福岡市に次ぐ福岡県第2の都市、北九州市。
関門海峡を挟んで本州と面していることから昔から九州の玄関口、交通の要衝の役割を担っていました。
現在でも北九州空港、新幹線が停まる小倉駅、新門司港があり陸海空の玄関口となっています。
小倉や門司を含む、北九州エリアおすすめ観光スポットをご紹介します♪
北九州のおすすめ観光スポット
小倉城
関ケ原の戦いで活躍した細川忠興が築城した名城です。2019年3月に展示内容と内装をリニューアルし、体験型観光スポットに生まれ変わりました。
城内では1602年から約7年の歳月をかけ造られた小倉城の400年の歴史を大迫力のシアターで楽しめるほか、小倉藩を治めた細川家、小笠原家の歴史、小倉藩に縁の深い宮本武蔵、佐々木小次郎の生涯を学ぶことができます。
5階の展望スペースからは小倉の街を一望することができます。
夜に入城し、お酒を楽しみながら夜景を楽しめる「ナイトキャッスル」などのイベントも開催されています。
また、敷地内には約300本の桜が植えられており、春は桜の名所としても人気です。
秋にはケヤキやイチョウが紅葉し、秋も美しい景色を見ることができます。
皿倉山
皿倉山(さらくらやま)は標高622mの山です。山頂まではケーブルカーとスロープカーで行くことができ、山頂では北九州の街から関門海峡まで一望できます。
昼の景色も絶景ですが、夜景は「新日本三大夜景」の一つに認定されています。
「100億ドルの夜景」とも呼ばれるほどの絶景は必見です。
皿倉山 基本情報
- 住所:〒805-0057 福岡県北九州市八幡東区大字尾倉1481-1
- アクセス:ケーブルカー「山麓駅」まで、西鉄バス「帆柱登山口」下車徒歩約10分
千仏鍾乳洞
千仏鍾乳洞(せんぶつしょうにゅうどう)はカルスト台地の雨水によってできた鍾乳洞で、平尾台にある200を超える鍾乳洞の中では最大規模の鍾乳洞です。大小約30個の鍾乳石が垂れ下がる「洞入口」は見事な景観です。
地下の小川の中をジャブジャブ歩いて冒険体験ができます。
洞の中は年間通して16℃ほどと、いつ行っても快適な気温です。
松本清張記念館
北九州市出身の芥川賞作家、松本清張の業績を伝える記念館です。
松本清張の多岐にわたる創作活動を展示品やグラフィックパネルなどで紹介しているほか、忠実に再現された書斎、書庫などからは創作に対する情熱を感じることができます。
また、四季折々の自然を感じながらゆっくりくつろげる「SEICHO Café」やユニークなオリジナルグッズを販売しているミュージアムショップもお見逃しなく!
到津の森公園
到津(いとうづ)の森公園は、約80種470頭羽の動物達が暮らす公園です。「市民と自然とを結ぶ「窓口」となる公園を目指す」をコンセプトに自然、動物、人間に優しい施設づくりをしています。
周辺の自然を生かし、生息地に合わせた飼育空間をつくることで、より自然に近い動物たちを観察できるほか、エレベーターの設置や観察路の勾配を緩やかにすることで誰でも快適に園内をまわることができるようになっています。
また、動物だけでなく観覧車やメリーゴーラウンド、アスレチックなどの遊具や、芝生広場がある「園地ゾーン」もあり、1日中思いっきり遊べるスポットです。
門司港レトロ
明治初期に開港し貿易港として栄えた門司港。開港当時から昭和初期にかけて建築された建物が多く残っており「門司港レトロ」として人気の観光スポットになっています。
●JR門司港駅
1914年(大正3年)に門司駅として開業し、1942年(昭和17年)に門司港駅に改称されました。
木造2階建ての駅舎はネオルネサンス様式といい、左右対称の作りが特徴。
1988年(昭和63年)に鉄道駅舎として初めて国の重要文化財に指定されました。
2019年に復原工事を終え、開業当時の姿が甦りました!
●旧門司三井倶楽部
旧門司三井倶楽部は1921年(大正10年)に三井物産の社交倶楽部として門司区谷町に作られました。
ヨーロッパ伝統のハーフテインバー様式と呼ばれる木造建築工法で作られた洋館でJR門司港駅と同様に国の重要文化財に指定されています。
1990年(平成2年)に北九州市に譲渡され、現在のJR門司港駅前に移築されました。
ノーベル物理学賞を受賞したアインシュタイン博士が日本で講演旅行をした際に、夫妻でこの三井倶楽部に宿泊しました。
旧門司三井倶楽部の2階には夫妻が宿泊した部屋は復元され保存されており「アインシュタインメモリアルルーム」として公開されています。
同じく2階には門司出身の作家「林芙美子記念室」があります。
1階には和洋レストラン三井倶楽部があり、門司港名物の焼きカレーなどいただけます。
国指定文化財のお部屋でのお食事はなかなかない機会なのでぜひ、訪れた際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
●関門海峡ミュージアム
関門海峡は日本の本州と九州を隔てる海峡で古くは縄文時代から人々がこの地域で生活しており、長い歴史があります。
この関門海峡ミュージアムでは「関門海峡をまるごと楽しむ体験型博物館」をコンセプトに関門海峡の歴史や文化、自然を五感で感じて学ぶことができるスポットです。
2階から4階の吹き抜けには日本最大級のスクリーンがあり、関門海峡の自然や歴史を大迫力で体験することができほか、1階、2階部分には大正時代の門司港の街並みを再現した「海峡レトロ通り」など見どころ満載です。
●門司港レトロ展望室
門司港レトロ展望室は日本を代表する建築家が設計した高層マンション「レトロハイマート」の31階にある展望室です。直通エレベーターで一気に地上103mまで登るとガラス越しに関門海峡や関門橋、門司港レトロをはじめ、遠くには下関の街並みまで一望することができます。
門司港レトロ展望室からの夜景は「日本夜景遺産」に認定されており、さらには2022年3月には北九州市が「日本新三大夜景都市」に全国1位で認定されています。
また、展望室には展望カフェテリアが併設されており、絶景を眺めながらホッと一息つくことができます。
カフェメニューに加え、門司港地ビールなどのお酒も楽しむことができます。
北九州までのアクセス
飛行機で行く
福岡には福岡空港と北九州空港があります。
北九州市に位置する北九州空港は羽田空港、季節限定で那覇空港へ就航しています。
国際線も就航しておりソウル、プサン、台湾便が就航しています。
羽田空港⇔北九州空港
所要時間:1時間30分
那覇空港⇔北九州空港※季節限定
所要時間:1時間40分
▼全国各都市から福岡へのアクセスはこちらの記事を参考に
電車で行く
北九州の主な駅は「小倉駅」です。
小倉駅はJR西日本の山陽新幹線、JR九州の在来線(鹿児島本線、日豊本線、日田彦山線)、北九州モノレール(小倉線)が乗り入れしています。
●東京から 新幹線(のぞみ)利用
所要時間:約4時間48分
●名古屋から 新幹線(のぞみ)利用
所要時間:約3時間9分
●新大阪から 新幹線(のぞみ)利用
所要時間:約2時間13分
●熊本から 新幹線(こだま)利用
所要時間:約50分
●鹿児島から 新幹線(こだま)利用
所要時間:約1時間34分
●博多から 新幹線(こだま)利用
所要時間:15分
フェリーで行く
北九州は関門海峡を挟んで本州と面しており、いくつか港があるのでフェリーで行くことができます。
時間はかかりますが車やバイクなど、自分の愛車で旅行したい方におすすめのアクセス方法です。
●松山から 小倉砂津港着
所要時間:約7時間
●神戸から 新門司港着
所要時間:約12時間
●大阪から 新門司港着
所要時間:約13時間
車で行く
福岡市内からレンタカーを借りて高速道路を使って行くことも可能です。
北九州は広いのでレンタカーを利用しての観光がおすすめです。
北九州空港内にもレンタカーショップがあります。
また、関門海峡は車で渡ることができるので本州に渡り、下関も周遊することができます。
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いかがでしたか?
昔から九州と本州を繋ぐ場所、北九州。
歴史あるスポットや、美しい夜景が見れるスポットが多くあります。
福岡に来た際はぜひ、足を延ばして北九州にも訪れてみてください♪
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