憧れの沖縄旅行も、何度か行くと定番スポットを制覇してしまいます。地元の人しか知らないようなディープなスポット訪ねれば、「オキナワの新たな魅力」が見えてくるでしょう。 そんな、穴場的なオキナワの観光名所をご紹介。ビーチに街道、そして絶景の公園、B級スポットなど盛りだくさんです。
ビーチの穴場
大度浜海岸
超手軽にシュノーケリングができる穴場!
沖縄本島最南端の喜屋武岬(きゃんみさき)にほど近い、別名「ジョン万ビーチ」とも呼ばれる天然のビーチ。その名の通り、幕末に通訳などで活躍した土佐藩出身のジョン万次郎が、遭難から長年の異国生活を経て日本に帰国したとき、最初に上陸したのが、この浜でした。
那覇から車で30分ほどとアクセス至便で、派手さはないものの、地元民に愛されている穴場のビーチです。
このビーチの魅力は、干潮になると出現する「タイドプール」と呼ばれる潮だまり。膝くらいから水深数メートルまで、さまざまな深さのプールがあり、浅い場所なら子どもでも安心安全にシュノーケリングが楽しめます。水の中はサンゴ礁やカラフルな南の海の魚が泳ぎ、その手軽さにびっくり。また満潮時は、サーフィンを楽しむ人が多く繰り出します。夏期には潮干狩りもできます。
市民の憩いの場として整備されていて、休憩所もあり、手軽なバーベキューなども楽しむことができます。
またこちらは、「龍宮城の使者が訪れるビーチ」でもあります。毎年3月〜8月末がウミガメの産卵期となり、夏休みには見学会も開催されています。
玻名城の郷(はなしろのさと)ビーチ
のどかな雰囲気ただよう超穴場ビーチ
沖縄本島南部にある「サザンリンクスゴルフクラブ」。その先にあるちょっとした海岸が、「玻名城の郷ビーチ」です。以前はゴルフ場の管理となっていましたが、現在は地元で管理しています。ゴルフ場の中を通らないといけないというアクセスの特殊さから、観光客にはあまり知られていません。そのため、非常にのどかな雰囲気が漂っています。
このビーチの特徴は、ビーチが3つに分かれていること。中央はコンクリートで人工的に仕切ってあり、ファミリーで遊ぶのに適しています。
サンゴ礁の姿が豊富に見られ、気軽に潮干狩りやシュノーケリングを楽しむことができます。干潮時は潮溜まりに色とりどりの魚が集まるので、子どもは大喜びします。
街道の穴場
ハンタ道
沖縄の歴史を体感できる、いにしえの街道
沖縄本島の東海岸中南部の高台に伸びる、琉球王府時代の街道。2015年に国指定文化財となりました。首里を起点に、幸地グスク(西原)、新垣グスク、中城城や勝連城を結ぶ最短ルートで、グスク時代(12〜15世紀ごろ)に整備されたと言われています。ちなみに「ハンタ」は、沖縄の言葉で「端っこ」を意味します。17世紀後半以降は生活道路として使われました。
「ペリーの旗立岩」は、ハンタ道を新垣グスクから300mほど北にあります。ペリー提督率いるアメリカ艦隊の調査隊が、沖縄本当に上陸したとき、この岩山のあたりで休憩し、岩山の上に旗を立てて岩山の征服記念に祝砲を撃ったと伝えられています。
太平洋の絶景を見ながらのウォーキングは、地元民の定番コース。道沿いには琉球の歴史や文化を伝えるスポットが多数点在していて、歴史好きにはたまらない散策コースです。
沖縄県中頭郡中城村泊1258 基本情報
- 電話:098-935-5719(中城城跡共同管理協議会)など
公園&絶景の穴場
グスクロード公園
城めぐりの途中で立ち寄れるのんびり公園
琉球王朝時代の文化史跡が数多く残る南城市。首里城や中城城、勝連城といった「メジャーどころ」ではなく、玉城城跡、糸数城跡、ミントングスク、垣花城跡と4つのグスクが、わずか4kmの間に点在する道路が「グスクロード」です。
そのロード沿いの高台にある「グスクロード公園」は、公園からのロケーションが見晴らしいのひとこと。城巡りの途中に立ち寄りたい穴場スポットです。
休日は子連れファミリー層で賑わいます。公園中央には子どもが遊べる遊具があります。2017年3月にリニューアルされたピカピカな遊具で遊べるので、ファミリーでのドライブの休憩にもオススメのスポットです。
浦添大公園
長い滑り台が名物!浦添市民いこいの広場
総面積37.4平方kmを誇る、浦添市民の憩いスポットがこちら。東西に細長くのびた形をしていて、3つの大きなゾーンに分かれています。
「歴史学習ゾーン」は歴史的・文化的な趣があるエリア。琉球王国初期の王陵で、当時の姿そのままに復原された「浦添ようどれ」(県文化財指定)などが見どころです。
「ふれあい広場ゾーン」は多目的広場、遊歩道と遊具があり、子どもやファミリー御用達のエリア。大きなローラー滑り台は公園名物として親しまれています。
そして「憩いの広場ゾーン」は、石畳道や干支橋があり、のんびりピクニックに興じる人が目にとまります。
夕陽や夜景の展望スポットとしても人気で、標高130mの展望台からは西海岸の絶景を望めます。
観光の穴場
八重山鍾乳洞 動植物園
八重山エリア屈指のB級ポイント!
石垣島および八重山エリアのB級&穴場観光スポットの筆頭といえるのがここ「八重山鍾乳洞 小動物園 古代植物園」(通称、八重山鍾乳洞動植物園)です。ちなみに「石垣島鍾乳洞」とは別のスポットなので、お間違えなく。
総面積は約7万坪と広大で、その名の通り、鍾乳洞をはじめ、動物園や植物園、そして博物館も併設していて、見どころ盛りだくさん。自然がいっぱいで、ワイルドに生えているガジュマルもポイントです。
メインの鍾乳洞は長さ300mほどあり、さまざまな色のライトに照らされ、エキゾチックなムードが漂います。
八重山鍾乳洞 動植物園 基本情報
- 住所:沖縄県石垣市石垣1601
- 電話:0980-83-6868
グルメの穴場
今帰仁の里 あいあい手づくりファーム
食べて体験して泊まる、食のフードパーク
沖縄の食の豊かさを満喫できる、ファミリーレジャーにぴったりなスポット。島とうふを始め、天然酵母パン、ソーセージといった手作り体験や、農作業体験といった体験型のプログラムが豊富にそろっています。
直営レストランでは、地元沖縄産の有機・無農薬栽培野菜をふんだんに使っているので、野菜本来の味わいを満喫できます。メニューは前菜ミニビュッフェ付きで、「豆腐のカツ煮」や「島豚ハンバーグ」などが人気。焼きたての無添加パンや島豆腐、生味噌などの沖縄食材のショッピングも楽しみです。
また、宿泊施設も完備しているので、ゆっくりと過ごせるのも魅力的です。
今帰仁の里 あいあい手づくりファーム 基本情報
- 住所:沖縄県国頭郡今帰仁村湧川369
- 電話:0980-51-5111