光もとても綺麗なので、ぜひ、早朝に訪れてみてください。
愛宕山
愛宕山(あたごやま)は標高251mの山で、頂上付近の展望台からは街を一望することができ「日本夜景遺産」にも認定されています。
昔から言い伝えられている神話で、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメはこの地で出会い結婚して二人の子どもが誕生したという伝説があり、その神話にちなんだハート型のモニュメントがデートスポットとして人気を集めています。
クルスの海
クルスの海は、近くの展望台から見える海岸の岩が「叶」という文字に見えることから、ここに訪れた人の願いが叶うという言い伝えがあります。
また人の心を清め、願い、希望などを天に託すためにクルスの鐘を象徴として設置しました。
このモチーフは、人間がいたわりあい、想い合う姿をイメージして作られました。
馬ケ背の断崖絶壁
馬ケ背(うまがせ)は日向岬の先端に位置する景勝地です。岬の形が馬の背に似ていることから、この名前がつけられました。
岬の先端の手前には「馬ケ背の断崖絶壁」があり、高さ約70mにもおよぶ柱状節理の断崖絶壁を見ることができます。
2022年に床がガラス張りなっている展望台「スケルッチャ」がオープン。
火山活動で流れ出た溶岩でできた柱状節理としては日本最大規模の断崖絶壁をスリル満点で楽しめる新名所になっています。
大御神社
大御神社(おおみじんじゃ)は天照大神を祀っている神社で「日向のお伊勢さん」と呼ばれています。日向灘を一望できる柱状岩上に鎮座しており、境内からの景色は絶景です。
近年ではラグビー日本代表がワールドカップに向けた宮崎合宿の際に必勝祈願に訪れ、史上初のベスト8位に勝ち進んだことから、縁起がいい神社として注目を集めています。
境内には国家「君が代」の歌詞にある「さざれ石」群があり、規模は日本最大級です。
境内から徒歩約3分で「龍宮(鵜戸神社)」に行くことができます。
整備された道を進み、洞窟の中に鵜戸神社は鎮座しています。
神社の側から入口を見ると洞窟の入口の形が「昇り龍」のように見えることで有名です。
西都原古墳群
西都原古墳群(さいとばるこふんぐん)は日本一の規模を誇る古墳群です。東西に2.6km、南北に4.2kmの広い台地に、300基以上の古墳が点在し、周囲は大自然に囲まれているため花の名所としても親しまれています。
春は菜の花や桜、ミツバツツジ、夏はアジサイ、ヒマワリ、秋はコスモスなど古墳を背景に四季折々の花を楽しむことができます。
また、西都原古墳群を訪れたら宮崎県立西都原考古博物館も必見です。
西都原古墳を中心に古代の人々の暮らしや南九州の歴史を知ることができます。
出土品の石器や土器に触れることができる展示では、体感的に歴史を感じられます。
3階には展望室やカフェがあり、古墳を眺めながらランチを楽しめます。
入場無料なので西都原古墳群に訪れた際はぜひ、立ち寄ってみてください。
生駒高原
色鮮やかな約100万本のコスモスが出迎える生駒高原では、例年10月上旬から中旬頃が見ごろとなり全国から多くの観光客が訪れます。
また、この時期に合わせて、マルシェや大道芸など様々なイベントが開催されます。
施設内にある「花の駅生駒高原」では宮崎の特産品であるマンゴーを使用したお菓子などのお土産や、かわいいお花の雑貨などのショッピングを楽しめます。
日南海岸
宮崎市から南に下る南部の海岸線を「日南海岸」と総称します。
海岸線上に様々な観光スポットが点在しており、ドライブコースとして人気です。
ここでは日南海岸で特におすすめのスポットをご紹介!
堀切峠
太陽がきらめく青い海とフェニックス並木、宮崎県の代表的な風景を見ることができる堀切峠(ほりきりとうげ)。
日南海岸を代表する景勝地です。
展望所に立てば眼下に広がるのは太平洋。
沖に島影はなく、雄大な海が広がる光景は眺めていると時間を忘れてしまうほどの絶景です。
海岸を見下ろすと「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状岩が広がっています。
「鬼の洗濯板」は青島も有名ですが、堀切峠も見事なので必見です。
青島
青島は周囲約1.5kmの自然豊かな小さな島。パームヤシなど亜熱帯の植物が多く茂り、南国の雰囲気が漂います。
島全体がパワースポットと呼ばれており、特に島の中央に位置する青島神社は縁結びにご利益があることで有名です。
徒歩で散策できる青島ですが、トゥクトゥクでの散策もおすすめ!
旅の思い出になること間違いなしです。
車は進入禁止となっているので、近くの駐車場に止めて徒歩で渡りましょう。
フローランテ宮崎
「花のまちづくりの推進拠点」として四季折々の花や緑を楽しめる植物公園です。1年中緑の芝生広場や、テーマ別に作られたガーデニングの見本園など、花や緑に囲まれてゆったりと過ごすことができます。
また、夏はランタンイベント、冬はイルミネーション、春と秋はフローラル祭など多彩なイベントも開催されています。
えびの高原
鹿児島県と宮崎県にまたがる日本初の国立公園に指定された霧島錦江湾国立公園の北部、標高1,200mに位置するえびの高原。トレッキングスポットとして人気のスポットで、霧島連山の最高峰「韓国岳(からくにだけ)」や光の乱反射によって神秘的なコバルトブルーが美しい「不動池(ふどういけ)」など見どころ満載です。
鵜戸神宮
海岸沿いの日南海岸国定公園の神秘的な洞窟の中にある鵜戸神宮(うどじんぐう)は、夫婦円満や安産祈願のご利益があり全国から多くの参拝者が訪れます。楼門をくぐり、参道を進むと、本殿へ下る階段が現れます。
ここは国内では珍しい、階段を下って参拝する神社です。
また、鵜戸神宮の名物である粘土を素焼きにした運玉を、亀石の背中のくぼみに投げ入れることができたら願いが叶うと言われています。
サンメッセ日南
日南海岸を望む広大なテーマパークに立ち並ぶモアイ像が有名。世界で初めてイースター島から正式な許可を得て、完全復刻した「アフ・アキビ」7体のモアイ像。
園内には、売店・ファーストフード・レストラン・世界の昆虫展・太陽の丘に蝶の地上絵などがあります。
パワースポットとしても人気です。
飫肥城下町
飫肥(おび)城下町は明治初期までの約280年間、城下町として栄えた場所で今もなお江戸時代の武家屋敷や商人町が残る歴史ある町です。また、飫肥城下町を満喫できる街歩きマップを販売しており、関連施設の入場券と地元の銘菓やお土産と交換ができるお得なチケットがついているので、購入するのもおすすめです。
ゆっくりと散策しながら、食べ歩きもできたりと1日いても飽きない様に、たくさんの工夫がされている観光スポットです。
都井岬
都井岬(といみさき)は宮崎県最南端の岬で、国の天然記念物に指定されている御崎馬が生息していることで有名です。岬の先端にある都井岬灯台は九州で唯一の内部を常時公開している灯台。
灯台に登ると太平洋が一望できます。
宮崎へのアクセス
全国の主要な都市からは飛行機、九州各地からは電車や高速バスでのアクセスが便利です。
また、宮崎港があり、時間がかかりますが神戸港からフェリーを利用して行くことができます。
飛行機🛬
宮崎には宮崎空港があります。
東京(羽田空港・成田空港)⇔宮崎空港
所要時間:約90~100分
名古屋(中部国際空港)⇔宮崎空港
所要時間:約75分
大阪(伊丹空港・関西国際空港)⇔宮崎空港
所要時間:約65分
沖縄(那覇空港)⇔宮崎空港
所要時間:約80分
電車🚃
福岡(博多駅)⇔宮崎駅
JR鹿児島本線、JR日豊本線
所要時間:約5時間45分
鹿児島(鹿児島中央駅)⇔宮崎駅
JR鹿児島本線、JR日豊本線
所要時間:約2時間30分
高速バス🚌
福岡(博多バスターミナル)⇔宮崎駅
高速バス(フェニックス号)
所要時間:約4時間30分
熊本⇔宮崎
高速バス(なんぷう号)
所要時間:約3時間30分
宮崎県内の移動手段
宮崎県は南北に長い県です。
空港がある宮崎市内であればバスやタクシー、レンタサイクルでの移動ができます。
北にある高千穂や延岡に行くならバスや電車の本数が少ないため、レンタカーでの移動がおすすめです。
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いかがでしたか
南国情緒あふれる宮崎の観光スポットだけでなくグルメも魅力的!
マンゴーや地鶏、チキン南蛮など、ぜひ宮崎に訪れた際はグルメも楽しんでくださいね♪
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