近年は体験型の旅行やサービスなどが人気を集めています。
学生から社会人、子ども連れのファミリー層まで幅広い人気がある、農泊体験は一体どんな体験ができるのか見ていきましょう。
農泊とは
農泊とは、農山漁村地域に宿泊し、その地域ならではの伝統的な生活体験や地元の人々との交流を楽しむことができる農山漁村滞在型旅行のことを指します。
単に農村や農家に滞在するだけではなく、実際の農家の暮らしや農作業を体験したり、採れたての食材で作られた⾷事を楽しむことができます。
農泊体験の種類や期間
農泊体験は1泊2日や2泊3日といった短期間のものから、1週間や2週間、さらに1ヶ月といった長期のものまで、種類も豊富です。
短期間の体験ほど楽しみやレジャー的な要素が強く、長期になるほどより本格的な農業体験や農家のお手伝い的要素が増える傾向があります。
体験に行く地域や農家によっても異なり、どのような農産物を育てているところかによっても違いがあります。
よくある体験について、どんな体験なのかをチェックしていきましょう。
農村での暮らし体験
自然が豊かでのどかな環境が残っている農村での暮らしを体験できます。
都会暮らしの方や地方で暮らしていても農業や農村とは無関係な暮らしをしてきた方に人気があります。
暮らしてきた環境を問わず、仕事などでストレスを溜めている方にもおすすめです。
自然豊かで水や空気がきれいな場所でリフレッシュし、農作業で体を動かして汗をかき、収穫したての新鮮野菜をいただく体験は、ストレスを溜めた心身をリセットするのに最適です。
農作業を手伝うことや山でのハイキングや川での水遊びや釣り、地域の祭りに参加するなど、さまざまな農村暮らし体験ができます。
宿泊場所は、農泊体験を提供している農家や古民家などの一棟貸しの施設などです。
田植えや苗植え体験
場所や季節により、どんな植え付け体験ができるかは異なりますが、田植えや苗植えの体験が可能です。
稲作農家では、地域により4月~5月頃に田植えを行うので、その時期の農泊体験では田んぼに入って田植えをさせてもらえることや農家の方のお手伝いができます。
野菜などの苗植えは、季節によりますが、農家によって異なる農産物での体験ができます。
収穫体験
場所や季節により、稲刈りやさまざまな種類の野菜や果物などの収穫体験が可能です。
稲刈りや一部の野菜や果物などは季節や時期が限定されますが、多くの農家が常に何かしらの野菜や果物を収穫して出荷しているので、なんらかの収穫ができることが多いです。
農泊体験をするにあたり、どんな農産物の収穫が体験できるのか、事前に確認をしましょう。
収穫体験をしたい農産物がある場合には、その時期に合わせて体験をするのがおすすめです。
たとえば、稲刈りやサツマイモ掘り、りんごや柿の収穫をしたいなら秋の時期に農泊体験ができるところがないか探してみましょう。
収穫した農産物での加工食品づくり体験
収穫した農産物で加工食品を作る体験もよくあるプログラムの一つです。
果物をジャムやジュースに加工したり、トマトからケチャップを作ったり、サツマイモを干し芋やスイートポテトにしたり、柿を干し柿にするといった体験です。
農家で手作り体験をする場合もあれば、農村にある加工品製造メーカーや農家共用の作業所のような場所で行うこともあります。
獲れ立ての農産物の料理体験や味わう体験
農泊体験の一番のお楽しみといってもいいのが、獲れ立ての農産物を食べて楽しむ体験です。
果物などをそのまま食べられるものもありますが、野菜などは農家の方や地域の方と一緒に調理をして、ワイワイ楽しむのが魅力です。
農村での行事やイベント体験
農泊体験というと、農業体験や農家のお手伝い的なイメージがありますが、その地域におけるお祭りなどの行事に参加できる場合や農泊体験者のために地域でイベントを用意していることもあります。
蛍狩りや川釣り大会など、さまざまな体験が待っています。
食育体験
ご紹介してきた一連の体験を通じて、お子様の食育にも役立てることが可能です。
農泊体験の中には一定の年齢までのお子様やそのファミリーに限定し、食育体験型の農泊体験を提供しているケースも少なくありません。
いつも食べている野菜や果物が、どのように育てられているのか、農家の方の大変な努力を知ることで、農業の重要性や食べ物の大切さを学ぶことができます。
まとめ
農泊体験では場所や季節、期間などにより、田植えや苗植え体験、収穫体験、加工食品づくり体験をはじめ、農村暮らしを楽しむことや農村でのイベントを楽しむことができます。
お子様の食育にも最適です。
▼日本の祭り・花火大会・イベントをお探しの方はこちら