札幌市内中心部から車で約1時間という近場にありながら、豊かな自然環境に恵まれる「定山渓(じょうざんけい)温泉」
支笏洞爺国立公園にも指定された美しき渓谷の湯どころは「札幌の湯の杜」とも呼ばれるほど風光明媚な観光地です。
年間約240万人もの旅行客・湯治客が訪れ、四季折々さまざまな表情を見せる定山渓の魅力をご紹介します。
定山渓はどんなところ?
定山渓の名は、アイヌの人々の案内で源泉と出会い、温泉の礎を築いた修験僧・美泉定山の功績に由来するといわれ、開湯から155年を超える長い歴史を持ちます。
大正時代~昭和中頃まで白石区の旧東札幌を起点に定山渓鉄道という私鉄があったほどで、札幌だけでなく道内外から、昔も今も多くの観光客・湯治客で賑わっています。
温泉街に湧き出ている温泉の泉質は、無色透明でほのかな塩味を感じるナトリウム塩化物泉(中性低張性高温泉)。
お湯に含まれる塩分が汗の蒸発を防ぎ体の芯からポカポカ温まります。
泉源は全部で56カ所あり、そのほとんどが温泉街を流れる豊平川の月見橋および高山橋付近に集中し、川岸や川底の岩盤の割れ目から自然湧出しています。
毎分8,600ℓもの湯量を誇り、厳選の湧出温度は60~80℃とかなり高温です。
定山渓の見どころは温泉のみならず、岩戸観音堂、白糸の滝、定山渓神社などの観光スポットがあります。
春は小金湯桜の森の桜、夏は定山渓ダム周辺の山並み、秋には二見吊橋周辺の紅葉が見ごろで、冬には近場の札幌国際スキー場でウィンタースポーツを楽しめます。
定山渓と河童伝説
豊平川の渓谷沿いには、かっぱ淵やかっぱ淵公園があり、温泉街にもユーモラスなカッパの像をいくつも見つけることが出来ますが、これはこの地に伝わる河童伝説に由来します。
豊平峡ダムができる以前の豊平川は水量が多く、激流はしぶきを上げ、轟音を発しながら渦を巻いて、不気味な深淵を作り出していたそうです。
その後、「昔、人が溺れたことがあった」という昔話を基に、ここを「かっぱ淵」と名付け、その由来が創作されました。
定山渓で楽しめるアクティビティ
札幌中心部から近い立地の定山渓は、豊かな森と水資源に恵まれた場所柄、自然を満喫出来るアクティビティも楽しめます。
登山やハイキング、ラフティングやカヌーにSUP(スタンドアップパドルボード)、冬のスキーやスノーシューに加え、果物狩りに乗馬、話題の「サ活(サウナ)」やグランピングなど、さまざまなレジャーや遊びスポットも充実!
定山渓への行き方
かつて昭和中頃までは札幌中心部から定山渓鉄道という私鉄があった定山渓、現在も札幌からのアクセスが便利で、直通バスや路線バスが利用できます。
【定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」】
札幌から定山渓エリアへ直通する「かっぱライナー号」は、札幌駅のほか大通公園やすすきのからも乗車可能です。
エリア内の主要な観光スポットを経由して、豊平峡温泉まで行くので定山渓温泉だけでなく、周辺温泉地に行くのにも便利です。
事前予約制となっているので、予約がない便は運休する場合もありますから、乗車する際には事前にWEBや電話で予約を行ってください。
所要時間:札幌都心から約60分 ※5月~10月は八剣山経由で運行します。
【じょうてつバス(路線バス)】
かっぱライナー号同様に、札幌駅や大通り公園、すすきのから予約不要の路線バスもあります。
定山渓エリア内で乗り降りしたり、周遊する際にも便利です。
また別ルートで地下鉄真駒内駅からの路線もあります。
所要時間:札幌都心から約75~85分
かっぱライナー・路線バス 運行情報
【車で】
2023年3月に待望だった国道230号線線の4車線化が定山渓エリアまで完成し、渋滞に悩まされていた市内からのアクセスが格段に改善されました。
札幌および新千歳空港方面からレンタカー利用も、より訪れやすくなりました。
所要時間:札幌都心から約40分、新千歳空港から約90分
定山渓のおすすめ観光スポット・見どころ
定山渓温泉および周辺の豊平峡など、四季を通じて楽しめる定山渓のおすすめ観光スポットを見ていきましょう。
二見吊橋・定山渓散策路(二見定山の道)
札幌近郊の紅葉の名所としても名高い定山渓。
豊平川の渓谷美とあわせて紅葉の景観を楽しめる「定山渓散策路(二見定山の道)」や「二見吊橋」周辺は人気の絶景観賞・撮影ポイントになっています。
特に豊平川に架かる真っ赤な「二見吊橋」は温泉街のシンボルでもあり、毎年10月頃には赤や黄色の紅葉に包まれます。
吊橋からは、夫婦岩で知られる伊勢の二見浦に由来した「二見岩」や、かっぱ伝説が残る「かっぱ淵」が望め、大きな断崖絶壁の岩肌と鮮やかな紅葉の対比は、思わず写真を撮りたくなる自然の芸術と言えるでしょう。
二見公園から赤岩の澗へと、豊平川に沿う様に設けられた自然散策路は、川のせせらぎや野鳥のさえずりを聴きながら、約800種の山野草が生息する森の中を歩けます。
定山渓の絶景、上から見るか、下から見るか?
散策路を巡りながらの渓谷美や紅葉の観賞も人気ですが、もっとアクティブに楽しみたい方には、カヌーやSUPで、豊平川の川面から楽しむのはいかがでしょうか?
川の水深は平均1mほどで流れも緩やかなため、自分のペースでゆったりと、見上げる絶景を満喫できます。
夏は深緑の渓谷と爽やかな風を感じながら、秋は渓谷全体が色づく紅葉に包まれる様な体験は格別です!
二見公園
定山渓温泉で最初の公園といわれる「二見公園」
園内に定山渓温泉のシンボルとなっている「かっぱ大王」の像があり、定山渓散策路(二見定山の道)の起点になっています。
夏の夜には二見吊橋との間で、イルミネーションとライトアップのアートイベント『JOZANKEI NATURE LUMINARIE』の会場になり、幻想的な景色に包まれます。
JOZANKEI NATURE LUMINARIE
提供:定山渓観光協会二見吊橋周辺など、温泉街にある自然散策路を舞台に、有名クリエイティブ集団プロデュースによる、イルミネーションやプロジェクションマッピングを用いたライティングパフォーマンスが繰り広げられます。
森と水の守り神「河童(かっぱ)」が棲む神秘の森へ誘う物語をテーマに、河童たちとのナイトウォークを楽しめるイベントです。
こちらは夜19時~(9月・10月は18時~)の開催で、宿泊者限定のイベントになっているため、温泉街のホテルに宿泊してゆったりと楽しむことをおすすめします。
JOZANKEI NATURE LUMINARIE 基本情報
- 会場:二見公園~二見吊橋
- アクセス:期間中は温泉街と会場との間でシャトルバスが運行されます。
二見公園 基本情報
- 住所:〒061-2303 北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」またはじょうてつバス「定山渓湯の町」バス停下車
定山源泉公園
定山渓温泉の開祖である「美泉定山」の志を後世に伝えるため、定山が温泉と出会った原風景を再現した公園です。
美泉定山の生誕200年を記念して、2005年に開園し、2017年にリニューアルしました。
緑の中で、河原からの新鮮な源泉を引いた足湯を楽しめるほか、自分で温泉たまごを作れる「おんたまの湯」や「美泉定山の像」があります。
4月中旬~5月初旬には園内上空を約400匹の鯉のぼりが泳ぐ「定山渓温泉渓流鯉のぼり」が開催されます。
定山源泉公園 基本情報
- 住所:〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」またはじょうてつバス「定山渓湯の町」バス停下車
岩戸観音堂
定山渓温泉の発展を願って1936年に建立され、本堂奥から続く120mの洞窟内には、地元の方々から寄進された33身の観音様が並んでいます。
お堂の名前でもある「岩戸観音」は難問難関であっても一心に念ずれば、必ず成功に導くというご利益のある観音様です。
受験や恋愛にもご利益があると云われ、パワースポットとしても人気があります。
またお堂の天井には、当時定山渓で活躍した芸者さん達から奉納された、赤いちょうちんがずらりと並び、観光地らしい賑わいがあります。
岩戸観音堂 基本情報
- 住所:〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」または、じょうてつバス「定山渓湯の町」バス停下車
白糸の滝
北海道で稼動している最古の水力発電所「定山渓発電所」の脇に流れ落ちる小さな滝で、周囲の自然に溶け込んでいますが、水力発電所の戻り水が流れている人工の滝です。
落差が12mほどあり、離れていても水しぶきを感じられるほど豪快で、とても人工の滝とは思えません。
木々が緑色に色づき萌ゆる初夏から紅葉の秋まで季節の中で表情を変え、寒い冬は滝が凍って幻想的な姿に。
滝と周囲の景観の美しさが人気のスポットです。
白糸の滝 基本情報
- 住所:〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」または、じょうてつバス「白糸の滝」バス停下車
定山渓神社
温泉街を望む高台にひっそりと建つ定山渓神社は、1905年に建立されました。
春は参道の脇に咲くエゾエンゴサクの青い小さな花が見頃で、秋には紅葉の名所に、そして冬は恒例の雪灯路(ゆきとうろ)が実施されることでも知られます。
また、夕日岳の登山口が境内の奥にあることから登山者にも親しまれており、木立のなかの休憩スポットにもなっています。
ご祭神には「大己貴神(おおなむちのかみ)」をはじめ「少彦名神(すくなびこなのかみ)」「大山祇神(おおやまづみのかみ)」「金山彦神(かなやまびこのかみ)」「罔象女神(みずはめのかみ)」の五柱をお祀りし、今日の定山渓温泉の礎となった美泉定山も合祀しています。
現在は神職は常駐していないため、御朱印はありませんが定山渓観光案内所にスタンプがあります。
冬を彩る幻想的な光のイベント「雪灯路」
冬を彩る幻想的な光のイベント「雪灯路」は、定山渓神社を舞台に行われる雪の芸術祭です。
雪深い渓谷の凛とした空気のなか、定山渓温泉の方々によって手造りされたスノーキャンドルの灯りが揺らめく様子は、どこかメルヘンの世界に迷い込んだような、とても不思議な光景で、毎年多くのリピーターが訪れる冬の風物詩となっています。
またおよそ2,000個のスノーキャンドルのエリアをぬけると、光と映像が自然と融合する神秘的な森「祈りの森」が現れます。
いずれも冬でしか体験できない光景ですので、SNS映え間違いなしのとっておきの一枚を撮ってみましょう!
定山渓神社 基本情報
- 住所:〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」または、じょうてつバス「定山渓神社前」バス停下車
定山寺・宝物殿
1916年に温泉街の人々の先祖供養と、温泉の効能を促進させ健康を祈願するためのお寺として、曹洞宗説教所を建立したのが始まりです。
隣接する宝物殿は、札幌の中央寺金毘羅堂に保管されていた定山渓温泉の開祖「美泉定山」にまつわる貴重な品や御遺物を収蔵・展示しており、 「美泉定山和尚木像」をはじめ貴重な品を観覧できます。
定山寺・宝物殿 基本情報
- 住所:〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」または、じょうてつバス「定山渓神社前」バス停下車
心の里 定山・埜のてらす
森を眺めながら数種類の足湯で憩うことのできる足湯専門施設。
天然温泉の足湯が8つあり、屋根が雨や雪の日も季節を問わず楽しめます。
足湯でもお茶菓子や飲み物を楽しみながら寛げるのもうれしいポイント。
ヒーリングミュージックが流れる「ラウンジ」、自然専門書の「ライブラリー」に「茶室」、定山渓開祖美泉定山の志と、歴史をたどる「定山坊ギャラリー」など、様々なくつろぎスペースを備えます。
時間を気にせず、気ままに「自由度の高い定山渓時間」を過ごせるおすすめスポットです。
※足湯専門施設は中学生以上の利用限定。
「心の里 定山」がある「埜のてらす」は、定山渓時間をもっと面白く、もっと美味しくしてくれる観光拠点。
アウトドア体験ツアーデスク、レストランやスイーツショップ、地場産品マルシェ、心地よい屋外テラスにドッグランなどを備えます。
アウトドア体験ツアーデスク「野あそびベース フリルフスリフ」では、1歳の小さな子どもからご年配の方まで、春夏秋冬楽しめる定山渓の様々な「川あそび」「野あそび」「ものづくり」を提案してくれます。
記事の冒頭でご紹介した、夏のSUPやラフティングはもちろん、冬はスノーシューやスノーハイク、雪見ラフティングといったアクティビティも体験できます。
また、レストラン「埜ノ山キッチン はるらんな」の看板メニュー「北海道 埜のシチュー」は地元養豚場の「古川ポーク」を白ワイン&トマトベースで煮込み、味わい豊かな地場の焼き野菜など地元のごちそうを一皿に詰めた逸品!
隣接するスイーツショップ「「定山渓ぷりん honohono」では、埜のてらすオリジナル「定山渓たまごぷりん」をはじめ、スイーツやドリンクをテイクアウト販売しており、屋外のテラスでも楽しむことができます。
特に「定山渓たまごぷりん」は、定山渓の新名物としてお土産にピッタリな極上プリンです。
心の里 定山・埜のてらす 基本情報
- 住所:〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉東3丁目
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」またはじょうてつバス「定山渓湯の町」バス停下車
豊平峡ダム・定山湖
豊平峡温泉周辺には豊平川を治水する豊平峡ダムや、林野庁の「水源の森100選」や「ダム湖100選」に選定される定山湖など、ハイキングや紅葉狩りにおすすめの絶景が広がっています。
観光放流も行っているダムとしても人気があり、温泉とともに足を伸ばして楽しみたいスポットです。
豊平峡ダム入口から豊平峡園地までは周辺の環境に配慮した電気バスを利用しますが、往路では2つのトンネルの間に九段の滝を眺め、復路では千丈岩を見渡すことができるので、ぜひ進行方向に向かって左側の席を確保しましょう!
また、夏は9月いっぱいまで、定山渓観光協会から豊平峡ダム駐車場まで無料シャトルバスも2往復運行されます。
豊平峡ダムのダムカードは、豊平峡ダム管理支所と、豊平峡ダム資料室で配布しています。
豊平峡ダム 基本情報
- 住所:〒061-2301 北海道札幌市南区定山渓840番地先
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」または、じょうてつバス終点下車徒歩約30分
豊平峡温泉
定山渓温泉に隣接して、周辺に複数の温泉があります。
日帰り温泉施設が評判の豊平峡温泉(ほうへいきょうおんせん)は、歴史は浅いものの道内でも珍しい源泉100%かけ流しの温泉と、大自然を満喫できる大きな露天風呂が、温泉ファンに高評価を得ています。
泉質は、定山渓温泉とも異なり、ナトリウムカルシウム炭酸水素塩塩化物泉となっており、専用の蛇口から飲泉も可能です。
そして、この豊平峡温泉が地元でも人気となっているもうひとつの理由が「温泉カレー」として知られる、本格インドカレーを味わえること。
今のオーナーが前オーナーから温泉を引き継ぐにあたり、元々インド料理店を経営していたシェフを招いたそうで、今やこの温泉の名物となっています。
スパイスをふんだんに使った本格インドカレーの他、スパイスの香るチャイや窯焼きのナンも絶品です。
カレーのみならず、道産そば粉を使った十割そばや、ご当地ならではのジンギスカンもあり、温泉とグルメで、ココロもお腹も満たされること間違いなしです。
豊平峡温泉 基本情報
- 住所:〒061-2301 北海道札幌市南区定山渓608-2
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」または、じょうてつバス終点下車
地下鉄 真駒内駅から送迎バスで約40分
定山渓ダム・下流園地
豊平峡ダムに次ぐ札幌市第二の水がめとして小樽内川に建設され、1989年に完成しました。
ダム堤頂に登るとダム湖であるさっぽろ湖を眺めることができます。
山々に囲まれたダムの下に広がる園地広場は様々な角度からダムの景観を楽しるほか噴水なども設置され、遠足やピクニックに最適です。
秋は紅葉が見事な穴場スポットでもあります。
ダム堤体内の管理用通路(監査廊)の一部を、見学用通廊(クロスギャラリー)として解放しているので、ダムファンの方は必見!
建設当時の写真や、ダムの仕組みを解説したパネルがある内部は、気温約10℃と一年中冷んやりしています。
また園内にある資料館は、ダム工事の過程のジオラマ模型やダム周辺の自然環境などを解説したパネルを展示しています。
上水道や水力発電のしくみを映像や体験装置で分かりやすく説明しており、発電量がわかる手動発電装置体験は子供にも人気です。
定山渓ダムのダムカードは、定山渓ダム管理支所と、定山渓ダム資料館の1階受付で配布しています。
定山渓ダム・下流園地 基本情報
- 住所:〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓8
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」または、じょうてつバス「定山渓大橋」バス停下車徒歩約30分
小金湯温泉
札幌市街地から定山渓温泉へと向かう途中にある小さな温泉が小金湯(こがねゆ)温泉。
豊平川の清流沿いに、現在は「湯元 小金湯」と「まつの湯」の2軒の温泉宿があり、どちらの施設も日帰り入浴が可能で川のせせらぎを楽しめる露天風呂があります。
小金湯温泉にはシンボルツリーとなる樹齢700年を超える桂の大樹がそびえますが、その幹周りは10mを超え、かつては北海道最大だったそうです。
幹の脇に祀られた不動尊は「桂不動」の名で親しまれています。
泉質は無色透明の単純硫黄泉で、皮膚病、神経痛、うちみ、くじき、きりきず、慢性消化器病、冷え性、慢性婦人病、糖尿病などさまざまな効能が期待できます。
毛細血管を広げて血圧を下げるとも言われており、古くから湯治場として利用されています。
豊平峡温泉 基本情報
- 住所:〒061-2274 北海道札幌市南区小金湯
- アクセス:札幌駅から定山渓温泉直行バス「かっぱライナー号」または、じょうてつバス「小金湯」バス停下車
地下鉄 真駒内駅から送迎バスで約35分(湯元 小金湯のみ)
♨寒いからこそ、あたたかさが心にしみる北海道の温泉特集記事
定山渓に泊まるなら、札幌観光もぜひ!
最後に
北海道旅行といえば札幌、そして札幌近郊で温泉と言ったら定山渓ははずせません!
HISでは今回紹介した定山渓に泊まるツアーも豊富にご用意しています。
是非希望に合うツアーを探してみてくださいね!
❄今年(2024年)も開催決定!4年ぶりに3会場(大通・すすきの・つどーむ)で展開!