しばらくの間コロナ禍において旅行が遠のいていましたが、予防接種やコロナ対策を講じることで世の中は動き始めています!
そこで今回はプロトラベラーのへなしゅんさんに「 旅の調査団M&H(山下マヌー&へなしゅん)」という立ち位置で、 面白おかしく魅力あふれる沖縄の今をレポートしていただきました!
また同時期に山下マヌーさんには、ハワイの今を取材していただきました。
記事の中にはへなしゅんさんと山下マヌーさんとの掛け合いも登場します!ぜひ、お楽しみください!
編集者を経て旅行作家、コラムニストに。著作数65冊、渡航回数350回を超える快適海外旅行の第一人者であり、旅のライフハッカー。旅のスタイルの原点は「金はあるけど金にはうるさい」。
サラリーマン時代にハワイ情報サイトを立ち上げ「へなちょこ・しゅん」という名前でハワイへ上陸。以後20年間、編集者としてハワイ暮らし。が、未だに英語話せず(涙)。
はじめに
旅はステキでワクワクするものですが、ちょっとドキドキするものでもあります。
その不安な気持ちを少しでも無くしてさしあげたい。
誰よりも先に、 プロの目線で、旅先をチェックします。
そして、それがどんな楽しい旅行につながるのか。
今回、私たちは「 旅の調査団M&H(山下マヌー&へなしゅん)」として出動します。
隊長山下マヌーは海外を、副隊長へなしゅんは国内を、
まじめに、時には自分勝手に、旅先の今をレポートさせていただきま〜す。
▼前回の記事はこちら
どうもどうも、へなしゅんです。前回の『LeaLea1日観光ツアー「美らバス」』の続きです。夕暮れ時、朝生修平課長と齋藤理奈さんに美味しい店へ連れてってもらうことになっています。ワクワク。
「ちょっと距離があるからタクシーで行きましょう」と言われ…
ついたのは、飲み屋街?です。が、目的地はここではないようです。朝生修平課長はどんどん奥へ入っていきます。
やってきたのは「栄町市場」というところ。市場のような雰囲気ですが、飲み屋さんがいろいろ並んでいます。朝生修平課長は「べんり屋 玉玲瓏(いうりんろん)」というお店に連れてってくれました。
後で確認したら、栄町市場は「県庁前」駅から3駅先の「安里」駅の近くでした。このあたりには、かつて「ひめゆり学徒隊」で知られる県立女学校があったそうです。戦後、再びこの地が栄えるようにと願いを込めて「栄町」が誕生します。
※これ、帰ってきてから知ったので、行った時はただ喜んで食事してました(恥)
「べんり屋 玉玲瓏(いうりんろん)」には、いろんなメニューがありますが、手作り餃子が有名みたいです。わたくし、餃子が大好きなので、めっちゃ楽しみ。
案内された席の横には、仕込み中のニンニクさまが山ほど積まれています。この真横で食事です。ううむ、なんとも刺激的なお店です。楽しい。
・焼餃子 660円
出てきました。丸っこい餃子が10個くっついて並んでいます。果たして!焼餃子はめっちゃジューシーで美味かった。基本、酢しょう油でいただくのですが、美味いので、わたくしはこのまま何もつけずにいただき続けてしまいました。でもって、もう一皿オーダーしちゃいました。
焼餃子と一緒に並べているのは、沖縄の地ビール「オリオンビール」です。青色のはノンアルコールのオリオンビール。わたくしは病み上がりなのでこの青いのをいただきました。
💬ハワイで沖縄を感じたM&H隊長山下マヌー:
ビールといえば。昨今クラフトビール流行りだ。ハワイにもたくさんのクラフトビールのブルワリーがあり、その数は50を超えるといわれている。そんな中、最も成功したのがコナビール。規模も随分と大きくなって、もはやクラフトビールの域を超えてしまった感が強い。残念なのは日本では全種類飲めないってこと。近年アメリカでのブームに乗っかって、セルツァーまでも販売開始するのもいいけど、早く日本で全種類飲めるようにしてほしい。
あうっ! コナビール! でも、缶のコナビールはアメリカ本土で作られてるんでしょ。瓶だけがハワイ産やと聞きました。と、そんなことよりも。沖縄の移民が多いので、ハワイでもオリオンビールは飲めます。が、あっさりしているのでコナビール(瓶)の方が好きでした。が、酒が飲めなくなった今、ノンアルコールのオリオンビールは最高に美味かった!
いやあ、やっぱり餃子にはビールですな。
・小籠包 715円
朝生修平課長が、「ここのオススメがもうひとつあります」と、オーダーしてくれたのがこれ。小籠包! あうっ嬉しい! わたくしは小籠包が大好きです。果たして!これもジューシーでめっちゃ美味かった。
ちなみに、栄町通りには、こんな感じのお店がいっぱい並んでいます。でもって、栄町通りは沖縄リピーターには有名みたいですね。
ステキなお店に連れてきていただいてありがとうございました。
さてさて、お腹いっぱいでホテル「トリフィート那覇」へ帰ってきたのですが、タコス中毒?になっているわたくしは、近くのファミマで「タコライス」を買い、夜食でいただきました。満たされて、おやすみなさい。
6日目の朝です。6日目は、最終目的地「北谷(ちゃたん)」へ向かいます。
出かける前に、ホテル「トリフィート那覇」のビュッフェスタイルの朝食をいただきます。と、なんだか昨日とは並んでいるものが違います。パエリアなんかが並んでいたりして、めっちゃ嬉しい。
沖縄風イタリアン?な感じで、しっかりいただきました。ちなみにこの後、納豆ご飯(超和風)もいただきました。
食事の後、チェックアウトして外へ。
さてさて、「北谷町」は、前日行った「沖縄美ら海水族館」よりも那覇に近いところにあります。これくらいの距離なら沖縄県民が愛用しているバスで行ってみよう(っていうかバスに乗りたい)
検索してみたら、バスターミナルは「トリフィート那覇」から歩いて10分くらいのところにありました。「トリフィート那覇」はいいところにあるかも。
「那覇バスターミナル」には、バス乗り場がいっぱいあります。どれに乗ったらええんやろう? こういう時は、停まってるバスのドライバーさんに質問するのが一番です。「北谷町へ行くならあそこ」と優しく教えてもらい、乗り場で待ちます。待っていた29番バスはすぐに来てくれました。
29番バスは、途中、米軍の「牧港補給地区」の前を通ります。ハワイで20年暮らしていたへなしゅんにとって、米軍基地は珍しいものではありませんでしたが、牧港補給地区は小さい方だと知ってびっくり。もっとでかい基地があちこちにあるそうな。
楽しく街並みを見学しながらバスの旅を楽しみました。北谷町まで1時間15分でした。
さてさて、北谷町といえば、「美浜アメリカンビレッジ」が有名みたいです。町の一角がアメリカンな感じになっているそうな。
が、わたくしがまず訪ねたのはそこではありません(近くですけど)
わたくしが「モーハワイ☆コム」というWEBサイトをやっていた頃、菊地○という出演者がいたんですが、そのご両親です。
・ボスとカズミさん
ずっと大阪で仕事をされていましたが、引退して会社をたたんで、7年前に沖縄へ移住されました。
「どっか行くか?」と言っていただいたので、お願いします!と即回答。さっそく、ボスの運転で出発しました。
国道58号線を北上し、嘉手納(かでな)基地、トリイ通信施設を越え、海沿いの住宅街の中へ入っていきます。
そこにあったのは何やら広い公園です。ここはなんすか?
そこにあったのは「艦砲ぬ喰ぇ残さー之碑」でした。スイッチを押すと、沖縄民謡っぽい曲が流れてきます。カズミさんが説明してくれます。
「艦砲ぬ喰ぇ残さー」というのは沖縄弁で「艦砲射撃の食い残し」という意味。作者の比嘉恒敏(ひがこうびん)さんは、疎開船の撃沈や空襲で、父親、奥さん、長男、次男を亡くします。戦後、帰ってくると沖縄は焼け野原になっていました。話はそれだけでは終わりません。比嘉恒敏が乗っていたクルマは、飲酒運転をしていたアメリカ兵に激突され、奥さんと一緒にお亡くなりになられました。
こういう歴史を忘れたらダメやし、現在、平和なのは誰のおかげか、ってことは忘れてはいけませんね。
ボス&カズミさん、いいとこ連れてきてくださってありがとうございます。
…つづく
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