南北に長い地形の沖縄本島は、北部・中部・南部にエリアが分かれており、各エリアにリゾート地ならではの自然や沖縄グルメ、琉球王国が育んだ独自の琉球文化を体感できる観光スポットがたくさんあります。
この記事ではレンタカーを利用した2泊3日で、定番から話題のスポットまで沖縄を存分に満喫できるおすすめモデルコースをご紹介します。
沖縄の玄関口、那覇空港って?
那覇空港は、沖縄県の南部に位置する沖縄の玄関口。
東京・羽田空港、大阪、中部をはじめ、札幌や仙台など日本各地からフライトが就航しており、さらにアジアを中心とした海外からも直行便が乗り入れています。
また、那覇空港から沖縄離島へのフライトも本数多く就航しており、離島への玄関口としても重要な役割を果たしています。
那覇空港からの交通手段
那覇空港からの主な交通手段はレンタカー、バス、モノレール(ゆいレール)があります。
【那覇空港から那覇市街地へのアクセス】
那覇空港は那覇市街地へのアクセスが良く、ゆいレールでも短時間でアクセス可能です。
▶モノレール(ゆいレール)
那覇空港から那覇市街地を通って浦添市の「てだこ浦西駅」までを約40分で運行。
那覇空港から国際通り最寄りの県庁前駅までは約13分でアクセスできます。
ちなみに那覇空港から県庁前駅まで車では約10分です。
【那覇空港から沖縄本島各地へのアクセス】
▶バス
通常の路線バスに加え、アメリカンビレッジや沖縄美ら海水族館などの主要観光スポット、リゾートホテルへ向かうシャトルバスも運行しています。
ただし、本数は多くないため事前に時間の確認をおすすめします。
▶レンタカー
観光スポットが点在している沖縄ではレンタカーでの移動が便利。
春~夏のピークシーズンはレンタカーの予約が取りにくいこともあるので、早めの予約をおすすめします。
▼レンタカーをお探しの方はこちら!
1日目モデルコース【沖縄の自然を体感!空港~中部エリア】
那覇空港到着
✈午前:各発地から那覇空港へ。
到着後、レンタカーを借りて11時頃那覇空港を出発。
🚙那覇空港から車で約30分。
【ガンガラーの谷】へ。
ガンガラーの谷
ガンガラーの谷は数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた谷間に多様な植物が茂り、川が流れる亜熱帯の森が広がっています。
谷間には古代人を探し求めて今も発掘が行われている遺跡や、命の誕生を願う洞窟などがあります。
沖縄の自然を感じるスポットとして多くの人が訪れます。
谷の中には樹高約20mもある大主(ウフジュ)ガジュマルもあり、その迫力に自然の偉大さを感じられるでしょう。
また、出発地点の「CAVE CAFE(ケイブ カフェ)」はガイドツアーのお客様専用の待合スペースで、出発まで天然の洞窟の中で非日常感を味わえます
※ガンガラーの谷の散策にはガイドツアーの参加が必須となります。定員制のため早めの予約をおすすめします。
※ガイドツアー所要時間:約1時間20分
▼ガンガラーの谷はこちらの記事もおすすめ!
🚙ガンガラーの谷から車で約45分。
【アメリカンビレッジ】へ。
アメリカンビレッジ
ショップやレストラン、映画館などがあるアメリカをテーマにした複合リゾート施設。
カラフルでポップな建物が並び、一歩足を踏み入れるとアメリカに来たような街並みが広がります。
沖縄らしい個性的なお店や、オーシャンビューの絶景を見ながら沖縄グルメを堪能できるカフェなど話題のスポットも豊富。
また、ウォールアートやオブジェがいたるところにあり、SNS映えするフォトジェニックなスポットとしても人気です。
海沿いには遊歩道「デポアイランドボードウォーク」もあり、ショッピングの合間に海風を感じながらのんびり過ごすのもおすすめ。
🚙アメリカンビレッジから車で約30分。
【恩納村のリゾートホテル】へ。
恩納村のリゾートホテルに宿泊
沖縄本島は南北に長い島のため、どこのエリアに宿泊するかによって旅の予定や運転する距離なども変わってきます。
行きたいスポットを決めた上でホテルを選ぶも良し、宿泊したいホテルを選んでから旅のスケジュールを決めるも良し!
旅行を計画する時は、旅の目的や優先順位を決めると計画もたてやすいですよ。
今回のモデルコースではおすすめのリゾートホテル【ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート】をご紹介。
ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート
白砂の天然ビーチ「タイガービーチ」に面して建つ、全室オーシャンビューのホテル。
ビーチでのマリンアクティビティが充実しているのはもちろん、ホテル内のプールもおすすめ。
海と繋がっているようなインフィニティプールや、波を体験できるウェイブプール、スライダープール、キッズプールなど多彩なプールで大人から子供まで存分に楽しめます。
また、天然温泉の浴場、サウナや屋内プールなどを楽しめる屋内施設「ブルーリーフ」もあり、天候を気にせず楽しめるのも人気の理由。
コロニアルデザインのシックな客室は落ち着いた空間で、旅の疲れも癒してくれます。
※屋外プールの遊泳可能期間は4月~10月です。
ホテルモントレ沖縄 スパ&リゾート 基本情報
- 住所:〒904-0413 沖縄県国頭郡恩納村字冨着1550番地1
- アクセス:那覇空港より沖縄自動車道経由、車で約1時間
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2日目モデルコース【沖縄の絶景を満喫!中部エリアの人気スポットへ】
🚙ホテルモントレ沖縄スパ&リゾートから車で約1時間15分。
【沖縄美ら海水族館】へ。
沖縄美ら海水族館
国営沖縄記念公園(海洋博公園)にある沖縄美ら海水族館は、沖縄周辺の海を再現したスケールの大きな水族館です。
なかでも深さ10m、幅35m、奥行き27mもある大迫力の水槽「黒潮の海」はメインスポットで、全長8.8mもあるジンベエザメやエイの仲間では最大級のナンヨウマンタが悠々と泳ぐ圧巻の光景が見られます。
さらに、屋根のない造りで自然光が降り注ぐ「サンゴの海」水槽では、サンゴの大規模な飼育展示が行われており、熱帯魚などが泳ぎ回る沖縄のありのままの美しい海を再現。
他にも深海の世界を再現した「深海への旅」エリアなどさまざまな角度から沖縄の海をまるごと体感できます。
雨の日でも楽しめることから、沖縄観光で外せない人気スポットになっています。
沖縄美ら海水族館 基本情報
- 住所:〒905-0206 沖縄県国頭郡本部町字石川424 海洋博公園内
- アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由、車で約2時間
🚙沖縄美ら海水族館から車で約7分。
【備瀬のフクギ並木】へ。
備瀬のフクギ並木
台風などの災害から家屋を守る防風林として使用されている「フクギ」の木。
備瀬(びせ)地区では集落を囲むように備瀬崎までの約1kmにわたってフクギの並木道が続いています。
フクギのトンネルに囲まれた昔ながらの沖縄の風景が長閑な雰囲気を醸し出し、人気のフォトスポットにもなっています。
🚙備瀬のフクギ並木から車で約10分。
【今帰仁城跡】へ。
今帰仁城跡(なきじんじょうあと)
歴史的なグスクで、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」のひとつとして世界遺産に登録されている今帰仁城跡(なきじんじょうあと)。
その歴史は古く、琉球が北山(ほくざん)、中山(ちゅうざん)、南山(なんざん)に分かれて勢力争いをしたいた頃に、北山王の居城だったと言われています。
堅牢な城壁に囲まれた城は標高約90m~100mに位置し、やんばるの地を守る要の城でした。
今も残る城壁の高さは3~8mあり、その長さは約1.5kmにもおよび、その壮大さが窺えます。
城内の神聖な場所である御内原(うーちばる)からは城壁とコバルトブルーの海を一望でき、絶景スポットとしておすすめです。
現在は毎年1月~2月にかけて咲く琉球寒緋桜の名所としても知られています。
🚙今帰仁城跡から車で約30分。
【古宇利島】へ。
古宇利島
美しいエメラルドグリーンの海に囲まれた小さな島で、2005年に古宇利大橋が開通し、沖縄本島から車で行けるようになりました。
橋を渡る際は、まるで海の上にいるよう!
島の入り口すぐにあるビーチのほか、ハート型の岩があるティーヌ浜(ハートロック)や沖縄版「アダムとイブ」の言い伝えにある、彼らが暮らしていたとされる洞穴があるチグヌ浜、自然の浜が複数広がっており、丸い穴が開いた不思議な形をした石灰岩の岩(ポットホール)が点在するトケイ浜など主に6つのビーチがあります。
いずれのビーチも沖縄随一の透明度を誇ります。
さらに島内にある海抜82mの古宇利オーシャンタワーのオーシャンデッキからは周辺の島々やエメラルドグリーンの海の絶景が見られます。
また、古宇利島には昔ながらの古民家やさとうきび畑が広がり、沖縄ならではの風景を楽しめます。
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🚙古宇利島から車で約1時間。
【万座毛】へ。
万座毛
万座毛(まんざもう)は恩納村役場の北西に位置し、琉球石灰岩からなる海岸の断崖と広大な草原からなる絶景スポット。
眼下には抜群の透明度を誇る海が広がり、フォトスポットとして多くの観光客が訪れます。
琉球王朝時代に国王の尚敬王が万座毛を訪れ「万人を座らせるに足る」と賞賛したことから万座毛と名付けられたと言われています。
石灰岩上の草原の周りに広がるハナコミカンボク、オキナワスミレなどの植物群落は、県の天然記念物に指定されています。
草原を囲むようにぐるっと遊歩道が整備され、「象の鼻」に似た岩と澄んだ青い海の絶景も見られます。
夕陽の名所としても知られ、「象の鼻」の岩の背景に沈む夕陽は息を呑む美しさです!
万座毛 基本情報
- 住所:〒904-0411 沖縄県国頭郡恩納村恩納2767
- アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由、車で約1時間
- 観覧料:お一人様100円(税込み・大人・子供同額)※小学生未満無料
🚙万座毛から車で約15分。
ホテルモントレ沖縄スパ&リゾートに宿泊。
3日目モデルコース【空港に近い那覇・南部エリアを観光】
🚙ホテルモントレ沖縄スパ&リゾートから車で約1時間。
【斎場御嶽】へ。
斎場御嶽(せーふぁうたき)
御嶽(うたき)とは「聖地」の総称で、沖縄には祈りを捧げる信仰の聖地がいくつも点在しています。
斎場御嶽(せーふぁうたき)は琉球王国の中で最も格の高い聖地とされ、人工的な建造物がない自然豊かな場所で、うっそうとした樹木と剥き出しの岩山そのものが神の宿る存在として崇められていました。
2000年12月、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして、世界遺産に登録されました。
イビと呼ばれる霊域が6か所あり、その中でも、大庫理(うふぐーい)・寄満(ゆいんち)・三庫理(さんぐーい)はいずれも首里城内にある建物や部屋と同じ名前を持つことから、両者の深い関わりを示すものと言われています。
※御嶽は神聖な場所で、立ち入り禁止の区域もあります。訪れる際はマナーを守りましょう。
※掲載許可:南城市教育委員会
🚙斎場御嶽から車で約5分。
【ニライ橋・カナイ橋】へ。
ニライ橋・カナイ橋
ニライ橋とカナイ橋の2つの橋からなる南城市にある絶景のドライブスポット。
海に向かって大きくカーブしている高さ80mの橋の頂上付近にトンネルがあり、それを抜けると美しい弧を描く橋の全貌と青い海の大パノラマが見られます。
天気の良い日にはコバルトブルーの海に浮かぶ久高島が望めることも。
ニライカナイとは沖縄の方言で海のかなたや理想郷という意味で、まさにその通りの絶景が広がっています。
🚙ニライ橋・カナイ橋から車で約45分。
【那覇市国際通り】へ。
那覇市国際通り
国際通り商店街は那覇市の県庁北口交差点前から安里三叉路交差点までの約1.6kmの間に沖縄料理をはじめとする沖縄グルメのお店、ガラス工房など沖縄の工芸品、お土産店などが軒を連ねる那覇のメインストリート。
朝から営業しているお店もあり、昼間も夜も多くの観光客で賑わいます。
最近では沖縄スイーツのお店も多く見かけるようになり、食べ歩きスポットとしても人気です。
毎週日曜日の12時~18時、県庁北口交差点から蔡温橋交差点の間約1.3kmが歩行者優先道路となり、ストリートパフォーマンス、イベントなどが行われており、よりいっそう賑わっています。
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🚙那覇市国際通りから車で約30分。
【瀬長島 ウミカジテラス】へ。
瀬長島 ウミカジテラス
ウミカジテラスは沖縄産の食材を使用したこだわりのレストランやカフェ、沖縄ならではのコスメやお土産などのセレクトショップが集まるショッピングスポットです。
瀬長島の西海岸に隣接した傾斜地に真っ白な建物が整然と建ち並ぶ光景は、まるで地中海のリゾート地を訪れたよう。
ここにしかないショップもあり、沖縄の最先端スポットとしても話題です。
また、目の前にはい広大な海が広がり、建物の合間を爽やかな海風が吹き抜け、散策にもおすすめのスポット。
夜はライトアップされ、昼間とは違ったロマンティックな光景が見られます。
瀬長島 ウミカジテラス 基本情報
- 住所:〒901-0233 沖縄県豊見城市瀬長174番地6
- アクセス:(車)那覇空港から約15分。(バス)糸満市、那覇市方面へ路線バス(ウミカジライナー TK02)運行。
🚙瀬長島 ウミカジテラスから車で約15分。
【那覇空港】へ。
那覇空港へ
国内線を利用する場合遅くとも「1時間前」までに空港に到着しましょう。
レンタカーを借りている場合は、給油や返却手続き、空港までの移動など時間を要します。
余裕を持って空港に向かいましょう。
空港に到着してから飛行機に搭乗するまでには、チケットや荷物の手続き、保安検査場にて手荷物検査、身体検査を受ける必要があります。
ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始などとくに混雑が予想される時期には、より余裕を持って空港に到着すると安心です。
✈那覇空港から各着空港へ
最後に
2泊3日で巡る沖縄旅行のモデルコースはいかがでしたか?
沖縄本島にはまだまだ魅力的なスポットがたくさん。
ぜひ自分だけのオリジナルプランも組み立ててみてください。
初めての沖縄旅行の場合、帰路便は午後~夕方以降にすると最終日もゆっくりと滞在ができておすすめです!
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