本州のほぼ中央に位置する岐阜県。
飛騨高山の町並みや下呂温泉、奥飛騨温泉郷などの温泉地、世界遺産白川郷など自然を堪能できる場所や、近年では大ヒットアニメ映画のモデルとなった飛騨古川駅、昔ながらの情景を楽しめる馬籠宿など、多くの観光名所や見どころがあります。
そんな岐阜県を堪能できるおススメ観光スポットをご紹介します。
岐阜の景観をたのしむ
飛騨高山
江戸時代に飛騨国の中心地として栄え、「高山陣屋」「朝市」など当時の面影を残す古い街並みは風情があり、2つの伝統的建造物群保存地区があります。
名物みたらしだんごなどの食べ歩きや人力車に乗って巡るのもおススメです。
高山陣屋
陣屋とは、江戸時代に郡代・代官が治政を行った場所で、役所や郡代(代官)役宅、御蔵などの総称です。
幕末には全国60数ヶ所あったといわれる郡代・代官所のなかで、当時の建物が唯一現存するのがこの「高山陣屋」です。
陣屋前では、朝市も開かれています。
高山陣屋 基本情報
- 住所:〒506-0012 岐阜県高山市八軒町1-5((高山陣屋管理事務所)
- アクセス:JR高山本線 高山駅、高山濃飛バスセンターから徒歩10分
飛騨大鍾乳洞
日本全国に約80ヶ所あるという観光鍾乳洞の中でも日本一高い標高約900mの場所に位置しています。
およそ2億5,000万年の時をかけて造られた大自然の神秘で、ヘリクタイトと言う珍しい曲がり鐘乳石が多いことでも知られています。
飛騨大鍾乳洞 基本情報
- 住所:〒506-2256 岐阜県高山市丹生川町日面1147
- アクセス:JR高山本線 高山駅・高山濃飛バスセンターから平湯・新穂高線で「鍾乳洞口」バス停下車、無料シャトルバスに乗り換え
新穂高ロープウェイ
奥飛騨温泉郷の奥にある、日本で唯一の2階建てロープウェイで、気軽に標高2,000メートルを超える絶景を楽しむことができます。
山頂展望台からは「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に二つ星として掲載された360度の大パノラマが広がります。
ご当地食材を使用したグルメやおみやげ、露天風呂など施設も充実しています。
新穂高ロープウェイ 基本情報
- 住所:〒506-1421 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉
- アクセス:平湯温泉から濃飛バスで約40分「新穂高ロープウェイ」バス停下車
飛騨の里
豊かな自然の中に昔の飛騨の暮らしを再現した集落博物館です。
合掌造りなど飛騨地方の特色ある民家を移築・復元し、農山村の生活や生活用具を多く展示しているほか、わら細工、さしこ、千鳥格子などの実演、体験や四季折々の催事も行われています。
飛騨古川駅
2016年大ヒットアニメ映画の舞台のひとつとなり、聖地巡礼の旅を楽しむなら外せないスポットです。
駅上の橋からの風景や駅前タクシー乗り場のほか、「糸守町」について調べるシーンで登場した図書館など、周辺にもファン必見のスポットが多くあります。
ひだ白川郷
1976年に重要伝統的建造物群保存地区として選定され、1995年には世界遺産にも登録された「合掌造り集落」は主屋(母屋)が59棟、附属建物を含め114棟の合掌造りが多く残り、今もなお人々が生活している集落として知られています。
飛騨地域の中でも山ひだが険しい日本有数の豪雪地帯で、急斜面地の間を縫うように庄川が流れ、その流域に集落が形成されています。2月になると積雪が2メートル以上になることもあります。
日本の農村文化・生活・暮らしを深く感じることのできる故郷のような、温かい雰囲気を感じることができる場所です。
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モネの池
「根道神社」境内にあり、モネの絵画のように美しいと称される池です。
水の透明度が非常に高く、錦鯉が池の中を優雅に泳ぐ姿は、まるでモネの代表作「睡蓮」のようだと言われ、SNSで話題沸騰になっています。
モネの池 基本情報
- 住所:〒501-2901 岐阜県関市板取白谷
- アクセス:JR岐阜駅から岐阜バス(岐阜板取線)で約70分「ほらどキウイプラザ」バス停下車、
板取ふれあいバスに乗り換え約15分「モネの池前」バス停下車
養老の滝
「親孝行な木こりが、湧き出た水をひょうたんに汲み、父に飲ませると若返った」という「孝行伝説」(養老孝子物語)が伝えられており、落差約30メートル、幅4メートルの滝です。
「日本の滝百選」に選ばれており、古来より文人墨客にも親しまれ、葛飾北斎が浮世絵に描いたことでも有名です。
養老天命反転地
現代美術家、荒川修作氏とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の30数年以上にも及ぶ構想を実現した、身体で直接体験できるテーマパークです。
メインパビリオン「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」の2つの部分から構成されています。
「楕円形のフィールド」には、「極限で似るものの家」を分割した9つのパビリオンが点在し、大小さまざまな日本列島などがつくられています。
養老の滝・養老天命反転地 基本情報
- 住所:〒503-1267 岐阜県養老郡養老町高林1298-2
- アクセス:JR東海道本線 大垣駅から養老鉄道養老線で約24分 養老駅下車
大矢田神社
大矢田神社(おやだじんじゃ)の境内には、ヤマモミジなど約3,000本のモミジの木があり、神社本殿への登り口の石段から社殿東側一帯の谷川沿いの美しい自然林が国の天然記念物に指定されています。
「飛騨・美濃紅葉33選の地」に選ばれた秋の紅葉は見事で、例年の見ごろは11月中旬~12月上旬です。
大矢田神社 基本情報
- 住所:〒501-3771 岐阜県美濃市大矢田2596
- アクセス:長良川鉄道 美濃市駅から岐阜バス(高美線)で「大矢田神社前」バス停下車
馬籠宿
文豪・島崎藤村の出生地でもあり、石畳が敷かれた坂に沿う宿場町「馬籠宿(まごめじゅく)」は、周辺に水田や山林が広がるノスタルジックな世界です。
道の両脇には蕎麦や五平餅が味わえる食事処、お土産屋店、昔ながらのカフェなどがあり、煎餅やおやきなどを食べ歩きをしながら散策を楽しむことができます。
岐阜の歴史を知る
岐阜城
金華山(きんかざん)山頂に位置し、かつては稲葉山城と称され、戦国時代には斎藤道三公の居城でもあったところです。
難攻不落の城としても知られ、「美濃を制すものは天下を制す」と言われるほどでした。
1956年に再建された城内は史料展示室、楼上は展望台となっており、展望台からは長良川をはじめ、眼下に広がる景色を一望することができます。
郡上八幡城
戦国時代末期の1559年に遠藤盛数によって砦が築かれたのがはじまりとされています。
幕末・明治維新の動乱を受け、取り壊しとなりましたが、1933年に木造の模擬天守が再建され、80年以上経た現在も日本最古の木造再建城として、郡上の歴史を今に伝えています。
凛と建つ白亜の天守は「日本一美しい山城」とも称され、圧倒的な存在感と美しさを放っています。
城内の植樹のほとんどが「モミジ」の為、奥美濃屈指のもみじの名城とも言われています。
郡上八幡城 基本情報
- 住所:〒501-4214 岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659
- アクセス:長良川鉄道 郡上八幡駅から「まめバス赤ルート」で約13分「城下町プラザ」バス停下車
岐阜の温泉に癒される
下呂温泉
兵庫県の有馬温泉、群馬県の草津温泉と並ぶ日本三名泉の一つで、飛騨川を中心に温泉街があり、無料で楽しめる足湯も点在しています。
1,000年の古い歴史があり、傷ついた一羽の白鷺が温泉のありかを知らせたと伝えられています。
源泉温度は最高84℃、供給温度は55℃という高い温度で沸いている正真正銘の天然温泉です。
泉質はアルカリ性単純温泉で、リウマチ、運動機能障害、神経痛、美容効果などに効能があります。
滑らかな肌ざわりは「美人の湯」とも呼ばれています。
奥飛騨温泉郷
北アルプスの山々を背景に広がる湯の里です。
北陸の諸大名が参勤交代のおりにここを宿場にして長旅の疲れを癒したと言われる「平湯」、平安時代に村上天皇がおしのびで療養されたことから「天皇泉」とも称される古い温泉の「福地」、高原に広がる湯量豊富で賑やかな「新平湯」、庶民的で気どらない宿が多く、おふくろの味が美味しい素朴な「栃尾」、ホテルやペンションが立ち並ぶリゾートムードたっぷりの「新穂高」の5つの温泉地があります。
開放的な露天風呂や雄大な山々を眺めながら入浴を堪能することができます。
奥飛騨温泉郷 基本情報
- 住所:〒506-1431 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷村上
- アクセス:JR高山本線 高山駅から濃飛バスで約60分「奥飛騨温泉郷」バス停下車
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