ゆったりの~んびりとのどかな水牛車や、集落のどこからか三線の音が響くのどかな島。
沖縄八重山諸島のひとつ竹富島は、赤瓦の屋根が連なり、昔ながらの八重山の風景が色濃く残自然に恵まれています。
そんな竹富島を訪れた際に、立ち寄りたいお食事処、食べてみたいグルメや旅の思い出としても、ぜひ持ち帰りたいお土産をご紹介します。
竹富島のお食事処
集落内には昔ながらの食堂や八重山そば店の他、意外にも?カフェやパーラーなど、15店舗ほどの飲食店があり、島グルメを満喫できます。
そば処 竹の子
竹富島での食事といえば、変わらぬ人気を誇るのが1975年創業の八重山そばの名店「そば処 竹乃子」。
沖縄そばにこだわって57年、変わらぬ味を守っています。
八重山そばは本島の沖縄そばとはやや異なる細めの麺が特徴で、「鶏がら」と「とんこつ」を薪で炊いたスープとの相性が抜群です。
店オリジナルの、島とうがらしで作った「クチュ」という香辛料をかければ、風味はさらに豊かに。
そばはなくなり次第終了なので遅めのお昼となるときにはご注意を。
また、おみやげにおすすめなのが「島胡椒」ともいわれる「ピィヤーシ」です!
先代のおばぁから受け継いだ、ヒハツモドキという八重山諸島に自生するコショウ科の植物の実を乾燥して粉末にした香辛料で、エスニック調の独特の香りが特徴です。
お食事処 やらぼ
西集落の端にあるこちらも老舗そば屋ですが、島の人々に長年愛されている隠れ家的なお店です。
店名の「やらぼ」とは防風林として植えられている「テリハボク」という常緑樹のことで、店内にもこの「やらぼ」の切り株を使ったテーブルがあります。
こちらでのおすすめは、なんといっても竹富島産の車海老がたっぷりのった「えび入り野菜そば」。
竹富島の南側では車海老の養殖場があり、やらぼのえび入り野菜そばのために特別に用意してもらったものを使っているそうです。
その圧倒的なボリュームと見た目は店主さんの「たくさん食べてほしい」との思いからですが、その年の車海老の収穫量によって提供期間が異なるとのことにて、タイミングが合えばぜひ体験してほしい竹富島グルメです。
お食事処 やらぼ 基本情報
- 住所:〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富107
- 電話:0980-85-2268
- 営業日:限られた日での営業のため、ご注意ください。
ぱーらー願寿屋
島宿願寿屋(がんじゅや)が営む「ぱーらー願寿屋」は、かき氷や冷たいドリンク、スイーツの店で、今となっては「ぱーらー」という言葉の響きも懐かしくエモい印象ですが、こちらで味わうべきは「パフェ」!
生のマンゴーやパイナップルなどがごろっとたっぷりな「南国パフェ」、ビターなコーヒーゼリーをベースに、サトウキビのアイスをトッピングした「大人のパフェ」、塩ちんすこうやウベ(紅いも)など沖縄らしい味のアイスが楽しめる「うちなーサンデー」の3つがあり、散策途中の休憩などでいつも賑わっています。
パーラー ぱいぬ島
「パーラーぱいぬ島」は、集落のほぼ真ん中、竹富民芸館の目の前にあります。
こちらのオススメは何といっても「かき氷」!
南の島の庭先でいただく、まるでパウダースノーのようなふわっふわのかき氷や氷ぜんざいは絶品!
黒糖や南国フルーツを使った蜜もたっぷり、山盛りのかき氷が500~700円程度と、都内では絶対にありえないくらい良心的な値段に、大満足間違いなしです。
パーラー ぱいぬ島 基本情報
- 住所:〒907-1101 沖縄県八重山郡竹富町竹富417
- 電話:0980-85-2505
- 営業日:冬季はお休みの場合があります。
竹富島のおみやげ
小さな竹富島ですが、魅力を詰めた島ならではのお土産はたくさんあります。
これまでにご紹介した「ぴぃやーし」など調味料の他、こんなおみやげはいかがでしょうか?
てぇどぅん かりゆし館
竹富島フィールドミュージアムでご紹介した「てぇどぅん かりゆし館」で、八重山みやげとして人気なのが、ミンサー織の格子柄をスタンプにしたものや、柄をモチーフにしたTシャツやかりゆしウェアです。
5つと4つの■で構成される模様は「いつ(5)の世(4)までも末永く」という意味が込められています。
竹富島では各所で「入島料」として300円の「うつぐみチケット」を販売しており、この「うつぐみチケット」をカウンターで見せると、返礼品として「テードゥンムニのかわいいステッカー」がもらえます!
※テードゥンムニとは、竹富島の島くとぅば(方言)を意味します。
返礼品の内容はステッカーの他、島の植物で作ったミサンガや、島の風景写真のポストカードなど、その時々によって様々あり、ちょっとした旅の記念にピッタリです。
なお、この入島料は竹富島の自然環境を守る活動に使われます。
星の砂/夜光貝
カイジ浜でとれる星の砂を小さなボトルに詰めたお土産も昔から人気です。
星の砂は、旅の思い出に拾って持ち帰ることが許されていませんので、お土産用に販売されているものを購入してください。
小物やアクセサリーとしては、真珠層のきらめきが美しい夜光貝やタカラガイのネックレスやブレスレット、ストラップなど、ひとつひとつハンドメイドされたものが女性に人気で、こちらは集落内の「island」や「南潮庵」などで購入可能です
竹富郵便局
竹富島では郵便局も赤瓦の屋根で、ポストや「〒」マークがなければ、郵便局だと気づかないほど、集落に溶け込んでいます。
郵便局前に置かれているポストは、今となっては貴重な昔ながらの丸型ポスト!
とても懐かしくもあり、南国感あふれる可愛らしい外観とともにエモい雰囲気です。
そんな竹富郵便局で、局名入りポスト型はがきと、2014年に発売を開始した竹富郵便局オリジナルの竹富島の風景の数々を収めたフレーム切手を購入して、大切な人に手紙を出してみましょう。
窓口で風景印を依頼すると、赤瓦屋根とミンサー織の帯、星砂がデザインされた風景印を押してもらえるので、他にはない最高の記念品になります。
※局前のポストに投函した場合は、通常の消印になるのでご注意!
さいごに
竹富島は石垣島から日帰りでも訪れることのできる小さい島でありますが、小さい島に詰まったたくさんの魅力をめいっぱい楽しむには、ゆっくり宿泊いただくことをおすすめします。
ゆったりと流れる沖縄時間の中での~んびりと、癒しのひとときを過ごしてみましょう。
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