香川は四国の北東部にある海や山、周辺の小さな島々からなります。
日本一面積の小さい都道府県の香川県ですが、高松市内をはじめ人気観光地が各地に盛りだくさん!
「瀬戸大橋」や、「こんぴらさん」で親しまれる「金刀比羅宮」などが有名ですが、移住したくなるほど魅力的と言われるアートの島「直島」や「日本のウユニ塩湖」と話題の「父母ヶ浜」など各地に絶景スポットも見逃せません。
そんな魅力たっぷりな香川の「讃岐うどんだけじゃない」おすすめ観光スポットを紹介していきます。
- 1. 香川のおすすめ観光スポット
- 1.1. 特別名勝 栗林公園【高松市】
- 1.2. 史跡高松城跡・玉藻公園【高松市】
- 1.3. サンポート高松【高松市】
- 1.4. 北浜アリー【高松市】
- 1.5. 屋島(新屋島水族館)【高松市】
- 1.6. 四国八十八ヶ所霊場第八十八番札所 大窪寺【さぬき市】
- 1.7. 日本ドルフィンセンター【さぬき市】
- 1.8. しろとり動物園【東かがわ市】
- 1.9. 瀬戸大橋(瀬戸大橋タワー・瀬戸大橋記念公園)【坂出市】
- 1.10. GOLD TOWER(ソラキン)【綾歌郡宇多津町】
- 1.11. 丸亀城【丸亀市】
- 1.12. 父母ヶ浜【三豊市】
- 1.13. 紫雲出山【三豊市】
- 1.14. 銭形砂絵「寛永通宝」(琴弾公園)【観音寺市】
- 1.15. 津嶋神社【三豊市】
- 1.16. 金刀比羅宮【仲多度郡琴平町】
- 1.17. 旧金毘羅大芝居(金丸座)【仲多度郡琴平町】
- 1.18. レオマリゾート(NEWレオマワールド)【丸亀市】
- 1.19. 国営讃岐まんのう公園【仲多度郡まんのう町】
- 1.20. 中野うどん学校【仲多度郡琴平町】
- 2. 小豆島だけじゃない!香川県の観光におすすめの離島
- 3. 香川へのアクセス
- 4. まとめ
香川のおすすめ観光スポット
高松市や坂出市、観音寺市などを中心に、一部瀬戸内海の島々から、おすすめの観光スポットをご紹介します。
▼オリーブ栽培で有名な小豆島については、こちらの紹介記事をご覧ください♪
特別名勝 栗林公園【高松市】
「お庭の国宝」とも言われる栗林公園は、国指定の特別名勝であり、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも最高の3つ星評価を獲得した「江戸時代初期の回遊式大名庭園」です。
松の緑が濃い紫雲山を背景に、6つの池と13の築山が巧みに配置され「一歩一景」という言葉に象徴されるように、どこを切り取っても、まるで日本画を愛でるような素晴らしい風景が堪能できます。
栗林公園を散策するには朝がおすすめです!
緑が多く静寂で清々しい空気の中を散歩したり、園内にある花園亭の離れ「泛花亭(はんかてい)」で人気の朝がゆをいただいたり、園内の南湖を和船で一周したりと、1日居ても飽きない工夫がされています。
特別名勝 栗林公園 基本情報
- 住所:〒760-0073 香川県高松市栗林町1-20-16
- アクセス:JR高松駅から車で約7分またはJR高徳線 栗林公園北口駅から徒歩で約3分
史跡高松城跡・玉藻公園【高松市】
1587年に讃岐一国を与えられた生駒親正(いこまちかまさ)によって数箇年かけて築城されました。
お城といえば「戦(いくさ)」を連想しますが、高松城は戦を経験していない城です。
高松城が築城された1588年には、豊臣秀吉によって九州から東海地方までが既に平定されていました。
また1868年の鳥羽・伏見の戦い後に朝廷の敵軍とされ、土佐藩を中心とする官軍に包囲された際にも、戦うことなく開城しています。
瀬戸内海の海水をお堀に引き込んだ高松城は日本三大水城としても知られ、現在でも和船「玉藻丸」によるお堀の「城舟体験」が楽しめます。
このお堀は真鯛が泳いでいることでも有名で、大願成就にちなんだ鯛のえさやり体験「鯛願城就」が行われているのもユニークです。
2005年度から行われていた天守台の石垣修復工事がすべての工程を終えて一般公開を開始し、今後は城下町高松のシンボルとして天守閣の復元が望まれています。
高松市立玉藻公園は、この史跡高松城跡を整備した公園です。
園内には国の重要文化財に指定されている艮櫓、月見櫓、水手御門、渡櫓、披雲閣があるほか、国の名勝に指定されている「披雲閣の庭園」があります。
植木市や秋の菊花展など多彩な催しも開催され、特に花見シーズンには桜の馬場の夜間無料開放を実施しています。
サンポート高松【高松市】
港町・高松を象徴するJR高松駅・フェリー乗り場など港に面したエリア「サンポート高松」は、再開発により高松シンボルタワー、交通広場、展示場や大型ホールなどが完成。
2024年3月には、JR高松駅に直結する商業施設TAKAMATSU ORNEが新たに開業し、日々アップデートしています。
多目的広場や噴水のある公園など散策できるスポットもあり、特に長く延びた防波堤の先にある「せとしるべ(高松港玉藻防波堤灯台)」は、市民から「赤灯台」の通称で親しまれています。
この「赤灯台」は世界初のガラスブロックで構築され、夜になると灯塔全体が赤く光るユニークな灯台です。
2016年に日本ロマンチスト協会から「恋する灯台」に、夜景観光コンベンション・ビューローからは「日本三大夜灯台」、「日本夜景遺産」にも認定されました。
「サンポート高松」は、子ども連れでの家族旅行や恋人同士での旅行におすすめしたい、港町・高松の写真映えスポットです。
サンポート高松 基本情報
- 住所:〒760-0019 香川県高松市サンポート2-1(高松シンボルタワー)
- アクセス:JR高松駅から徒歩3分、高松琴平電気鉄道 高松築港駅より徒歩約5分
北浜アリー【高松市】
昔からの港町の雰囲気が残る北浜地区は、ツタで覆われた古い倉庫や漁船や小舟が係留された岸壁など、どこか懐かしい風景が残ります。
趣のあるレトロな倉庫街の良さを活かして、2001年にレストランやカフェ・おしゃれな雑貨やアパレルショップ・新しいスタイルの宿などが並ぶ、商業施設へと再生させたのが「北浜アリー」です。
個性豊かなテナント内外装にも海辺の倉庫ならではの武骨な雰囲気が活かされ、どこか異国の様なノスタルジーを感じることができます。
異国への郷愁を誘うような「北浜アリー」は、港町・高松の魅力に満ちた「おとなの遊びスポット」です。
北浜アリー 基本情報
- 住所:〒760-0031 香川県高松市北浜町4-14
- アクセス:JR高松駅から徒歩約13分、高松琴平電気鉄道 片原町駅から徒歩約4分
屋島(新屋島水族館)【高松市】
高松市北東部に位置する「屋島」は全体が瀬戸内海国立公園および国の史跡並びに天然記念物として指定されています。
約1,400万年前の火山活動により、溶岩が水平に流れ出して固まり卓上台地の地形になりました。
この形状が大きな屋根の様に見えることから「屋島」と呼ばれています。
源平合戦の舞台ともなった屋島は、瀬戸内海をはじめとする景観も抜群で、獅子の霊巌(ししのれいがん)、談古嶺(だんこれい)、遊鶴亭(ゆうかくてい)の3つは「屋島三大展望台」とされ、同じ瀬戸内海の景色ですが、場所によって見え方が異なるのも見どころです。
「日本の夕陽百選」「夜景100選」「日本百名月」にも選ばれた「獅子の霊巌」には、2022年に高松市屋島山上交流拠点施設「やしまーる」が誕生。
屋島の地形に合わせて建築された、起伏と曲線がユニークな約200mの回廊型施設は、建築的魅力にも触れながら、高松市内から五色台、男木島や女木島など小さな島々が浮かぶ海の美しさと、瀬戸内の自然を満喫できます。
また、四国八十八か所霊場第八十四番札所の屋島寺、アメリカマナティやバンドウイルカ、フンボルトペンギン、コツメカワウソなどの動物たちとの距離が近い水族館「新屋島水族館」など、見どころ・遊ぶところにあふれています。
屋島 基本情報
- 住所:〒761-0111 高松市屋島東町1784-6(高松市屋島山上交流拠点施設 やしまーる)
. 〒761-0111 香川県高松市屋島東町1785-1(新屋島水族館) - アクセス:高松琴平電気鉄道志度線 琴電屋島駅からシャトルバスで約10分
四国村ミウゼアム・わら家
屋島山麓の広大な敷地に、四国四県から33棟の建物を移築復元した野外博物館が「四国村ミウゼアム」です。
移築されている建物は、江戸時代から大正時代に建てられた住宅などで、建物内に展示されている多くの民具とともに、人々の生活の知恵や工夫、当時の苦労の様子が感じられます。
村内には他にも建築家の安藤忠雄氏設計の「四国村ギャラリー」や、古民家を改築したうどん店「わら家」、神戸の異人館だった「四国村カフェ」など、様々な魅力を持つスポットが点在しています。
四国村の入口にある「ざいごうどん 本家 わら家」は徳島県祖谷地方の古民家を移築たもので、四国村のきっかけともなった建物です。
こちらでは実際に讃岐うどんを提供しており、ざいごとは在郷(郷里にいる)が訛った言葉で「いなかうどん」を意味します。
特に釜揚げうどんが有名で、大きなたらいで出てくる「家族うどん」は「わら家」の名物のひとつです。
四国八十八ヶ所霊場第八十八番札所 大窪寺【さぬき市】
お遍路さんで知られる四国八十八ヶ所霊場の第八十八番札所で、結願(けちがん)の霊場が「医王山 遍照光院 大窪寺(いおうざん へんじょうこういん おおくぼじ)」です。
唐(現在の中国)から帰国した弘法大師が、恵果阿闍梨(けいかあじゃり)より授かった三国(インド、唐、日本)伝来の錫杖(しゃくじょう)を納めて大窪寺と名づけ、結願の地と定めました。
寺に上る石段脇に「八十八番結願所」の石碑があり、結願を前にした参拝客にとっては感無量といったところでしょう。
霊場巡りで「同行二人」を共にした金剛杖などは、大師堂脇にある寶杖堂(ほうじょうどう)へ奉納し、毎年春夏の「柴灯護摩供(さいとうごまく)」にて供養されます。
本堂の西側にそそりたつ女体山には奥の院があり、湧き出る清水を薬とともに服用して、ご利益を授かる人も少なくありません。
石段を登った所にある大師堂内部の地下内陣には「お砂踏み」のできる道場があります。
八十八ヶ所の小さな本尊が祀られ、一周すれば参拝と同じご利益が得られると言われることから、足の弱い方や、時間のない方でも四国霊場を巡拝できるようにしたものです。
また大窪寺は、古くから女性の参拝を許していたことから「女人高野」とも言われています。
その御跡である八十八ヶ所霊場を巡礼することがお遍路です。
遍路修行は常に弘法大師と共にいるということから「同行二人(どうぎょうににん)」と云われ、四国遍路の場合は、その象徴として、金剛杖が弘法大師そのものとされています。
四国八十八ヶ所霊場第八十八番札所 大窪寺 基本情報
- 住所:〒769-2306 香川県さぬき市多和兼割96
- アクセス:高松自動車道 志度ICから車で約40分
JR高徳線 造田駅からコミュニティバスで37分~約1時間「大窪寺」バス停下車
日本ドルフィンセンター【さぬき市】
周囲を穏やかな瀬戸内の海に囲まれ、晴れた日には小豆島まできれいに見渡せる海辺でイルカを飼育しています。
貝殻をモチーフにした「マリンレスト」から、イルカたちが生活する海を仕切った生け簀までは、強化プラスチック素材の「フロート」でアクセスします。
海洋環境により少し揺れますので、イルカたちに会える喜びとともにドキドキする瞬間です。
イルカの見学や、餌やり体験、トレーナー体験も、このフロート(陸上)から体験します。
海中には入らないので、水着やウェットスーツなどに着替えることなく、気軽に参加可能です。
また、GW(5月の連休)から10月までは、ビーチで膝上から腰のあたりまで水に入り、イルカとふれあえる「ふれあいビーチ体験」も実施しています。
※11月〜翌年3月はフロート(陸上)から体験する「イルカと遊ぼぉ!」を実施。
ドルフィンセンターで1番人気のプログラムは、なんといっても「ドルフィンスイム」です。
実際に海に入って、最初は浅瀬でイルカとふれあい、慣れてきたら、いよいよイルカと一緒に泳ぎます。
最後にはイルカの背ビレにつかまって泳げるところまで!まさにイルカと一心同体になった気分で感動の連続です
なお、泳げない方でもウェットスーツを着用で、ドルフィンキーパーが一緒に入ってアシストしてくれるので安心です。
日本ドルフィンセンター 基本情報
- 住所:〒769-2402 香川県さぬき市津田町鶴羽1520-130
- アクセス:高松自動車道 津田東ICから車で約10分、JR高徳線 讃岐津田駅から車で約10分
しろとり動物園【東かがわ市】
キャッチコピーは「自由すぎる動物園」
なんと園内ではクジャクやウサギなどの小動物が放し飼いにされ、自由に歩き回ったりしています。
はじまりは「動物達と暮らせる動物園をしたいんだ!」と、家族5人で手作りした動物園でした。
それから30年、今では地元の人にも愛されるアットホームな動物園へと大きくなり、山の小さな動物園は香川県で唯一の動物園になりました。
室内型ふれあい施設「アニトピア」では、小動物に触ったりできるほか、南米やアフリカなどに生息する30種類ほどの生き物を間近で見ることができます。
ヤギにミルクを飲ませたり、動物達にエサをあげたり、長いゾウの鼻に触ったり、馬の背中に乗ったり、多くの動物と間近にふれあえる体験型動物園として人気です。
さらに、トラやライオンなどの大型肉食獣も赤ちゃんの時には記念撮影をしたり、ふれあうことができ、特に珍しいホワイトタイガーはしろとり動物園の見どころのひとつ。
猛禽類のバードショーや、キリンのモモタ君に近くでご飯をあげられる「モモタイム」もあり、迫力満点のパフォーマンスを見ることもできます。
※えさやりやショー・イベントは動物の体調等により実施されない場合もあります。
しろとり動物園 基本情報
- 住所:〒769-2702 香川県東かがわ市松原2111
- アクセス:高松自動車道 引田ICから車で約10分、JR高徳線 讃岐白鳥駅から車で約10分
瀬戸大橋(瀬戸大橋タワー・瀬戸大橋記念公園)【坂出市】
瀬戸大橋とは本州側の岡山県倉敷市と四国側の香川県坂出市を結ぶ、本州四国連絡橋 児島・坂出ルートを構成する橋の総称で、1988年に開通しました。
鉄道と道路の併用橋としては世界最大級で「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネス世界記録にも認定。
さらに2024年4月13日には、JR瀬戸大橋線の利用者が累計3億人を突破しました。
香川県坂出市側の南備讃瀬戸大橋付近には、回転式展望塔では高さ世界一(最頂部は132m)の「瀬戸大橋タワー」があります。
UFOの様な形の展望デッキがゆっくりと回転しながら108mまで上昇し、瀬戸内海を一望する絶景が楽しめます。
また写真スポットとしては瀬戸大橋記念公園からの撮影もおすすめで、橋の全体像をきれいに写すことができるほか、瀬戸大橋開通35周年を記念して♡のアーチ型モニュメントも新たに登場しました。
夜は季節に合わせて変化するLED照明によるライトアップで、よりロマンチックな雰囲気になります。
瀬戸大橋 基本情報
- 住所:〒762-0065 香川県坂出市番の州緑町6-13(瀬戸大橋記念公園)
- アクセス:JR坂出駅から瀬戸大橋記念公園まで車で約20分
GOLD TOWER(ソラキン)【綾歌郡宇多津町】
宇多津町の海辺近く、瀬戸大橋のほぼ全景を見渡せる158mの高さで、金色に輝く「GOLD TOWER」は、瀬戸大橋の開通と同じ1988年に完成しました。
7,000枚弱ものゴールドハーフミラーで覆われたタワー本体は、夜になるとライトアップされ、翌日の天気予報によって雨ならば青、それ以外では黄と色が変わります。
2020年にタワー上層の展望フロアがリニューアルされ、3,000匹を超える金魚・熱帯魚が瀬戸内海の空を泳ぐ「ソラキン」になりました。
天空5階フロアは、金魚・光・ミラーボールで演出される万華鏡をイメージした異空間「天空の煌めき(KIRAMEKIゾーン)」で、「煌めきシンボリック水槽」「球体ゆらぎ水槽」「宇宙金魚水槽」など、様々な姿かたちの水槽で泳ぐ金魚たちは、とても幻想的です。
窓側に配置された「そらきん水槽」は、眼下に広がる瀬戸大橋や瀬戸内海を背景に、まるで金魚が空を優雅に舞うように泳ぐ様子が見られ、昼間と夜とでもまた違った雰囲気が楽しめます。
また、タワー下の本館・別館には多数の遊具が楽しめるプレイパークがあり、2020年にお隣にオープンした「四国水族館」とあわせて、家族そろってまる一日楽しめる大人気の遊びスポットです。
GOLD TOWER(ソラキン) 基本情報
- 住所:〒769-0201 香川県綾歌郡宇多津町浜一番丁8-1
- アクセス:高松自動車道 坂出ICから車で約10分、JR予讃線 宇多津駅から徒歩約12分
丸亀城【丸亀市】
「日本100名城」にも選出され、別名「石の城」とも呼ばれる丸亀城は、石垣の名城として全国的に有名で石垣の高さ日本一!築城420年を誇ります。
丸亀城の天守は国指定重要文化財で、全国には12ヶ所のみとなった貴重な現存木造天守の1つです。
大手門から見上げる天守は威厳に満ちた姿で、江戸時代の大手門と天守が揃って現存している城は、丸亀城を含めて全国に3ヶ所しかありません。
現在も残る城郭は室町時代に豊臣秀吉の家臣「生駒親正(いこまちかまさ)」と、息子の「生駒一正(いこまかずまさ)」が建設しました。
城を中心に渦巻き状に配置した渦郭式(かかくしき)の設計で、高く美しい曲線が特徴の丸亀城の石垣は、打ち込みハギや切り込みハギ、野面積み、算木積みなど様々な技法が駆使されています。
丸亀市では歴史的資源の魅力を観光を通して磨きあげ、後世へと残していく取り組みを行っています。
そのひとつとして2024年7月より、丸亀城を貸切にして滞在し、かつてお殿様が味わったであろう地域の文化や歴史、食を楽しむ「キャッスルエクスペリエンス(丸亀城城泊事業)」を始動予定です。(予約は5月開始)
唯一無二のお殿様体験で丸亀巡りを満喫してみませんか?
丸亀城 基本情報
- 住所:〒763-0025 香川県丸亀市一番丁
- アクセス:JR予讃線 丸亀駅から徒歩で約10分
父母ヶ浜【三豊市】
香川県三豊市にある約1km続く穏やかなロングビーチの海水浴場「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」は、毎年夏には多くの海水浴客が訪れます 。
この「父母ヶ浜」が最近注目の的となっているのが、潮が引いた干潮時の夕暮れ時です。
夕景と人物が水鏡のように潮だまりに映りこむ光景が、南米ボリビアにある「天空の湖」のような写真が撮れるとSNSで話題になり「日本のウユニ塩湖」と呼ばれるようになりました 。
「日本の夕陽百選」にも選ばれ、2018年には「夕日絶景ランキング 」で全国1位に選ばれるなど、夕日と人が潮だまりに映る様子は輝かしく美しい光景です。
写真撮影をする際は、干潮時の夕方頃や風がない時間帯を選ぶことをおすすめします。
父母ヶ浜 基本情報
- 住所:〒769-1404 香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3(父母ヶ浜海水浴場)
- アクセス:高松自動車道 さぬき豊中ICから車で約20分、JR予讃線 詫間駅からコミュニティバス(仁尾線)で約20分
※土日祝は観光周遊バス「ハーツシャトル」が運行されます。
紫雲出山【三豊市】
香川県の荘内半島 (しょうないはんとう)に位置する標高約352mの紫雲出山(しうでやま)は、桜の名所で知られています。
その美しさは「日本が誇る桜の絶景15選」に選ばれ、さらに米国ニューヨークタイムズ紙にも掲載されたことがあるほどです。
桜の時季の景色が一番有名ですが、初夏のアジサイの時季も風情があります。
景色以外にも、約2,000年前の土器や石器が展示されている「紫雲出山遺跡館」があり、併設されているカフェでは美しい眺望とともに食事を楽しめるので、立ち寄ってみたいスポットのひとつです。
※桜のシーズンは完全予約制となり、交通規制が行われます。
紫雲出山 基本情報
- 住所:〒769-1104 香川県三豊市詫間町大浜乙451-1(紫雲出山山頂展望台)
- アクセス:高松自動車道 さぬき豊中ICから車で約50分(大浜漁港経由)
銭形砂絵「寛永通宝」(琴弾公園)【観音寺市】
観音寺市の琴弾(ことひき)公園内にある有明浜の砂浜に「銭形砂絵」という巨大な砂絵があります。
その大きさは東西122m、南北90m、周囲約345mにもなり、琴弾山山頂から見るときれいな円形に見えます。
砂で描かれているのは「寛永通宝」という当時の貨幣(銭)で、江戸時代寛永の頃、藩主を歓迎するために一夜にして作られたと言われています。
この砂絵には言い伝えがあり、これを見れば健康で長生きし、お金に不自由しないと言われているそうです。
間近で見ると、その大きさをより実感できることでしょう。(※通常は中には入れません)
銭形砂絵の全景を眺めるならば、琴弾公園内の琴弾山山頂にある銭形展望台から見るのもおすすめ!
展望台では、2種類の音声ガイドによる銭形砂絵の解説も聞けます。
また毎日、日没から午後10時までの夜間はライトアップが行われ、通常のグリーンの照明に加え、期間限定でゴールドやブルーなどに色が変わるそうです。
砂で作られた銭形は風雨で崩れたりしないか?
実は毎年、春と秋の2回、市民を中心とした有志数百名によって、砂絵を美しく整える「砂ざらえ」が行われています。
この「砂ざらえ」開催時のみ、普段は立ち入れない深さ2m程の砂絵の中に入ることができ、一般の方・観光客でも参加可能です。
年に2回だけの、めったにないチャンスに砂ざらえに参加して、さらなる金運アップしませんか?
銭形砂絵「寛永通宝」(琴弾公園) 基本情報
- 住所:〒768-0062 香川県観音寺市有明町14
- アクセス:高松自動車道 大野原ICから車で12分
JR予讃線 観音寺駅から「のりあいバス五郷高室線」乗車、運転手に琴弾公園(森内科)下車希望と伝えてください。
津嶋神社【三豊市】
津嶋神社は全国的にも珍しい「子供の守護神」で、江戸時代から「子供の守り神」「子供の神様」として信仰が厚い神社です。
日本全国から家族連れの参拝者が多く訪れ、特に毎年8月4、5日の夏季例大祭には延べ10万人を超える参拝者が訪れます。
瀬戸内海の沖合250mの小島に御祭神に素盞鳴命(すさのおのみこと)を祀る本殿や拝殿、社務所などがありますが、この島へ渡れるのは年に一度8月の4、5日の夏季例大祭の時だけなのです。
1933年に架けられた渡り橋(つしまばし/別名 しあわせ橋)も普段は踏み板が外され、一切の立ち入りが出来ません。
夏季例大祭時以外は、陸の遥拝殿よりの参拝となります。
また故事により、ご神託によってこの島に鳥居を建てて祀ったことで牛馬の疫病を封じたと伝えられており、牛馬の守り神としても知られています。
子どもや牛馬の無病息災を祈願した「赤い幟(のぼり)」を模したお守りを求めて、今も地元の人々をはじめ多くの参拝者がこのお守りを授かりに御参りされています。
津嶋神社 基本情報
- 住所:〒767-0031 香川県三豊市三野町大見甲6816−2
- アクセス:JR予讃線 津島ノ宮駅から徒歩(8月4日、5日のみ)、JR予讃線 詫間駅から車で約5分
1年に2日だけ!日本一営業日が短い駅「津島ノ宮駅」
全国でも珍しい小児守護の神「津嶋神社」の厚い信仰は、徐々に日本全国へと広がっていきます。
大正時代には付近を走る予讃線へ臨時駅が認可され、「津島ノ宮」駅が設けられました。
しかし、駅が開設されるのは夏季大祭の期間中だけ、つまり8月4日と5日の2日間だけ!
これは現在でも続いており、鉄道ファンの間で「幻の駅」といわれる珍スポットになっています。
金刀比羅宮【仲多度郡琴平町】
琴平町の象頭山(ぞうずさん:琴平山の別名)に鎮座する金刀比羅宮(ことひらぐう)は、古くから「こんぴらさん」の名で親しまれている海の神様です。
御本宮の御祭神は、大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇(すとくてんのう)を合祀しています。
古来より農業・殖産・医薬・海上守護の神として信仰され、五穀豊穣・大漁祈願・商売繁盛などを願って全国より参拝者が絶えません。
表参道の長い石段が有名で、門前町の参道口から御本宮までは785段、厳魂神社(奥社)までは1,368段もの石段が続きます。
石段沿いには大門、国の重要文化財「書院」、広い境内には国の重要文化財「旭社」など由緒ある建造物が点在し、宝物館などには第一級の美術品や文化財が収蔵されています。
「金刀比羅祭」ともされる「例大祭」は金刀比羅宮でもっとも重要な御祭です。
特に10月10日は、年に一度、大神様が琴平山の麓にある門前町に下りられる「お下がり」の日で、一般には「こんぴらさんの日」とも呼ばれます。
数百名が御本宮から町内の御神事場まで約2kmを進む御神輿渡御は、さながら平安絵巻を彷彿とさせる大行列です。
この時、大神様の御神輿は「お頭人さん(おとうにんさん)」と呼ばれる乗馬の男子児童2人と駕籠の女子児童2人に導かれます。
稲や麦の稔りを表す鬱金色の「幸福の黄色いお守り」や、「五人百姓」と呼ばれ境内で唯一代々の営業を許されている飴屋が売る「加美代飴」などが有名です。
同じく金刀比羅宮で有名なのが、江戸時代に参拝に行けない飼い主に代わって「こんぴら参り」の代参(当人に代わって代理で参拝する事)をした犬の逸話にちなんだ「こんぴら狗」です。
神札授与所では、幸福の黄色いお守りとこんぴら狗のストラップがセットになったお守りなども用意されています。
金刀比羅宮 基本情報
- 住所:〒766-8501 香川県仲多度郡琴平町892-1
- アクセス:JR土讃線 琴平駅から徒歩20分、高松琴平電気鉄道 琴電琴平駅から徒歩15分
高松自動車道 善通寺ICから車で約15分(いずれも石段登り口まで)
(石段登り口から御本宮785段目までは片道約50分)
旧金毘羅大芝居(金丸座)【仲多度郡琴平町】
1835年に建てられた現存する日本最古の芝居小屋で、江戸時代中期からの金毘羅信仰が全国的に高まったことから、歌舞伎興行などを行う常設の小屋として建てられました。
明治時代に入り「金丸座」の名称がつけられ、1970年に国の重要文化財に指定された際には「旧金毘羅大芝居」とされています。
現在の建物は、1972年から4年の歳月をかけて移築復原されたました。
1985年に旧金毘羅大芝居に魅了された3名の有名歌舞伎俳優らによって「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が初開催され、全国から歌舞伎ファンが集う、四国に春を告げる風物詩となっています。
旧金毘羅大芝居(金丸座) 基本情報
- 住所:〒766-0001 香川県仲多度郡琴平町1241
- アクセス:JR土讃線 琴平駅から徒歩約20分、高松琴平電気鉄道 琴電琴平駅から徒歩15分
高松自動車道 善通寺ICから車で約10分
レオマリゾート(NEWレオマワールド)【丸亀市】
1991年に開業した「レオマリゾート」は香川県を代表するテーマパークです。
アトラクションや、キャラクター総出演のパレードなど、エンターテイメントショーも楽しめる「NEWレオマワールド」を中心に、亜細亜の世界的遺産や建物を忠実に再現した「オリエンタルトリップ」、温泉も楽しめるオフィシャルホテル「ホテルレオマの森」で構成されています。
幸せの国ブータンの僧院「タシチョ・ゾン」や、瑠璃色のドームが印象的な「モスク」、特にアンコール王朝最盛期の寺院を再現した「プラサット・ヒン・アルン」は「オリエンタルトリップ」のランドマークです。
「NEWレオマワールド」と「オリエンタルトリップ」とをつなぐ「マジックストロー」は、高さ42m、長さは96mと、日本一高くて長いエスカレーターで所要時間は3分14秒!
夜はイルミネーションでロマンティックなムード満点「光のトンネル」になります。
園内は「レオマ花ワールド」とも称され、チューリップ祭や春と秋の大バラまつり、あじさい祭など、季節の花々のイベントが開催されます。
池田理代子氏監修のバラ園「レオマベルばらガーデン」はベルサイユ宮殿の「プチ トリアノン」をイメージしたローズガーデンでファンならずとも必見の価値あり。
日没を過ぎると、約250万球のイルミネーションとライトアップで煌めく「レオマ光ワールド」へと様変わりします。
360°光の世界が包み込む3Dプロジェクションマッピングなど、その規模は中四国最大級です。
レオマリゾート(NEWレオマワールド) 基本情報
- 住所:〒761-2405 香川県丸亀市綾歌町栗熊西40-1
- アクセス:高松琴平電気鉄道琴平線 岡田駅からレオマリゾート無料シャトルバス(他JR予讃線 坂出駅、宇多津駅、JR土讃線 琴平駅からバスあり)
高松自動車道 坂出・善通寺各ICから車で約25分
国営讃岐まんのう公園【仲多度郡まんのう町】
日本最大級で香川一の大きさを誇る農業用ため池で国指定名称の「満濃池」に面した丘陸地に位置し、350haの公園面積を有する四国唯一の国営公園です。
1984年度から整備を開始し2013年4月に全面開園しました。
広々とした園内は「竜頭の丘」「竜頭の森」「竜頭の里」、満濃池に接する「湖畔の森」、「さぬきの森」「自然生態園」、キャンプ場「ホッ!とステイまんのう」など、子どもから大人まで、四季を通じて様々なレクリエーション活動が行える公園です。
芝生広場「竜頭の里」近くには、大地の裂け目から湧き出る水が滝となる様子をイメージした「昇竜の滝」があり、滝の水が流れる「飛竜池」を含め周辺は四季折々の花のみどころでもあります。
3月~5月にかけては、色鮮やかな花々によって彩られる春のフラワーリレー「春らんまんフェスタ」を開催。
40品種10万本のスイセン、11品種400本の桜、30品種3万5,000本のチューリップ、48万本のネモフィラ、1,000本のオンツツジなど、園内各所でバトンを繋ぐように次々と開花します。
国営讃岐まんのう公園 基本情報
- 住所:〒766-0023 香川県仲多度郡まんのう町吉野4243-12
- アクセス:JR土讃線 琴平駅、高松琴平電気鉄道 琴電琴平駅・岡田駅から車で約15分
※「春らんまんフェスタ」開催期間の特定日は琴平駅より無料シャトルバス運行
中野うどん学校【仲多度郡琴平町】
香川県といえば、やはり「讃岐うどん」なくして語れませんが、せっかくならば本場さぬきの手打ちうどん作りを体験してみましょう!
こんぴらさんのお膝元・琴平は、うどん作り体験の発祥の地でもあり、讃岐うどんのうどん打ち体験が可能です。
一番人気の「中野うどん学校」では手打ちうどんの作りかたを、ユニークな「うどんティーチャーズ」が伝授してくれます。
まずは、粉を練るところから始まり、音楽に合わせて楽しくダンスしながら足で踏んでコシを出すのがポイント。
後半は熟成済のうどんの生地を麺棒でのばし、茹であげて美味しく食べるまでを入学から約40分~60分で体験します。
うどん打ち体験の記念写真も撮影できますし、すべての工程を終了したら卒業証書がもらえるので、香川観光の良い思い出になるでしょう。
自分で作って食べる「マイうどん」の味はまた格別です。
2名から体験可能で平日も開催していますので、気軽にチャレンジしてみては。
中野うどん学校(琴平校) 基本情報
- 住所:〒766-0001 香川県仲多度郡琴平町796
- アクセス:JR土讃線 琴平駅から徒歩約10分、高松琴平電気鉄道 琴電琴平駅から徒歩7約分
小豆島だけじゃない!香川県の観光におすすめの離島
世界に知られたアートの直島
移住したくなるほど魅力的とも言われる「直島」では、アート鑑賞に食事、宿泊、海釣りなど様々な体験ができます。
まず到着すると目にするのが、島のアイコン的な存在である草間彌生さんの代表作「赤かぼちゃ」です。
港のある宮ノ浦エリアや、本村エリアなど古民家の多い直島の街並みはレトロ感にあふれ、どこか懐かしい気分に包まれるでしょう。
また「アートの島」と言われるだけあって、美術館エリア以外にも町中にたくさんのアートが隠されています。
直島のアートを観光する際は町営バスでの移動も可能ですが、レンタサイクルで島内を巡ることも可能です。
地中美術館
直島にある地中美術館は「自然と人間との関係を考える場所」として2004年に建てられ、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品を鑑賞できます。
それぞれの作品ごとに展示空間が作られており、作品と空間が一体となっているという特徴があります。
他にも、館内には瀬戸内海を一望できるカフェやミュージアムショップ、モネが自らの作品に描いた植物をベースに構成された庭など、見どころ満載です。
地中美術館 基本情報
- 住所:〒761-3110 香川県香川郡直島町3449-1
- アクセス:宮浦港から直島町営バスで13分 終点「つつじ荘」バス停下車、
ベネッセアートサイト直島場内無料シャトルバスに乗り換えて約7分
伝説の鬼ヶ島が実在?女木島
外周約9km、人口100人ばかりの女木島(めぎじま)は、とても小さくのどかな島です。
その女木島が脚光を浴びるきっかけになったのは高松の小学校教員・橋本仙太郎先生によって1914年に発見された洞窟にあります。
橋本先生が発見した女木島の洞窟は、瀬戸内に残る桃太郎伝説とゆかりのあるものとして世に発表されました。
以来、女木島は桃太郎伝説に登場する「鬼ヶ島」のモデルになった島として広く知られるようになったのです。
その後、島全体が「瀬戸内海国立公園」に指定され多くの観光客が訪れるようになり、高松から気軽に訪れることができるリゾート地として親しまれています。
きっかけとなった「鬼ヶ島大洞窟」は島の中央の鷲ヶ峰中腹にあり、洞窟の中は夏でもひんやりしていて、妖しげな雰囲気を感じられるでしょう。
港にある「おにの館(観光案内所)」から大洞窟までは、フェリーに接続してバスが運行されています。
讃岐うどんの命!いりこが特産・伊吹島
香川県のソウルフード・讃岐うどんの命ともいえる黄金に輝くつゆは、いりこ(煮干し)出汁が基本です。
特に伊吹島産の「伊吹いりこ」は一級品で、讃岐うどんには欠かせないものとなっています。
その伊吹島は、観音寺港沖約10kmの瀬戸内海上・燧灘(ひうちなだ)に浮かぶ周囲5.4km、面積1.05㎢の小島です。
伊吹島の玄関口である真浦港の東側には、イリバと呼ばれるいりこの加工場がずらりと並びます。
いりこの原材料となるカタクチイワシの漁が解禁になるのは、6月~9月頃のわずか4ヶ月間だけ。
この時季の伊吹島は、良質ないりこの生産が盛んに行われるので、香ばしい香りとともに活気を感じることでしょう。
伊吹島は島全体が「新さぬき百景」に登録されており、海水の浸食によって作られた「石門」や、恋人と一緒に座ってほしい「ハート形のベンチ」、夕陽の穴場スポットにある高さ約3.5mの「大きな木のイス」など、島内随所に見所があります。
飛びねこ写真で一躍有名になった佐柳島
佐柳島は多度津町の西北14.8kmの沖合いに浮かぶ、本浦と長崎の二つの集落からなる小さな島です。
さて、この小さな島が最近、観光地として人気が高まった理由・・・それが「ねこ」!
瀬戸内の島々には昔からねこが住み着いていますが、人口70人足らずの佐柳島は人よりもねこの数の方が多いともいわれます。
近年「ねこ島」と呼ばれる各地の離島がSNSなどで拡散され話題になっていますが、佐柳島のねこがとりわけ爆発的な人気となったのが、堤防の切れ目をピョンと飛ぶ「飛びねこ」の写真です。
佐柳小島が眺められる本浦港周辺の堤防で、瀬戸内海を背後にまるで空を飛んでいるようなベストショットを撮影してみては。
ねこは島のあちこちで多数見かけますが、きまぐれなねこ達ですから、思うような写真を撮るのは日帰りでは難しい場合もあります。
以前は島に宿泊施設や食事処などもなく、日帰りでしか訪問できませんでしたが、2015年に、廃校となった小学校の木造校舎をリノベーションしたホステル「ネコノシマホステル」がオープン。
佐柳島に宿泊してのんびりと島とねこを楽しめるようになりました。
「喫茶ネコノシマ」も併設しているので、ねこ観光の休憩に立ち寄って、オリジナルの「フナノリコーヒー」で一息つくのもおすすめです。
佐柳島 基本情報
- 住所:〒764-0040 香川県仲多度郡多度津町佐柳
- アクセス:多度津港からフェリー(高見島経由)で約50分
香川へのアクセス
四国を代表し、その玄関口ともいえる香川県。
本州四国連絡橋(瀬戸大橋や大鳴門橋など)が架かる以前より、本州とは多くのフェリー便で結ばれていました。
現在は瀬戸大橋開通により、待望の鉄道路線が本州と繋がったことで、アクセスも飛躍的に向上しています。
【航空機利用】
香川県の空の玄関「高松空港」は高松市郊外の香南町と綾歌郡綾川町にまたがる山上にあります。
それまで市街地にあった旧空港から、2,500mの滑走路を持つ現空港へと1989年に移転開港し、大型ジェット機の就航が可能となりました。
高松駅や琴平方面など県内各地とを結ぶ空港連絡バスが運行され、JR高松駅やフェリー乗り場までは約45分です。
2024年4月現在は、LCCも含め下記の路線が就航しています。
■東京から
■沖縄(那覇)から
国際線では、ソウル、上海、台北、香港の4都市に定期便が就航。
定期便以外にもチャーター便も多く運航され、アジアに向けた四国の空の玄関を担っています。
高松空港では、四国八十八か所巡礼に便利な「お遍路さんお休み処」「お遍路装束に着替え可能な更衣室」、サイクリストの為に「自転車組立所」が用意され、四国・香川を周遊観光するのにも便利です。
都市伝説から話題となった「うどんだしが出る蛇口」も2階に本当にあります!
温かいだしの蛇口に加え、冷たいだしの蛇口では、香川県内のうどん屋のだしが楽しめるので、空港利用の際にはぜひ味見してみましょう。
また、映画ファンにとっては、2004年公開の映画における高校時代のサクとアキの名シーンを撮影した「聖地」にもなっています。
高松空港 基本情報
【高速バス利用】
瀬戸大橋で岡山県、大鳴門橋・明石海峡大橋で淡路島を経由して兵庫県と高速道路が繋がっており、中国・関西方面の主要都市との間に高速バスが高頻度で運行されています。
また、四国内の各都市とも多数の路線が運行されており、利便性が高いのが特徴です。
東京や新宿、名古屋など本州各地の主要駅からJRのドリーム号や四国高速バス(さぬきエクスプレスなど)をはじめ、各種夜行高速バスも運行されています。
変わったところでは、JR坂出駅から岡山県のJR児島駅まで、高速道路(瀬戸中央自動車道)で瀬戸大橋を走破する路線バス、琴参バス瀬戸大橋線が密かに話題となっているそうです。
高速バス 基本情報
【鉄道利用】
JR高松駅を中心に、徳島県の徳島駅とを結ぶ高徳線、愛媛県へ延びる予讃線、徳島県を経て高知県へ延びる土讃線および、宇多津から岡山方面へ瀬戸大橋を渡る瀬戸大橋線の4つの路線があります。
徳島からは特急「うずしお」で約1時間~1時間20分、松山方面へは特急「いしづち」で2時間35分前後、高知方面へは丸亀や多度津で特急「南風」に乗り換えることで、2時間35分前後で行き来可能となっています。
また、瀬戸大橋線を経由して、岡山から快速マリンライナーで約52分、今では数少なくなった夜行列車、寝台特急「サンライズ瀬戸」が東京から高松まで(繁忙期には琴平へも延長)直通します。
JR四国 基本情報
【県内での交通手段】
香川県内にはJRの他、私鉄の高松琴平電気鉄道株式会社(通称ことでん)があり、3つの路線で県内の中央部・東部をカバーしています。
JR高松駅のほど近く、玉藻公園に隣接した高松築港駅からは、琴平方面への琴平線(ラインカラー:黄色)、東南部へ延びる長尾線(ラインカラー:緑色)が発着。
高松市内中心の瓦町駅からは、屋島・志度方面に延びる志度線(ラインカラー:朱色)が発着し、3路線の乗り換えが可能です。
観光目的の上では、高松市内からこんぴらさんの琴平への移動、景勝地の屋島への移動に便利でしょう。
ことでんでは、かつて関東の京急電鉄や京王電鉄、名古屋市営地下鉄で活躍していた電車を走らせているので、香川の地で思わぬ再会もあるかもしれません。
高松琴平電気鉄道株式会社(ことでん) 基本情報
【レンタカーで四国周遊】
四国は観光スポットが各地に散らばっていますが、高速道路が縦横に整備され、隣県との往復もしやすいのが特徴。
3つのルートで本州ともアクセスしやすいことから、レンタカーで周遊するのもおすすめです。
また室戸岬など徳島から高知方面へは、甲浦から先に鉄道がないため、レンタカーがあると便利です。
まとめ
香川の観光が、瀬戸内海の島々に、山に、お城に!と自然や歴史スポットなど見どころいっぱいで、「讃岐うどん」だけじゃない香川県の魅力をお分かりいただけましたでしょうか。
HISでは今回紹介した観光スポット以外にも、香川観光の旅行プラン・ツアーも豊富にご用意しています!!
是非希望に合う旅行スタイルを探してみてくださいね!
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