広大な面積を誇る北の大地・北海道。
そんな北海道を自由に、アクティブに旅するならば、やっぱりレンタカーが便利です。
この記事では北海道をレンタカーで旅する魅力や、より自由度が高い「乗り捨てプラン」、北海道ドライブでの注意点をご紹介します。
北海道旅行をレンタカーで巡る魅力
電車やバスでは行きにくいところへも行ける
広大な北海道をレンタカーで旅行するメリットのひとつが、電車やバスなどの公共交通機関では行きにくいエリアにも、気軽に行ける利便性の高さです。
北海道には、自然あふれるエリアの絶景スポットや、駅から遠く離れている有名な観光スポットがたくさんあります。
そのような観光地は、公共交通機関では行けなかったり、乗り継ぎや待ち時間で予想以上に時間を要することも・・・
特に、道北エリア(稚内・羽幌・紋別)や道東エリア(帯広・釧路・知床)などの地域は、レンタカーを利用しての移動が効果絶大!
都市部である「札幌」や「函館」などは、公共交通機関だけでも効率よく移動できるので、旅行先・目的地によって使い分けるのがおすすめです。
自分のタイミングで移動が可能
バスや電車で行きやすいところでも、レンタカーならば決められた出発時刻や時刻表を気にする心配もいりません。
気に入ったスポットで車を停めて、絶景を撮影したり食事をしたり、満足度の高い旅にできます。
勿論、待ち時間や乗り換え時間など無駄な時間も発生しません。
限られた時間の中で、たくさんの観光地を巡ったり、旬な食事を楽しんだり、と「時間を有効活用できる」というのも魅力のひとつ。
安心のプライベート空間にもなる
公共交通機関を使用する場合、どうしても周りの目が気になったり、ほかの乗客に気を使うことも…
その点、レンタカーの移動ならば、車内は完全プライベート空間なので、気兼ねなく安心できると感じる方も。
また子連れ旅行の場合、子供の機嫌や家族のタイミングで行動できるので気持ちに余裕も生まれます。
じいじ・ばあば・孫たちといっしょの三世代旅行の場合は、荷物も多く積み下ろしも大変なので、レンタカーがおすすめです。
*でも、レンタカーを借りるときはどうすればいい?という場合には、こちらの記事もCheck!
レンタカーの乗り捨てとは?
レンタカーの貸出場所と返却場所は、異なってもいいの?
広大な北海道をレンタカーで旅行をする場合、到着した空港にまた戻るとなると、限られた日数の中ではそう遠くへは行けません。
特に2~3都市を周遊する場合、それぞれの都市間の距離は上の地図の様にかなり離れています。
例えば札幌から釧路までは、高速道を利用しても片道で4時間40分~5時間、一般道経由ならば6時間を超えてしまいます。
そこで活用したいのが、レンタカーの乗り捨てプラン!
レンタカーを借りた店舗とは違う店舗で返すことができる方法です。
レンタカー会社によっては「ワンウェイプラン」と呼ぶ場合もありますが、サービス内容としてはほぼ同じです。
これを活用すれば、到着の空港を新千歳空港にして、帰りは釧路空港にするなどの計画をたてることができます。
レンタカー会社により、乗り捨てが可能な車種や店舗は異なりますので、事前に確認した上で計画をたてましょう。
手数料はかかるの?
乗り捨てプランには、通常「乗り捨て」料金が発生します。
広い北海道では複数のエリアが分かれており、借りた店舗と返す店舗の距離などによって乗り捨て手数料が異なります。
一般的には、借りた店舗と返却する店舗が近い範囲は安く済み、遠くなると徐々に高くなるということです。
また、レンタルする車種によっても料金が異なるため、レンタカー会社のホームページなどで事前に確認しましょう。
プランによっては「乗り捨て料金不要!」もあるので、見つけたら大いに活用すべきです。
レンタカー乗り捨てプランを活用したモデルプラン
実際にレンタカー乗り捨てプランを活用した北海道周遊はどのようなものか?
3泊4日間~4泊5日間のモデルプランを提案した記事を4つご紹介します。
【道南方面】
道南の函館からニセコ、小樽と海岸沿いを進み札幌へ、北海道の人気三大都市を網羅した人気のゴールデンコース。
【道北・オホーツク方面】
最北のまち稚内からスタートし、ドライブを楽しみながら旭川市内へ。
冬にはオホーツクの流氷が見られる紋別から、世界遺産の知床にすすむ人気ドライブコース。
【道央・とかち方面】
旭川空港から、旭山動物園、神秘の青い池、人気観光地の富良野・美瑛をめぐります。
十勝方面に抜けて帯広へと至る、大自然と動物たちとのふれ合いに癒される旅
【ひがし北海道・道央方面】
釧路市内や近郊を観光して阿寒湖温泉へ、富良野を満喫したらグッと足を延ばして登別へ。
札幌を楽しんで最終日は千歳も観光するよくばりプラン♪
北海道をレンタカーで旅行する際の注意点
レンタカーで北海道を旅行をする場合の注意点を紹介します。
給油は余裕をもって
注意したい1点目は「給油」のタイミングです。
日本一の面積をもつ北海道は、日本の面積の約22%を占め、東京都の面積の約40倍にもなります。
エリアによっては「ガソリンスタンドがなかなか見つからない。」なんていうことも。
そのため、給油は余裕を持って早めに行うようにしましょう。
スピードの出しすぎに注意!
注意したい2点目は「スピードの出しすぎ」です。
広大な北海道ならではの自然が豊かな長い直線道路をドライブすることができます。
国内の他のエリアでは、なかなか体験できないことです。
しかし、自然が豊かなエリアゆえに速度の目安となる目標物が少なく、気付かないうちにスピードが出すぎてしまうおそれがあります。
スピード違反による事故や、キツネやタヌキ、シカやヒグマなど「野生動物の飛び出し」による事故を起こさないためにも、十分な注意が必要です。
楽しく旅行をするためにも、安全運転を意識するようにしましょう。
雪道運転には最大の注意を!
注意したい3点目は、冬場の慣れない雪道運転です。
レンタカーでの北海道旅行は、季節を選ぶことも必要な場合があります。
特に北海道の「冬」のドライブでは、雪を避けることはできません。
慣れていない雪道の運転には危険がいっぱい!時には事故につながることもあります。
雪による道路の凍結でタイヤが滑ってしまったり、吹雪で目の前が真っ白になって(ホワイトアウト)、前が見えなくなるケースもあるため、雪に対する備えと無理のない運転計画が大事です。
雪道を運転する場合には、横断歩道のやや手前にある「停止線」の看板や、道路脇に設置されている「スノーポール」など、雪国特有の標識を事前に確認しておくと安心です。
10~5月ごろでも、エリアや山沿いなどはスタッドレスタイヤが必要になるため、予めレンタカー会社などに確認しましょう。
雪道での運転が不安な場合は、交通公共機関で旅行するなど別のプランを計画しましょう。
運転は無理せず、疲れてきたら早めに休憩しましょう
慣れない土地での長時間ドライブは、思いのほか疲れが溜まるもの。
そんな時、ドライブの休憩にぴったりなのが「道の駅」です。
北海道は全国1位の道の駅数を誇り、その数は2023年現在で120か所を超えています。
道の駅の機能は、休憩のための広い駐車場やお手洗い・洗面所などのほか、売店やレストランを併設していることが多く、最近では博物館のような施設があったり(例:道の駅 オホーツク紋別、道の駅 スペースアップルよいち、道の駅あびら D51ステーションなど)、一面ひまわり畑の絶景を眺望出来たり(道の駅 サンフラワー北竜)、名産の牡蠣を味わえたり(道の駅 厚岸グルメパーク)、日帰り温泉があったり(例:道の駅 みついし、道の駅 うたしないチロルの湯など)と、個性あふれる道の駅が各地に設置されています。
なかには、キャンプ場やRVパークを併設しているところもあり、宿泊も可能です。
※一般的に道の駅では、休憩目的の短時間の仮眠は可能ですが、いわゆる車中泊は禁止されています。
最後に
レンタカーの乗り捨てプランを活用した、北海道ドライブ旅行の魅力を感じてもらえましたでしょうか。
道の駅のところでも触れましたが、疲れてくると眠気に襲われたり注意散漫になりかねませんので、早めに、そしてこまめに休憩をとるのが楽しいドライブ旅行のコツです。
安全運転で楽しく、自由気ままに北の大地・北海道を満喫しましょう!
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