好きなフルーツとして、必ず名前があげられる「いちご」。
特にいちご狩りは子供から大人まで楽しめて毎年大人気。
人気のいちご狩りですが、いつが旬の時期かご存知ですか?
この記事ではいちごの旬の時期や、品種ごとの特徴、地域ごとのいちご狩りができる時期について詳しく解説!
おすすめのいちご狩りバスツアーもご紹介します。
🍓いちご狩りはいつからできる?
毎年春頃になると各地でいちご狩りを楽しむ風景が見られますが、いつからいつまでがいちご狩りのシーズンでしょうか?
関東から西のエリアではいちごは暖かくなってくる3月頃が旬の時期ですが、最近ではとちおとめや紅ほっぺなどいちごの代表的な品種は12月頃からいちご狩りが楽しめます。
品種改良や、ハウス栽培で春頃の気温と同じ状態を保てるようになったことで、春を待たずに甘いいちごを十分に堪能できるようになりました。
但し、いちごの品種によっては2月からがシーズンのものもあり、品種によって時期は異なります。
ちなみにいちご狩りは、遅いと6月頃まで楽しめる品種もあります。
12月から6月頃までと意外にも長い期間楽しめ、その間に様々な品種を食べ比べてみるのもおすすめ。
また、時期によっていちごの甘さや食感は変わってくるので、いちご狩りに行くたびに、その時期ならではの味わい・食感の違いを楽しむのもおすすめです。
🍓いちごが一番甘い時期
3月頃が旬のいちごですが、一般的に一番美味しいと言われているのは1月~2月頃のいちご。
いちごは寒い時期に糖分を溜め込み、その間にじっくりと時間をかけて成長したいちごは甘味が強く、濃厚な味わいを楽しめます。
さらに1月頃のいちごは果肉がしっかりと締まって、歯ごたえのある食感です。
逆にいちごは暖かくなると酸味が増してくるので、3月~4月頃のいちごは甘さと酸味の両方を楽しめる味わいへと変化します。
また、果肉も水分を多く含むようになるので、柔らかい食感に変化していきます。
但し、品種によってシーズンを迎える時期が異なるため、美味しいと言われる時期に差があります。
🍓地域によって異なるいちご狩りの時期
12月頃から楽しめるいちご狩りですが、地域によって寒暖差が大きい日本ではいちご狩りが楽しめるシーズンも異なってきます。
各地域ごとのいちご狩りシーズンを見てみましょう。
北海道
気温が低い北海道はいちごの成長時期も遅いことが理由で、本州と比べいちご狩りの開始時期はぐんと遅くなります。
また、いちご狩りができる期間も約1か月程と短く、貴重な1か月間です。
北海道でいちご狩りに行く際は各農園に事前に確認しましょう。
東北
関東エリアなどに比べると気温が低めな東北は、いちごの成熟スピードもややゆっくりなため、1月頃からいちご狩りを楽しめます。
東北の中でも宮城はいちごの生産量が多く、日本全国のTOP10に入ることもあるほどです。
関東
12月頃からいちご狩りのシーズンを迎え、長い期間楽しめます。
いちご狩りスポットも多く、各地で多種な品種の栽培が行われています。
栃木はいちごの代表的な品種のとちおとめやスカイベリーなどの栽培が盛んで生産量ランキングでも常に上位。
千葉県はいちご狩り農園が多く、関東の中でもいちご狩りスポットとして人気です。
中部
関東同様長いシーズンいちご狩りを楽しめます。
愛知・静岡もいちごの生産量が多いことで知られており、特に章姫や紅ほっぺなどの品種が多く栽培されています。
関西
12月下旬から開園しているスポットもありますが、年明けの1月上旬から開園しているスポットが多いです。
関東に次いでいちご狩りスポットが多い地域です。
中国・四国
温暖な気候の愛媛県ではいちごの栽培が盛んです。
日本海側の島根県や鳥取県では1月下旬や2月頃から開園しているスポットもあり、地域によって差があります。
九州
温暖な気候の為、最も早いところで11月下旬からいちご狩りを楽しめるスポットもあります。
福岡県や佐賀県、長崎県などはいちごの栽培が盛んで、様々な品種が生産されています。
特に福岡県のあまおうは人気の品種です。
また、その年の気候により、開始・終了時期は早まったり、遅くなることがあります。
🍓いちごの品種と特徴
一言で”いちご”と言っても様々な品種があり、現在その数約300種ほどあります。
さらに今も品種改良を重ね、新品種が続々と誕生しています。
その中でも人気の定番品種、希少な品種をご紹介!
とちおとめ
●旬の時期:12月~3月頃
言わずと知れたいちごの代表格で、日本で最も多く栽培されている品種です。
栃木県で育成されたのが始まりで、とちおとめの生産量は栃木県が断トツですが、関東・東北エリアを中心に幅広く栽培されています。
とちおとめの見た目の特徴は円錐形で、濃く鮮やかな赤色、表面がつやつやしています。
また、サイズは大きめ。
甘味が強いのが特徴ですが、程よく酸味もあり、しっかりとした果肉の絶妙なバランスです。
練乳やミルク無しでも十分な甘さがあります。
スカイベリー
●旬の時期:2月~3月頃
プレミアムいちごとして知られるスカイベリー。
こちらも栃木県で育成されたのが始まりです。
スカイベリーの特徴はその大きさ。
一粒が25g以上あるものが殆どです。
色は鮮やかな赤から少しオレンジ色がかって、艶があります。
果肉はしっかりとした固めですが、果汁たっぷりでジューシーなのも特徴。
見た目が優れていることから贈答用としても人気です。
とちあいか
●旬の時期:12月~3月頃
栃木県内でのみ栽培されており、一粒が大きいのが特徴で、スカイベリーととちおとめの中間位の大きさです。
甘みが強く、酸味が少ないため、甘いいちごが好みの方にはおすすめの品種です。
甘い香りも強く、いちごの良い香りに包まれます。
さらに、とちあいかの特徴として話題なのが切った断面がハート型をしていること。
へたの部分がくぼんでいるため、縦に切るとハートの形に見えます。
食べる際には試してみてください。
やよいひめ
●旬の時期:2月~3月頃
群馬県で育成された品種で、日本各地で栽培されています。
一般的にいちごは1月頃から出荷量が増えますが、やよいひめは名前の通り2月から3月頃に出荷量が多くなります。
さらに3月を過ぎても味が落ちず、みずみずしい食感を保っているのが特徴です。
ややオレンジがかった明るい赤色で、大きめの円錐形のやよいひめは食べ応えも十分。
甘みが強く、酸味はそれほど強くありません。
章姫(あきひめ)
●旬の時期:2月~4月頃
静岡県で育成されたのが始まりです。
縦長の形が特徴的で、色味も赤というより少しオレンジ色が混ざった赤橙色です。
果肉は柔らかく、甘みが強いのが人気の理由です。
酸味をほとんど感じられないので、甘いいちごが好みの方や小さなお子様にも食べやすい味わいです。
いちご狩りでも人気の品種です。
紅ほっぺ
●旬の時期:3月頃
章姫の品種改良で誕生した品種で、静岡で育成されました。
今では関東、中部をはじめ九州など多くの地域で栽培されており、いちご狩りでもよく見かけます。
形は章姫ほど縦長ではありませんが、やや縦長の大きめの円錐形。
甘味だけでなく、酸味もあり、いちご本来の味わいを楽しめます。
練乳やミルクと一緒に食べるのもおすすめです。
ほっぺが落ちるほど美味しい、というのが名前の由来と言われています。
おいCベリー
●旬の時期:1月~3月頃
九州沖縄農業研究センターで育成され、主に九州で栽培されていますが、四国や関東などでも栽培されています。
名前にもあるようにビタミンCの含有量が多いのが特徴です。
一般的ないちごのビタミンCの含有量は100gあたり62mg(出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)ですが、おいCベリーは100gあたりのビタミンC含有量が約87gと、いちごの品種の中では最も高いとされています。(九州沖縄農業研究センターのデータより)
見た目の特徴は濃い赤色で、やや大きめの円錐形。
果肉はしっかりとした固さです。
いちご狩りでも見かける品種なので、たっぷりとビタミンCを摂れますね。
さちのか
●旬の時期:1月~2月頃
福岡県で育成した品種ですが、今では佐賀県や長崎県、関東では千葉県などでも栽培されています。
見た目の特徴は濃い赤色のきれいな円錐形。
果肉が固めで、輸送にも優れているので全国的にスーパーなどでも見かける品種です。
甘味と酸味のバランスが良いいちごです。
さちのかもビタミンCが100gあたり約80mgの含有量で、おいCベリーに次いで多いことも特徴です。
あまおう
●旬の時期:3月~4月頃
「赤い・丸い・大きい・うまい」の頭文字をとって「あまおう」と名付けられました。
福岡県のみで栽培されている希少な品種。
関東のスーパーなどで販売されているものも福岡県産です。
あまおうは大きく、1粒の大きさは20gを超えるものが多いのが特徴です。
円錐形ながら丸みを帯びて、色も濃い赤(深紅)色で可愛らしい見た目です。
中の果肉まで赤い色をしたものもあり、見た目の華やかさからケーキなどスイーツに使用されることもあります。
味は甘味と酸味のバランスが良く、濃厚な味わいです。
ミルキーベリー
●旬の時期:2月~3月頃
ミルキーベリーの特徴はなんと言ってもその白い見た目。
栃木県で開発され、2020年から一般栽培が始まった新しい品種です。
栽培されているのは栃木県内のみで、生産量が少ないため幻の品種と言われるほど希少です。
白いいちごだとあまり甘みがないのでは?と思われそうですが、一口食べてみるとまろやかな味わいが広がります。
酸味がとても少ないので、甘さがより一層際立ち、一般的ないちごとは違う味を楽しめます。
名前の由来は「ミルクのように白く、酸味がなくまろやかな食感と甘さ」から因んでいるそうで、まさにその由来通りの味わいを楽しめます。
古都華(ことか)
●旬の時期:1月~4月頃
奈良県で育成され、奈良県でしか栽培されていない希少な品種です。
見た目は鮮やかな赤色で光沢があり、きれいな円錐形が特徴です。
糖度が高く、甘みが強いながら酸味もほどよく調和され、濃厚な味わい。
甘い香りが強いです。
通常いちごはシーズンの中でも酸味が増したり、水っぽさが増えたりと味の変化がありますが、古都華はシーズンを通して味の変化が少ないのも特徴です。
🍓美味しいいちごの見分け方
いちご狩りの最適な時期や品種について見てきましたが、重要な美味しいいちごの見分け方について見てみましょう!
ポイント1.ヘタまで赤いものを選ぶ
ヘタの部分まで赤くなり、全体的にむらなく均一に色付いているものが完熟しています。
白い部分が残っているいちごは完熟前です。
いちご狩りでもヘタのすぐ下辺りは白い状態のものがあるので、できる限り全体が赤く、艶があるものを選びましょう。
ポイント2.つぶつぶが赤いものを選ぶ
表面にあるつぶつぶまで赤いものが完熟しているサインです。
よく見るとつぶつぶが黄色っぽいものがありますので、いちご狩りの際は摘む前に確認しましょう。
また、つぶつぶの周りの果肉が盛り上がっているようにみえるものは甘味が強いと言われています。
ポイント3.ヘタが反り返っているものを選ぶ
ヘタが反り返っているものは新鮮で、収穫のベストタイミングになっています。
今年のいちご狩りはここでご紹介したポイントを参考にしてみてください!
🍓終わりに
人気のいちご狩りですが、沢山の種類があり、旬の時期も微妙に異なっています。
折角なら品種ごとの旬の時期にいちご狩りを楽しみたいですね。
HISではいちご狩りを楽しむバスツアーを豊富にご用意しています。
いちご狩りだでなく、食べ放題や温泉も楽しめる内容充実プランで満喫しましょう!
▼HISおすすめ!いちご狩りバスツアー特集はこちら
▼他にもあります!種類豊富なバスツアーはこちら