野生のクジラを見たことがありますか?
実は沖縄は、北海道や和歌山、小笠原などと並ぶ有数のホエールウォッチングスポット。
巨大なクジラが悠々と泳ぐ姿をぜひ間近で見てみませんか?
冬だけの楽しみ、迫力のホエールウォッチングの旅です。
この記事では、冬の沖縄で楽しめるホエールウォッチングの魅力や持ち物、そしてツアーを選ぶ際のポイントなどを解説します。
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沖縄でクジラが見られる時期は?種類は?
シベリア海域に生息するクジラは、12月下旬から4月上旬の間、出産と子育てをするために暖かい沖縄の海へやって来ます。
珊瑚礁が美しい慶良間諸島や本島北部の伊江島周辺に現れることが多く、この時期の遭遇率はなんと90%以上だとか。
仲よく泳ぐ親子クジラや寄り添う夫婦クジラなど、繁殖シーズンならではの光景に出会うことも珍しくありません。
よく見られるのはザトウクジラという種類で、平均体長は13~15m、体重は約30tを超える巨体と、5mにもなる長い胸ビレ、扇のような尾ビレが特徴です。
生まれたばかりの赤ちゃんクジラでさえ、体長は4~5m、体重は1.5tほどにもなるというから驚きですね。
クジラが見せるパフォーマンス
ホエールウォッチングの見どころは、なんといってもクジラが見せるダイナミックなパフォーマンス。
大型バスより大きな体が宙を舞う姿は迫力満点です。
このパフォーマンス、実はそれぞれに意味があることはご存知ですか?
代表的なものをいくつか紹介しましょう。
ブロウ
いわゆる潮吹きのことで、頭上から水しぶきを上げます。
呼吸するために水面に上がってきたときに見られます。
ペックスラップ
クジラが横向きになり、長い胸ビレを水面に打ちつけます。
おなかを見せて両胸ビレを打ちつけることもあります。
クジラが機嫌のよいときに見せる行動です。
ブリーチ
体を水面に持ち上げ、胸ビレを側面に突き出して空中で回転し、背中から海中にダイブします。
体についた魚やゴミなどを落としたいとか、雌クジラへの求愛行動だとか、あるいは単に遊んで楽しんでいる、などいくつかの説があります。
テールスラップ
尾ビレを高く持ち上げ、激しく水面に叩きつけたり、水面下から尾ビレを蹴り上げたりします。
自分の居場所を知らせ、相手を威嚇するときに行います。
スパイポップ
水面から顔を出し、体を回転させながらゆっくり沈んでいきます。
周囲の陸地を確認し、泳ぐ方向を決めるための行動です。
ブロウやテールスラップはよく見かけるパフォーマンスですが、ブリーチやスパイポップはかなりレアなのだとか。
行動の意味や名称などを知っていれば、ホエールウォッチングがさらに面白くなりそうですね。
必要な持ち物や注意事項は?
動きやすい服装
船上は揺れ、風も吹いているので、ズボンなど動きやすい服装、スニーカーなど滑りにくい靴を履くことをおすすめします。
また波しぶきがかかる場合もあるので撥水性のあるレインコートを持っていくと安心です!
紫外線対策グッズ
冬であっても海上は日差しが強いため、日焼け止め、サングラス、帽子(飛ばされないよう紐があるとよいですね)などを準備しておくのもよいでしょう。
酔い止め
3~4時間は船に乗っていなければいけないので、乗り物酔いをする方は出発の30分前までに酔い止めを飲んでおくとよいでしょう。
マイカメラ
迫力あるクジラの姿を写真に収めたい!という方はカメラの持参をおすすめします。
波しぶきがかかることもあるため、防水対策をしておきましょう。
各ツアーの違い・ポイント
出発地
北部発、北谷発、那覇発など発着地が選べます。
滞在ホテルや旅行の行程に合わせて、出発地を選びましょう!
所要時間
ホエールウォッチングだけであれば、所要時間3~4時間のツアーがほとんどで、丸一日空ける必要もありません。
また午前発、午後発のツアーがありますが、遭遇確率は時間帯によって変わることはありません。
その日の旅行の行程に合わせて出発時間を選びましょう!
ツアーの規模・参加人数
ツアーの規模や参加人数により、船の大きさが異なります。
HISのツアーでは大型船または高速クルーザー(※選択不可)を利用するツアーを選べます。
大型船の方が船の揺れを感じにくいので、船酔いする方にはおすすめです。
また小型船は少人数で乗船するため、デッキにいる人も少ないことから大型船よりクジラを近くで見ることができるかも!
送迎
HISのツアーは指定ホテルへの送迎のあり・なしを選択できます。
送迎付きであれば、お荷物の心配もなく、乗船場への交通手段を調べる手間も省けて安心です!
返金保証
沖縄のホエールウォッチングは、高い確率でクジラを見ることができますが、万が一クジラを見ることができなかった場合は、ほとんどのツアーは全額返金や再乗船が可能です。
事前にチェックしてみましょう。
対象年齢
プランによって異なりますが、0歳から参加いただけるツアーもあります。
金額
ホエールウォッチングのみであれば、6,000円前後から参加が可能です。
その他にも、マリンスポーツ、無人島上陸ツアー、ダイビングなどがセットになったツアーもあります。
お得なプランが多数あるので、ぜひ事前にチェックしてみてください!
いつまでに予約が必要?
こちらもツアーによって異なりますが、空席があれば前日や当日でも予約可能なツアーがあります。
さあ、沖縄のホエールウォッチングに出かけよう!
沖縄のホエールウォッチングツアーは那覇や中部の北谷町、北部の本部町などの港から高速船で向かいます。
慶良間諸島の沖合いまでは50分前後。出没エリアに到着したら、いよいよホエールウォッチング開始です。
クジラは大きいからといってすぐに見つかるものではありません。
また、浮上したかと思うとすぐに海中へ潜ってしまいます。
そのため、クジラを発見したときの感動は格別で、間近で見るクジラの迫力は想像以上です。
この時期、この瞬間だけの貴重な体験をしっかりと味わいましょう。
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