日本有数の温泉地・観光地である登別は、約1万年前の火山活動により生じた地獄谷に由来します。
いたるところから源泉が沸いていますが、ひとつの温泉で複数の多彩な泉種を持つ大変珍しい温泉です。
その登別温泉を中心に、北海道屈指の観光地となった登別および、隣り合う虎杖浜(こじょうはま)のおすすめスポットをHISスタッフが厳選しました。
登別ってどんなところ?
登別・虎杖浜の魅力
大自然からの恵みである温泉、そしてクマ牧場で有名な登別は、北海道の南西部、太平洋に面した胆振(いぶり)地域に位置します。
温泉に代表される大地の恵み、虎杖浜に揚がる海の恵み、どちらも楽しめるのも特徴です。
その温泉は大きく分けて、地獄谷に由来する「登別温泉」と、そこから車で15分ほど北上したところにあり「登別の奥座敷」とも呼ばれる「カルルス温泉」があります。
登別温泉は江戸時代より地獄谷での硫黄採掘に従事する工夫向けの湯治場として多くの人々を癒してきました。
その後江戸の大工職人滝本金蔵氏によって温泉宿や道が整備されたことにより、行楽地として賑わい発展し、今日に至ります。
登別温泉の地に降り立つと、あちらこちらで鬼の姿を目にしますが、これは温泉の起源でもある「地獄谷」に由来するもの。
古来、地獄谷に棲んでいた鬼たちが悪事をはたらき人々を苦しめたことで、蝦夷(えぞ)の神の怒りにふれ、以後、地獄谷の薬湯を護りし「湯鬼神(ゆきじん)」となったそうです。
今では、夏に盛大に行われる「登別地獄まつり」や、9月の「地獄の谷の鬼花火」、2月に開催される「登別温泉湯まつり」での「湯鬼神かぐら」など、鬼にまつわる行事やイベントが温泉街を中心に開催されています。
PRキャラクター「登夢くん」も赤鬼がモチーフと、温泉と鬼なくして登別は語れません。
登別温泉から8kmほど離れた小さな温泉郷のカルルス温泉は、昔からアイヌの人々に薬湯として知られおり、国民保養温泉地にも指定されています。
また四季を通じて温泉のみならず、景色も見事な景勝地でもあります。
「カルルス」というこの名称、アイヌの言葉に由来するのではなく、チェコの有名温泉地カルロヴィ・ヴァリのドイツ語読み「カルルスバード」にちなむものだとか。
登別の気候・観光時の服装
北海道の中でも太平洋に面した登別、冬の寒さが厳しいのは言うまでもないですが、春~夏にかけてはどうだろう?と気になるところ。
太平洋側ということもあって、北海道の他の地域よりはやや寒さも緩みます。
春頃(4月~6月)、ダウンや厚手のコートまでは必要ありませんが、寒さを感じた時にすぐに使える様、ストールなどは用意しておくと良いでしょう。
男性も薄手のコートに手袋や、インナーとしてセーターを組み合わせるのがオススメ。
また、まだこの時期は長袖や七分丈の着用が必須です。
7月~9月になってくれば、インナーは半袖でも過ごしやすくなってきますが、海風が強めの日なども考慮してカーディガンや薄手の羽織れるものがあると良いです。
登別への行き方
付近に空港のない登別、札幌や新千歳空港から行くと、所要時間はどのくらい?
道南の函館からの方がアクセスが良いのか?
アクセス手段と所要時間などを見ていきましょう。
【航空機利用】
北海道において就航便数や各地へのアクセスの豊富さではやはり新千歳空港がダントツ!
登別と新千歳空港は、直線距離でおよそ80km、車では道央自動車道利用で1時間ほどの距離感です。
新千歳空港に次いで東京からの航空便が多い道南の函館空港。
函館空港の場合には、直線距離でおよそ200km、車では道央自動車道利用で3時間弱の距離感の為、やはり新千歳空港からのアクセスが確実でしょう。
【鉄道利用】
登別には札幌と函館を繋ぐ大動脈路線の一部を構成するJR室蘭本線が通っています。
特急「北斗」が1時間に1本の割合で運転されているので、札幌や函館からのアクセスがよく、新千歳空港からも乗り換え一回で利用可能です。
■札幌から
JRの特急「北斗」にて約1時間15分前後
■新千歳空港から
快速エアポートに乗車、次の停車駅「南千歳」で、特急「北斗」に乗り換えにて約55分~1時間
※南千歳駅では、札幌行きの快速エアポートと室蘭・函館方面行きの特急が同じホームに発着するため、階段の昇り降り不要です。
■函館から
JRの特急「北斗」にて約2時間35分前後
JR北海道 運行情報
【都市間バス利用】
道央自動車道により室蘭方面、苫小牧・新千歳・札幌方面と結ばれているため、 都市間高速バスも充実しています。
また、登別駅前だけでなく、温泉街にもバスターミナルがあり、 時間帯が合えば、より便利にアクセス可能となっています。
■札幌から
道南バス「高速白鳥号」中央バス「高速むろらん号」、登別(国道36号線沿いバス停)まで約1時間50分
道南バス「高速おんせん号」、登別温泉まで約1時間40分(一部ウポポイ経由)
■新千歳空港から
道南バス「高速はやぶさ号」、登別(国道36号線沿いバス停)まで約1時間
※汐見坂バス停で登別温泉行の路線バスに乗り継ぎも可能。
道南バス「高速おんせんエアポート号」、登別温泉まで約1時間35分(一部ウポポイ経由)
■その他
郊外路線バスにて苫小牧・白老・室蘭とも行き来できます。
【環境にやさしい低速電動バス「オニスロ」】
2023年3月27日より、坂道の多い登別温泉街を気軽に移動できるようにと、登別地獄谷や大湯沼川天然足湯など観光スポットを周遊する低速電動バス(グリーンスローモビリティ)「オニスロ」を、北海道ではじめて導入しました。
毎週火曜日を除き(祝日や連休中は運行)、2023年11月30日まで平日14時~18時50分、休日9時~18時50分にて運行するので、登別温泉をより快適に楽しめるようになりました。
登別温泉は、環境に優しい観光地として世界中で有名になることを目指しています!
ちなみに、バスの愛称「オニスロ」は、市内の小学校から募集した結果、登別温泉のシンボルである「鬼」と、スローモビリティの「スロ」にちなむそうです。
オニスロ 基本情報
- 運行区間:登別温泉街(主要ホテル・旅館)~大湯沼川天然足湯
- 利用方法:運転手に向かって手を上げればバスが止まり、降りたい場所で運転手に声をかけて降車します。
※交差点10メートル以内では乗降はできません。
登別・虎杖浜のおすすめ観光スポット
古来より人々を癒してきた登別温泉の、温泉だけでないおすすめ観光スポットを、テーマ別にご紹介します。
登別温泉で日々の疲れを癒す
太平洋に流れ込む登別川の支流=クスリサンベツ川(アイヌ語で“薬湯の川”の意)に沿って温泉街が広がり、大小様々なホテルや旅館、飲食店、みやげ物屋、娯楽施設が多く建ち並んでいます。
全国でも有数の温泉地となった登別温泉およびカルルス温泉は湯量の豊富さも自慢ですが、10種類もの異なる泉質の温泉が湧き出ていることでも知られ、まさに「温泉のデパート」と言えるでしょう。
登別温泉・カルルス温泉の“10の湯♨″
①硫黄泉:多くの人が登別の温泉として思い浮かべる乳白色でゆで卵のにおいの湯。
②食塩泉:無色透明、保温効果が高く湯冷めしにくい「熱の湯」
③明ばん泉:ほんのり黄褐色または無色で、美肌や眼病予防に効果あり。
④芒硝(ぼうしょう)泉:無色無臭ですが、ナトリウムを含むのでやや塩味の「傷の湯」
⑤緑ばん泉:鉱物を多く含む為、酸化すると茶褐色に変わります。造血作用が高い。
⑥鉄泉:緑ばん泉同様に鉄分を含む「赤湯」と呼ばれ、「子宝の湯」でもある。
⑦酸性湯:火山地帯に多い泉質で酸味と臭気が強い「殺菌の湯」「皮膚病の湯」
⑧重曹泉:無色透明ながら乳化現象によりツルスベな肌感の「美人の湯」
⑨ラジウム泉:ラドン元素とトロン元素を一定量以上含む温泉、鎮静作用がある「万病の湯」
⑩単純温泉:カルルス温泉の泉質で無色透明・無味無臭。アイヌの人々も療養の湯として利用。
ホテルでは宿泊だけでなく、日帰り入浴を実施しているところもあるので、滞在中に10個のうちいくつの温泉を制覇できるか試してみては?
登別温泉 基本情報
- 住所:〒059-0551 北海道登別市登別温泉町
- アクセス:JR室蘭本線 登別駅前からバスで約15分、「登別温泉」バスターミナル下車
第一滝本館
現在の登別温泉の歴史は、すなわちこの宿の歴史と言っても過言ではないほど。
江戸時代の大工職人「滝本金蔵氏」が、皮膚病に悩まされていた妻・佐多のために、登別の湯の噂を聞き、湯治のための湯小屋を建てたことに始まります。
圧巻は雄大な地獄谷を望むロケーションの大浴場。
登別の10の泉質のうち半数の5つ(硫黄泉、芒硝泉、緑ばん泉、食塩泉、重曹泉)を、男女合わせて35もの湯舟で楽しめます。
5つの泉質のうち「重曹泉」はご飲泉処ゆのかで、飲むことも出来るため、からだの内外から温泉の効能を享受しましょう。
これら豊富な湯は専門の「湯守」によって最良の状態に維持されていることも、第一滝本館の特筆すべきポイントです。
また、絶景の大浴場を含め、日帰り入浴も受け入れされているので、上質な温泉を気軽に体感できるのもうれしいですね。
第一滝本館 基本情報
- 住所:〒059-0551 北海道登別市登別温泉町55
- アクセス:札幌駅・新千歳空港から道南バス「高速おんせん」号・「高速おんせんエアポート」号
JR室蘭本線 登別駅前からバスで約15分、「第一滝本前」下車
泉源公園の間欠泉
地獄谷から流れる温泉の川沿いから噴き出す間欠泉を活用した公園で、登別温泉街の中心に位置します。
約3時間の間隔でおよそ80度の高温の温泉が高さ8mにまで勢いよく噴き上がる間欠泉を、迫力ある音・湯気とともに体感することができます。
噴出は長い時は30分以上続くこともあるそうで、1,000ℓを超える量の温泉が噴出しています。
この泉源公園は、かつてあった登別温泉大浴場を受け継いだホテルの跡地に、登別市が開湯150周年を記念して整備しました。
この間欠泉はその大浴場の源泉となっていた為、それまではあまり知られていなかったそうです。
間欠泉の周囲には、ことわざにある「鬼に金棒」にちなんだ?「湯鬼神の九金棒」という「鬼の金棒」のモニュメントが9本設置されています。
見渡せる範囲の8本にはそれぞれ「学業成就」「金運上昇」「商売繁盛」「立身出世」「家庭円満」「良縁成就」「子孫繁栄」「無病息災」と異なるご利益があり、残る1本には「大願成就」のご利益が込められ、公園の地中に埋められています。
地上の8本の金棒には、願い事が書かれた絵馬が多数奉納されており、登別のパワースポットにもなっています。
こちらの絵馬は観光協会やホテル・旅館で販売していますので、鬼と温泉のもたらすパワーに願いを託してみては?
泉源公園 基本情報
- 住所:〒059-0551 北海道登別市登別温泉町
- アクセス:JR登別駅前からバスで約15分、「登別温泉」バスターミナル下車徒歩5分
登別地獄谷
登別温泉街から約3km離れたところにある日和山(活火山)の噴火活動によりできた、直径約450m、面積約11haの広さの爆裂火口群です。
谷に沿って数多くの湧出口や噴気孔があり、岩肌から熱湯と硫黄ガスを噴き上げ泡を立てて煮えたぎるその様子が「鬼の棲む地獄」のように見えることから「地獄谷」の由来となりました。
ここから泉質の種類が豊富な温泉が1日1万トン湧出されており、登別温泉街のホテルや旅館に供給されています。
次の世代へ引き継ぎたい北海道民全体の宝物として、第2回「北海道遺産」のひとつにも選ばれました。
地獄谷では夏の時期に夜8時より、鬼花火伝説が語り継がれる地獄谷に棲む「湯鬼神(ゆきじん)」たちが、噴火のごとく迫力たっぷりの鬼花火を夜空に放つ「地獄の谷の鬼花火」が開催されます。
日にち限定で完全予約制となっていますが、登別に来たら是非体験すべき伝統芸能です。
地獄谷遊歩道
「鬼の棲む地獄」のように見える「登別地獄谷」ですが、その様子を間近に感じることのできる遊歩道が整備されています。
散策する際には、まず入口にある観光案内所(ビジターセンター)「登別パークサービスセンター」に立ち寄りましょう。
各種パンフレットや地図などの登別周辺の自然情報や観光情報を提供だけでなく、長靴の無料貸出も行なっているので、雨や雪が降ってきた場合の自然探勝路散策に便利です。
また、是非宿泊して体験してほしいのが、夜の地獄谷イベント「鬼火の路 幻想と神秘の谷」です。
揺らめく灯りに照らされた「鬼火の路」が地獄谷へと続き、立ち上る白煙と山肌をかすかに照らす路の先には、幻想的な地獄谷の爆裂火口跡が現れます。
暗闇だけにみせる荒々しい姿は、まさに現世とは思えないほど大自然の驚異を感じます。
登別地獄谷 基本情報
- 住所:〒059-0551 北海道登別市登別温泉町
- アクセス:JR室蘭本線 登別駅前からバスで15分、「登別温泉」バスターミナル下車徒歩15分
大湯沼・大湯沼川天然足湯
活火山である日和山の水蒸気爆発によって形成された爆裂火口跡で、周囲約1kmのひょうたん型の沼です。
今でも沼底では約130℃の硫黄泉が激しく噴出しており、水面付近の温度でも約40℃~50℃と高温で灰黒色をしています。
江戸~大正の頃などはこの底に堆積する「硫黄」を採取していました。
これは北海道を舞台にアイヌの金塊を追う人気漫画にも登場したため、案外知られているのかもしれませんね。
大湯沼の近くには登別温泉に15ある「地獄」のひとつ「大正地獄」があります。
※現在は火山活動の活発化により立ち入り禁止。
この大正地獄に至る大湯沼川探勝歩道の途中には、大湯沼から溢れ出した温泉で天然の足湯を楽しむ事ができます。
自然の中で森林浴をしながら、散策の疲れを癒すのにぴったりです。
2023年3月27日より、坂道の多い登別温泉街を気軽に移動できるようにと、登別地獄谷や大湯沼川天然足湯など観光スポットを周遊する低速電動バス(グリーンスローモビリティ)「オニスロ」を、北海道ではじめて導入しました。
毎週火曜日を除き(祝日や連休中は運行)、2023年11月30日まで平日14時~18時50分、休日9時~18時50分にて運行するので、登別温泉をより快適に楽しめるようになりました。
登別温泉は、環境に優しい観光地として世界中で有名になることを目指しています!
ちなみに、バスの愛称「オニスロ」は、市内の小学校から募集した結果、登別温泉のシンボルである「鬼」と、スローモビリティの「スロ」にちなむそうです。
大湯沼川天然足湯 基本情報
- 住所:〒059-0551 北海道登別市登別温泉町
- アクセス:JR室蘭本線 登別駅前からバスで約15分、「登別温泉」バスターミナル下車徒歩20分
どうぶつたちに癒される
のぼりべつクマ牧場
今年の子グマ5頭もお披露目されました。子グマたちの愛くるしい姿をぜひご覧ください!
登別温泉街よりロープウェイで約7分、登別といえばここ!と言うくらい有名な観光名所ではないでしょうか。
個性豊かなおよそ70頭ものエゾヒグマたちがのびのびと暮らしている動物園です。
第1牧場にはオスのエゾヒグマがおり、メスに比べて普段の動きは少ないものの、毎年5~7月の発情期には頂点を目指して奮闘する「ボス争い」を繰り広げるなど、迫力があります。
併設されている「ヒトのオリ」では、人間が檻の中に入っているような造りになっており、まるで狙われる獲物になったような気分で、間近でじっくりとエゾヒグマの特徴を観察できます。
第2牧場のメスのエゾヒグマは、オスに比べると非常に活発で、2本足で立ったり、寝そべったり、ひょうきんなポーズでおやつのおねだりをしたり、愛嬌たっぷりのエゾヒグマの様子が楽しめます。
おねだりアピールの仕方にもクマそれぞれに個性が光り、見比べてみるのも面白いので、是非NKB(Noboribetsu Kuma Bokujo)総選挙でセンターおよび神セブンを勝ち取ったクマを探してみましょう。
子グマが生まれた年のみ見学できる子グマ牧場では、5月~11月下旬までの間で、ぬいぐるみのような愛くるしい姿も見られ、その姿に癒されること間違いなしです!
園内にはクマ牧場をはじめ、世界でも珍しいヒグマ専門博物館やアイヌ文化を体感するユーカラの里、アヒルレース、北海道名物や特製グッズを取りそろえたショップ・レストランなど、見どころいっぱいです。
のぼりべつクマ牧場 基本情報
- 住所:〒059-0551 北海道登別市登別温泉町224
- アクセス:登別温泉バスターミナルから徒歩5分、ロープウェイ山麓駅からゴンドラで7分
登別マリンパークニクス
JR登別駅のすぐ近く、デンマークに実在する「イーエスコー城」をモデルに造られた水族館「ニクス城」は、約400種・20,000点の生き物を展示する、登別マリンパークニクスの中心となる建物です。
お城の中が水族館のニクス城へは、つり橋を渡って2階から入場します。
エントランスにある高さ8mの水槽「クリスタルタワー」や、まるで海中散歩をしているような気分になる「アクアトンネル」のほか、鮮やかな金魚たちが舞い泳ぐ幻想的な「金魚万華鏡」、タッチプールや光と音と香りで演出されている「北海道最大級のクラゲ水槽」など、さまざまな海の世界を見て・触って・感じながら楽しむことができます。
ニクス城の前に広がるニクス広場では、1年を通して毎日ペンギンパレードを実施しており、かわいいペンギン達がよちよちと行進する姿を目の前で見ることができます。
登別マリンパークニクスでは、体長90㎝にもなる大型のキングペンギン、寒さが苦手なケープペンギン、好奇心が旺盛なジェンツーペンギンの3種のペンギンが暮らしています。
園内にはほかに、アザラシのリングプール、アシカプールといったヒレアシ達、イルカプール、爬虫類・両生類を展示する陸族館、観覧車やメリーゴーランドのある遊園地「ニクスランド」などもあり、一日中子供も大人も幅広く楽しめるパークです。
アクティブに楽しむ
N.O.P登別オフロードパーク
自然が豊富な札内高原の中で、年間を通して四輪バギー、冬季にはスノーモービルを体験することができるレジャースポットです。
バギーコースは、2連・3連ジャンプに4連ジャンプもある長さ1,000mの上級者コースに、3連ジャンプのある800mの中級者コースに加えて、160mの初心者コースもあるので、はじめての方はこちらから体験してみましょう。
また、お子様・初心者には専任インストラクターが指導してくれるほか、インストラクターに同乗体験もできます。
N.O.P登別オフロードパーク 基本情報
- 住所:〒059-0463 北海道登別市札内町230-1
- アクセス:道央道登別東IC・登別温泉街からそれぞれ車で約10分
エンターテインメントを楽しむ
登別伊達時代村
独眼竜の異名で知られる伊達政宗。
登別は伊達政宗の右腕・片倉小十郎の末裔が明治期に切り開いた土地で、登別伊達時代村はその開拓精神を今に受け継いでいます。
村内は彼の統治した仙台藩にゆかりの建物、武家屋敷や忍者かすみ屋敷など江戸時代の街並みや文化を再現し、劇場では忍者アクションショーや、笑ってちょっと泣ける時代劇コメディなども上演されています。
日本伝統文化劇場で行われる「花魁ショー」では、観客の中から一人からお大尽として将軍様が選ばれ、「投扇興(とうせんきょう)」など伝統のお座敷遊びを体験出来たり、心づくしのおもてなしを体験出来ちゃう?
各種映画やドラマなどの撮影が行われることもあり、江戸時代にタイムスリップした気分を味わえます。
是非、時代村のキャタラクター「にゃんまげ」に会いに行こう!
食で癒される
温泉市場
登別漁港や北海道の魚貝類を生簀からその場で食べられる店として、登別を訪れる観光客だけでなく地元のリピーターも多く賑わっています。
あらかじめ切置きをしていないため、混雑時などは時間がかかる場合もあるとのことですが、これも「とれたての美味しさを最大限に味わって頂きたい!」との思いからで、鮮度の良さが自慢です。
登別周辺の海域では、毛ガニやバフンウニ、やなぎだこ、室蘭の帆立やほっき、そして虎杖浜と言えばたらこ!これらの旨さに定評があります。
活〆王鰈、活ほっき貝、活帆立、真いか、甘えび、やなぎだこ、無添加バフンウニ、イクラ、活真つぶ、前浜産たらこがのった「10色前浜丼」など、自慢の海鮮丼のほか、ご当地グルメ「閻魔やきそば」、登別の新名物「地獄のかにめし」などのオリジナルメニューも是非試したい!
温泉市場 基本情報
- 住所:〒059-0551 北海道登別市登別温泉町50(登別温泉極楽商店街・閻魔堂となり)
- アクセス:登別温泉バスターミナルから徒歩約5分または「第一滝本前」バス停下車徒歩約2分
絶景に癒される
倶多楽湖
支笏洞爺国立公園特別区域にある周囲約8㎞の円いカルデラ湖の倶多楽湖(くったらこ)。
摩周湖に次いで高い透明度と、吸い込まれそうなほどの美しさで「神秘的な湖」と呼ばれています。
湖水は地下水として湖底から湧き出しており、湖に流出入する河川がないのも特徴の一つです。
唯一のアクセスルート北海道道350号線沿いにあるレストハウスは、冬季を除いて売店・カフェが営業するので、倶多楽湖観光の拠点となるでしょう。
こちらではボートを借りることもでき、5月から8月の解禁時にはチップ(ヒメマス)釣りもできます。
新登別大橋
登別駅や温泉街からオフロードパークへ向かう途中、登別川の渓谷にかかる全長240mの朱色のアーチ橋です。
橋から谷底までは120mもあり、この高さは北海道随一です。
橋のたもとに駐車場と展望台があり、秋の紅葉の時期にウルシやモミジなどが渓谷を埋め尽くす景観は一見の価値があり、各地から多くの観光客が訪れます。
登別からちょっと足を延ばして行ってみたいスポット
オロフレ峠
登別市と壮瞥町(そうべつちょう)との境にそびえるオロフレ山、道道洞爺湖登別線が通る部分が絶景の眺望を誇る「オロフレ峠」です。
途中にあるオロフレ展望台からは、太平洋、倶多楽湖、洞爺湖、羊蹄山などなど、雄大な景色を楽しめ、そのスケールの大きさに圧倒されそうです。
秋は紅葉、冬には幻想的な樹氷が見られるなど、四季折々に変化する見事さは一見の価値ありですが、地元の人に語り伝えられてきた樹氷の森の伝説的な美しさは特に感動的です。
オロフレ峠 基本情報
- 住所:〒052-0115 北海道有珠郡壮瞥町字弁景
- アクセス:JR室蘭本線 登別駅から車で約45分、展望台へは一旦トンネルを抜けて、壮瞥町側から旧道へ入ります。
ウポポイ
登別から苫小牧方面へ向かった白老町(しらおいちょう)にある「民族共生象徴空間」
「ウポポイ」とは、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味します。
広大な敷地に国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園を整備した、アイヌ文化の復興・創造等のための拠点となるナショナルセンターです。
国立アイヌ民族博物館は、先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした日本最北の国立博物館で、展示室やライブラリーに、96席のシアターを備え、大画面映像でアイヌ文化を紹介する映像を観覧できます。
ポロト湖に面した国立民族共生公園は、先住民族アイヌの文化を五感で感じる体験型フィールドミュージアムです。
体験交流ホール、体験学習館、工房、伝統的なコタン(集落)、いざないの回廊、歓迎の広場、チキサニ広場、エントランス棟で構成されています。
せっかくならば周遊しよう!
日程に余裕があるならば、洞爺や室蘭、苫小牧など周辺の地域にも足を伸ばしてみることをおすすめします!
■洞爺
JR特急「北斗」利用で約40分前後、車では道央道経由で約50分
■室蘭
JR特急「北斗」利用、東室蘭で乗り換え約45分~1時間半前後、車では道央道経由で約45分
■苫小牧
JR特急「北斗」利用約1時間~1時間10分、車では道央道経由で約1時間20分
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最後に
登別の観光スポットや見どころをテーマ別にご紹介してきましたが、温泉やクマ牧場だけじゃない、意外な魅力を発見していただけましたでしょうか?
魅力満載で身も心も癒される、リフレッシュと登別新発見の旅へ、ぜひお出掛けください!
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