北海道には、雄大な自然、美味しいグルメ、多種多様な動植物に出会えるなど魅力が盛りだくさん。
今回は、稚内~旭川~紋別~知床ウトロ~女満別のルートをレンタカーで巡る3泊4日のモデルコースをご紹介していきます。
【1日目】到着日は稚内から旭川をドライブ!
🛫稚内空港に到着後、レンタカーを借りて旭川へ🚙。(1泊目:旭川泊)
稚内空港から旭川駅周辺までは車で約4時間15分ほど。
旭川の人気観光スポットを巡り、旭川に宿泊。
最近はレンタカー需要が高いため、レンタカーの予約は早めにすることをおすすめします!
旭川空港があるのに、稚内空港を利用するわけ
旭川から稚内までの道のりは「これぞ北海道!」と感じる大自然の中をひたすら走り抜く人気のドライブコース!夕日の名所であるノシャップ岬からは、秀峰「利尻山」と花の浮島「礼文島」、サハリンの島影をも一望できます。
また「白い道」と呼ばれる“ホタテ”の貝殻を砕いて敷き詰めてできた道は写真映えするスポットとしても人気です。
その他、北海道のドライブでは外せない「道の駅」に多数立ち寄りすることができます。
稚内から旭川は約4時間ものドライブになります。
道中には、道の駅なかがわ、道の駅おといねっぷ、道の駅びふか、道の駅もち米の里なよろなど、たくさんの道の駅があるので休憩のタイミングで立ち寄ってみては。
道の駅で北海道グルメなどを楽しめばドライブもより一層盛り上がります!
旭川の観光巡りのコツ
旭川の観光地は市街地のみならず、郊外にも点在しています。
中心部を観光するなら公共交通機関で巡ることができますが、郊外の観光スポットも一緒に巡るには時間が足りなくなることもあるので、レンタカーで巡ることをおすすめします。
観光シーズンは、市内中心部の駐車場は込み合うこともあるので、宿泊ホテルの駐車場に止めてから、公共交通機関で観光するのもおすすめです。
旭川のおすすめ観光スポット
男山自然公園
男山自然公園は、標高約220メートルの丘陵地帯で、眼下には石狩川、前方には大雪山、十勝岳連峰を見渡すことができる旭川の景勝地です。
また公園内には、道内最大級の原生花園があり例年4月下旬から5月初旬頃にはカタクリの花が一面に広がる景色を見ることができます。
上野ファーム
上野ファームは、もともと庭園ではなく米農家の農園でした。
1983年頃にお米の個人販売を始め、訪れる人に目でも楽しむことのできる農園にしたいという思いからガーデンニングをはじめ、上野ファームとなりました。
敷地内には無料のオープンガーデンや苗の販売、カフェなどがあり、多くの観光客が訪れます。
旭川市旭山動物園
旭川市旭山動物園は、1967年に開園した日本最北の動物園です。この動物園の最大の特徴は展示方法にあり、動物たちのより自然な感性や能力を発揮できるような環境を作り、それを見せる「行動展示」という方法がとられています。
2022年の夏期開園から、大型施設としては9年振りに「えぞひぐま館」がオープンしました。
北海道の動物を象徴する「エゾヒグマ」の生息環境を再現しており、その生態や素晴らしさ、そして人との距離感などを感じることができます。
あさひかわラーメン村
あさひかわラーメン村とは、旭川のラーメン文化をより広く知ってもらいたいという思いから1996年に誕生しました。施設内には7店舗のラーメン屋さんがあり、それぞれの趣向を凝らした美味しい旭川ラーメンを楽しむことができます。
その他にも、あさひかわラーメン村神社や顔出しパネルなどの写真スポットがあります。
就実の丘(しゅうじつのおか)
就実の丘とは、旭川空港の南東に位置する丘陵地で、大雪山連峰や十勝岳を一望できる景勝地です。
北海道の景勝地といえば美瑛が有名ではありますが、美瑛にも劣らぬ絶景が広がっています。
また春夏秋冬違う表情を見ることができ、何度訪れても飽きることのない観光スポットです。
【2日目】オホーツクエリアを満喫しよう!
旭川から紋別へ🚙。(2泊目:紋別泊)
紋別は広大なオホーツク海と、北海道ならではの海洋生物たちとの出会いがいっぱい!
紋別の観光巡りのコツ
旭川から紋別市内までは車で約2時間半。
紋別エリアの観光名所は旭川とは異なり、わりと集中しているので、歩いて巡れる観光スポットもあります。
道中には道の駅などもあるので、ドライブの休憩がてらお土産の購入や地元グルメを楽しむのもおすすめです。
また冬の紋別観光の醍醐味と言えば、流氷クルーズ。
時期によりますが、1日3~5便出航しているので、行かれる方は運航スケジュールに合わせて、他の観光スポットを巡ることをおすすめします。
紋別のおすすめ観光スポット
オホーツクスカイタワー
オホーツクスカイタワーは紋別山の山頂付近にある公園で、見晴らしが大変良く、オホーツク海と紋別市の街並みを一望することができます。
また、遊歩道もあり森林浴や北海道ならではの植物観察、バードウォッチングなども楽しめます。
オホーツクとっかりセンター
オホーツクとっかりセンターは、日本で唯一の海獣専門の保護施設で、アザラシだけを飼育している珍しい施設です。ここでは、アザラシたちがエサを食べる姿を解説を聞きながら間近で観ることができたり、運がよければ白くふわふわの赤ちゃんアザラシに会えるかもしれません。
アザラシシーパラダイス
アザラシシーパラダイスでは、施設内のプールに暮らす2頭のアザラシにエサやり体験や、合図を送り芸をさせるなど、まるで飼育員になったような気分を味わえる貴重な体験をすることができます。
可愛いアザラシたちに癒されましょう♪
氷海展望塔オホーツクタワー
氷海展望塔オホーツクタワーは、海岸から約1キロメートル沖にある防波堤の先端にある世界初の氷海海中展望塔です。
海底階から3階まである建物で、展望テラスや4Dシアター、研究観測施設などがあります。
その中でも特に注目したいのが、海底階。
海底階には、大小11個の海中窓があり海中の生き物を観察できたり、チョウザメにエサやり体験をできるミニ水族館があります。
流氷観光船ガリンコ号
紋別観光の醍醐味と言えば、流氷クルーズ。
流氷観光船ガリンコ号は、船の前方にある大きなドリルで流氷を砕きながら進行し、砕けた流氷が浮き上がってくる迫力ある光景などを間近で観ることができます。
流氷の時期の紋別に来たなら必ず押さえておきたい観光スポット♪
※冬期限定運行
流氷観光船ガリンコ号 基本情報
- 住所:北海道紋別市海洋公園1 海洋交流館「もんべつ海の駅」(ガリンコ号乗り場)
- アクセス:紋別市街から車で約10分
道の駅オホーツク紋別
道の駅オホーツク紋別は、「流氷」をテーマに展開される様々な体験をできる施設です。
流氷がオホーツク海に現れる時期は例年1月頃ですが、この道の駅では1年通してマイナス20度の厳寒体験室で本物の流氷に実際に触れることができます。
その他にも、流氷にまつわる展示物や映像など見どころがたくさんあります。
カニの爪オブジェ
ひときわ目を引くこのオブジェは、昭和58年に開催された流氷アートフェスティバルで制作されたもので、オホーツクの空と純白の世界を表現した作品と言われています。
高さ約12メートル、幅約6メートル、重さ約7トンの大きいオブジェは、以前流氷の時期になると海に浮かべて展示をしていましたが、現在は陸での展示となっています。
オホーツク流氷公園
オホーツク流氷公園には、約1万7,000本のラベンダーが栽培されており例年7~8月に見頃を迎えると鮮やかな紫の絨毯の様な景色が広がります。。
その他にも、家族で楽しめる大波滑り台や巨大ジャングルジムなど趣向を凝らした様々な遊具で遊べる大きい広場があります。
【3日目】世界遺産と手つかずの大自然を散策しよう!
紋別から知床ウトロへ🚙。(3泊目:知床ウトロ泊)
知床エリアには世界自然遺産で知られる知床五湖はじめ、滝や秘湯など観光名所がもりだくさん!
知床ウトロの観光巡りのコツ
紋別エリアから知床ウトロエリアまでは車で約3時間。
知床にある知床横断道路は、世界遺産知床半島を横断することのできる唯一の道路で知床の広大な自然の中で絶景ドライブを楽しめます。
例年10月下旬から4月上旬までの冬季は自然環境の厳しさから運行止めになっており、「日本一開通期間の短い国道」とも言われています。
知床ウトロのおすすめ観光スポット①
知床五湖
知床五胡とは、一湖から五湖の5つの湖の総称で、手つかずの自然が多く残る貴重なエリアです。
また知床五胡には2つの遊歩道があり、気軽に巡れる往復1,6キロメートルの高架木道と、より多くの動植物を目にすることができる1周3キロメートルの地上遊歩道があります。
それぞれの湖に反射する知床連山はひときわ美しく、知床を訪れたら一度は見ておきたい絶景スポットです。
知床岬
知床岬とは、標高738メートルにある展望スポットで、ウトロと羅臼(らうす)を結ぶ知床横断道路の最高地点にあります。
展望台からは、知床最高峰の羅臼岳(らうすだけ)と根室海峡を一望することができます。
晴れていれば、羅臼(らうす)方面を見渡すと北方領土である「国後島(くなしりとう)」も見ることができます。
オシンコシンの滝
オシンコシンの滝は別名「双美の滝」と呼ばれており、名前の通り、滝の途中から流れが二つに分かれています。
知床最大である落差約30メートルの大迫力の滝で、日本の滝100選にも選定されています。
滝の中腹までは階段で登ることができ、水しぶきが掛かるほど間近に滝を見ることができます。
カムイワッカ湯の滝
「カムイワッカ」とはアイヌ語で「神の水」という意味を持ちます。
現在も火山活動が続く知床硫黄山から湧き出た温泉が流れ込み出来た滝のため、滝全体が天然温泉になっています。
滝は海へと繋がり、周辺の海水は温泉の成分によって綺麗な明るい青色に染まっています。
またカムイワッカの湯がある場所へは、川を登ってしか行くことができないため秘湯ともいわれています。
カムイワッカ湯の滝 基本情報
- 住所:北海道斜里郡斜里町遠音別村
- アクセス:知床自然センターからシャトルバスで約45分(時期により運行情報が異なります。ご確認ください。)
フレペの滝
フレペの滝は年間通して水量が少なく、高さ約100メートルの断崖から水がしとしとと流れ落ちる様子から別名「乙女の涙」とも呼ばれています。
また周辺には遊歩道が整備されており、その先にある展望台からは広大なオホーツク海と知床連山を一望できます。
【4日目】最終日は人気ドライブコースと秘境へ!
最終日は知床から女満別空港へ🛬。
出発まで、北海道を満喫しよう!
知床ウトロのおすすめ観光スポット②
天に続く道
天に続く道と言えば、北海道を代表する人気のドライブコース。
約18キロメートル続く直線ルートが高低差により道の先が天に繋がって見えることから、「天に続く道」と呼ばれています。
神の子池
アイヌ語で摩周湖はアイヌ語でカムイトー=神の湖と言われており、その摩周湖の伏流水からできていることから「神の子池」と呼ばれています。
水質が良く透明度の高いコバルトブルーの池には、北海道にしか生息しないと言われているオショロコマという渓流魚を見ることができます。
またパワースポットとしても知られており、この神秘的な美しさを一目見れば心洗われる気分になること間違いなし!
神の子池 基本情報
- 住所:北海道斜里郡清里町清泉
- アクセス:清里町緑駅から車で20分(清里町緑駅より中標津方面に約10km進み、神の子池の看板を右折。林道を約2km進む。)
終わりに
豊かな自然が生み出す、「今こそ観たい絶景」が北海道にはたくさん詰まっています。
ぜひ、北海道スケールの大自然を体感してみてくださ♪
▼北海道の祭り・花火・イベントをお探しの方はこちら!
▼北海道旅行をお探しの方はこちら