おさえておきたい茨城のおすすめ観光スポット15選！

都心からも近く、豊かな海と山にめぐまれた茨城（いばらき）県は、日本三名園の偕楽園や日本三名瀑の袋田の滝、絶好の日の出スポットとして知られる大洗磯前神社（おおあらいいそさきじんじゃ）などの観光名所・絶景スポットが多くあります。

その日の朝に水揚げされた新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で販売することで人気の那珂湊（なかみなと）おさかな市場など、地元の食材を味わえるスポットも豊富です。

「全国魅力度ランキング最下位」で話題になってしまうことも多い茨城県ですが、本当は様々な楽しみ方のできる茨城のおススメ観光スポットをご紹介します。

いばらきの観光で歴史を知る

鹿島神宮

紀元前660年の創建といわれ、国宝や国の重要文化財を数多く有する、日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社です。

武の神が祀られ、現在ではサッカー・Jリーグの地元チームがシーズン前に必勝祈願をすることでも知られています。
東京ドーム15個分におよぶ広い境内には、神の使いである鹿がいる「鹿園」や、地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられている「要石」など、君が代にも詠われる「さざれ石」など、見どころが多数あります。

十二年に一度、丑年に斎行される「御船祭（みふねまつり）」は、およそ1,700年前の応神天皇の御代より伝わる、鹿島神宮最大の祭典です。
内海での御船祭としては最古最大の祭典で、御神輿を奉戴し竜頭で飾り付けた御座船が、80隻余りの供奉船を従えて、鰐川から浪逆浦を経て香取市の加藤洲に設けられた斎杭まで進みます。
約2時間を要する船団渡御は、実に壮麗で迫力があり「御船祭」のいちばんの見どころです。
次回の御船祭は、2026年の9月1日～3日間で予定されています。

愛宕神社

愛宕山（あたごやま）の山頂にあり、日本三大火防神社の一つといわれており、 創建が806年と伝えられている歴史ある神社です。

昔、天狗たちが住んだという伝説があり、天狗にまつわる場所も多くあります。
その一つに、通称百垣と呼ばれる長い階段の途中を少し入った所の岩の上には、天狗の修行の地と言われる石尊があります。
裏にある階段を登ると飯綱神社（いいづなじんじゃ）があり、愛宕山に住んでいた十三天狗を祀った「十三天狗のほこら」と呼ばれる石のほこらがあります。

御岩神社

御岩神社（おいわじんじゃ）は188柱もの神道の神様のほか、仏教の大日如来や阿弥陀如来も祀られているため「神仏を祀る唯一の社」と呼ばれており、日本屈指のパワースポットとして知られています。

笠間稲荷神社

日本三大稲荷の一つとして数えられ、御祭神は生命の根源を司る宇迦之御魂神（うかのみたまのかみ）で、あらゆる殖産興業の守護神で五穀豊穣・火防の神様でもあります。

651年創建で1370余年の歴史を有する由緒ある神社です。
御本殿は江戸時代の末期の再建にて、1988年に国の重要文化財に指定されています。

今や茨城県の秋を代表する催事である「笠間の菊まつり」は、先々代の宮司が「大地に親しむこと」と「菊花は人の心を和める」との思いから、1908年に農園部を設けて境内で展示したのが始まりです。
昭和に入ると「菊人形展」を開催、回を重ねるにつれ菊人形の体数も増やし、仕掛けにも工夫を凝らしたものが創られています。
現在では「菊花手水舎」や和傘を用いた「アンブレラスカイ」などのフォトスポットも加わり、笠間稲荷観光の目玉ともなっています。

牛久大仏

ギネス世界記録にも認定されている120mの世界一の高さの青銅製仏像です。
遠くからでもその姿がはっきりとわかる牛久大仏（うしくだいぶつ）は、高さ85mの胸部にあたる部分までエレベーターで上がることができ、天候によっては展望窓からスカイツリーや富士山を望むことができます。

いばらきの絶景パワースポットを楽しむ観光

大洗磯前神社

大洗磯前神社（おおあらいいそさきじんじゃ）の「神磯の鳥居」は絶好の日の出スポットとして知られ、関東を代表するパワースポットとして有名です。
鳥居が水平線から昇る朝日に照らされて、太平洋の荒波が岩礁に白く砕ける瞬間は実に神々しい光景でしょう。

ご祭神は大己貴命（おおなむちのみこと）と少彦名命（すくなひこなのみこと）の二神を祀り、大己貴命は古事記では大国主命（だいこく様）とも云われ、古くから福や医療の神様として慕われています。
少彦名命は神話の中では、ほとんどを大己貴命と一緒に行動し、大己貴命の手に収まるような小さな体と語られたことから、一寸法師のモデルとも。
医療祖神と仰がれ、民を難病から救う神として信仰されています。
境内から涌く水は眼病に効くといわれ、明治時代まで「目さらしの井」があり、神社前の海岸は江戸時代から潮湯治（病気治療の為に海水につかること）で御祭神の御利益をいただこうと賑わっていたそうです。

景観を楽しめるいばらきの観光スポット

袋田の滝

高さ120メートル、幅73メートルの大きさを誇り、日本三名瀑の一つに数えられる袋田の滝（ふくろだのたき）は、茨城県を代表する観光スポットです。

滝の流れが四段に落下することから「四度（よど）の滝｣とも呼ばれ、一説には西行法師がこの地を訪れた際に「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したことからこの別名がついたとも伝えられています。
2015年に国の名勝に指定され、同年10月には恋人の聖地にも選定されました。

秋の紅葉シーズンには樹々が鮮やかに渓谷を飾り、冬の凍結した滝の神秘的な美しさも絶景です。

筑波山

筑波山（つくばさん）は、美しい姿から富士山とも対比され「西の富士、東の筑波」と称されています。
また、山肌が夕日に照らされると紫色に見えることから「紫峰（しほう）」とも呼ばれています。
男体山と女体山の2つの峰を持ち､古くから信仰の山として栄えてきました。

山中には珍しい1,000種以上の植物が群生しており、植物研究の宝庫です。
年間を通して登山・ハイキングが楽しめ、ケーブルカーやロープウェイを使えば、簡単に山頂に辿り着くことができます。

偕楽園

金沢の兼六園・岡山の後楽園とともに、偕楽園（かいらくえん）は日本三名園の一つに数えられ、1842年に水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により、領民の休養の場所として開園されました。

約100品種3000本の梅が植えられた梅の名所として有名で、例年2月初旬～3月中旬には「水戸の梅まつり」が開催されます。
その他にも四季折々の見所があり、春には桜、初夏には深紅のキリシマツツジ、真夏には緑あざやかな孟宗竹や杉林、秋には可憐な萩の花やモミジを見ることができます。

なかでも、好文亭三階の楽寿楼から千波湖を望む景観は絶景です。

国営ひたち海浜公園

花と緑に囲まれた、開園面積約215ヘクタールの広い園内は7つのエリアに分かれており、自然の中で楽しめるレジャースポットや花畑があります。

春にはスイセンやチューリップ、初夏にはバラ、夏にはジニア、ヒマワリ、秋にはコスモスなど四季折々の草花を楽しむことができます。
なかでも「みはらしの丘」は、4月中旬から5月上旬には可憐な「ネモフィラ」が空色に彩り、10月になるとモコモコとしてかわいらしい「コキア」が彩づきます。

特にコキアは、8月中旬～9月下旬は瑞々しい若葉色、秋が深まるにつれ徐々に紅葉し、10月下旬～11月には輝くような黄金色へと変化します。
何度も訪れて、変わりゆくグラデーションを楽しむのもおすすめです。

霞ヶ浦

国内第2位の湖面積を持つ湖「霞ヶ浦（かずみがうら）」、その流域面積は茨城県全体の1/3以上を占めています。

明治期に考案された帆引き船を使った漁法は霞ヶ浦の風物詩であり、霞ヶ浦の漁業の歴史を知る上で極めて重要な文化遺産であることから、1971年に観光帆引き船として復活しました。
この観光帆引き船は夏～秋に運航され、クルージングを楽しむことができ、冬には多くの渡り鳥が飛来します。
深度は平均4mと浅く、ワカサギ、コイ、ハゼの他、最近では外来魚のブルーギル、ブラックバスも生息しており、釣り場としても有名です。

六角堂（茨城大学五浦美術文化研究所）

日本美術界の指導者、美術運動家として近代日本美術の発展に尽くした岡倉 天心は1903年の5月頃、飛田 周山の案内で五浦を訪れ、この地をいたく気に入り、2年後にはこの六角堂を構えました。

冬はボストン美術館勤務、夏は五浦の海を前に思索に耽るなど、国際的な活躍の拠点としました。

いばらきのテーマパークで遊ぼう

つくばわんわんランド

筑波山の麓にある日本有数の犬猫専門テーマパークです。

園内には子犬展示館やふれあいコーナー、ねこハウス、わんわんステージなどの楽しいアトラクションがあります。
愛犬と一緒に遊ぶことも出来るドッグランや滑り台、ブランコなどの遊具で遊べるエリアもあり、ワンちゃんネコちゃん好きの方におススメのスポットです。

シルバニアパーク（こもれび 森のイバライド内）

約4,500平米の敷地にシルバニアファミリーの仲間たちが暮らすシルバニア村を再現した屋外型テーマパークです。

パーク内にはショコラウサギファミリーが暮らす「赤い屋根の大きなお家」や「ツリーハウス」「にじいろようちえんバス」などの建物や乗り物が再現されています。

シルバニア村の建物を巡りながら挑戦できるクイズラリーイベントや、ショコラウサギの女の子とおそろいの衣装を着ることもでき、シルバニアファミリーの世界観をたっぷり味わうことができます。

いばらきの地域の食を楽しむ

那珂湊おさかな市場

那珂湊（なかみなと）漁港に隣接するおさかな市場。
その日の朝に水揚げされた新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で販売、また手作りの干物や海産物を販売する専門店街として人気です。
関東を代表する観光市場としても知られ、たくさんのネタが溢れる海鮮丼をはじめ、旬の海鮮料理や海鮮ずしなど、港町ならではのお食事処も多数軒を連ねています。

いかがでしたか

都心からも近く、豊かな海と山にめぐまれ、観光スポットも多数ある茨城県の魅力は伝わりましたでしょうか？
ランキング最下位といっても、実は秘めたる魅力やポテンシャルにあふれた茨城県。
実際に出掛けて、あなたの五感で魅力ある「いばらきの観光」を発掘してみましょう。

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