沖縄めぐりは車で自由気ままに!プロがすすめる厳選ルート

沖縄めぐりは車で自由気ままに!プロがすすめる厳選ルート

沖縄の共交通機関では行けるところが限られてしまうので、沖縄観光を100%楽しみたいなら、レンタカーでドライブするのがベストチョイス。
窓を開け、潮風を浴びながらさっそうと駆ける沖縄ドライブは、実に爽快です。
沖縄本島のドライブコースを、「南部」「中部」「北部」そして「東海岸」の4エリアに分けて紹介します。

沖縄めぐりは車で自由気ままに!プロがすすめる厳選ルート
沖縄めぐりは車で自由気ままに!プロがすすめる厳選ルート

沖縄本島南部ドライブ

沖縄本島南部は、那覇市から南城市の斎場御嶽に出向き、南の海沿いに糸満市を経由して那覇市に戻るルートです。
歴史と文化、そしてショッピングとさまざまな楽しみが満喫できるドライブコースです。

斎場御嶽
神聖な沖縄の心を伝える最高のパワースポット

斎場御嶽三庫理入口
提供:なんじょうデジタルアーカイブ

悠久の歴史を紡ぐ沖縄には、パワースポットが多数存在します。
斎場御嶽(せいふぁうたき)は、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」に登録されている、沖縄有数のパワースポット。
琉球開びゃく伝説にもその存在が示され、琉球王国時代には国家的な神事が行われるなど、沖縄の最重要聖地として知られています。三角形の岩間の突き当たりにある「三庫理(さんぐーい)」では、今も祈る人の姿が絶えません。
また、15分ほど離れたところには、アマミキヨが築いたとされる神秘の城「玉城(たまぐすく)城跡」があります。

 

斎場御嶽  基本情報

  • 住所:〒901-1511 沖縄県南城市知念字久手堅539
  • アクセス:那覇空港から車で約45分

沖縄県営平和祈念公園
沖縄の平和のシンボル的存在

沖縄県営平和祈念公園
太平洋戦争で日本国内で唯一、地上戦が行われた沖縄。
そんな歴史を乗り越え、平和への祈りを込めて作られた公園です。
南に沖縄戦終焉の地である摩文仁(まぶにそん)の海岸線が望める、開放的なロケーション。
多くの観光客が訪れる場所とともに、芝生でピクニックを楽しむなど、市民の憩いの場でもあります。
また車で10分ほどの場所には、映画などでも有名な「ひめゆりの塔」があります。

沖縄県営平和祈念公園  基本情報

  • 住所:〒901-0333 沖縄県糸満市字摩文仁577
  • アクセス:那覇空港から車で約45分

瀬長島
飛行機が間近に見えるニュースポット

日本の“アマルフィ(イタリア南部の世界遺産)”とも呼ばれる美しい景観
提供:瀬長島ウミカジテラス

沖縄観光のニュースポット「瀬長島(せながじま)」。
離島といっても橋でつながっているので、交通アクセスは抜群です。
目を引くのは、2015年に開業した商業施設「瀬長島ウミカジテラス」。
丘陵地の斜面をそのまま利用し、地中海の海辺のような街並みで、ショップごとに独立した雑貨店や飲食店が30店舗ほど集結しています。
島の中央には、天然温泉がこんこんと湧く「琉球温泉瀬長島ホテル」があり、宿泊はもちろん、日帰り入浴も可能です。

また瀬長島は、那覇空港に近いことから「飛行機の絶好ビュースポット」としても知られています。
瀬長島から車で10分ほどの場所にある「沖縄アウトレットモール あしびなー」もショッピングスポットとして有名です。

瀬長島(せながじま)  基本情報

  • 住所:〒901-0233 沖縄県豊見城市瀬長174−6
  • アクセス:那覇空港から車で約11分、バスで約15分

沖縄本島中部ドライブ

沖縄本島中部のドライブコースは、宜野湾市(ぎのわんし)から北谷町(ちゃたん)、読谷村(よみたんそん)と巡り、そして恩納村(おんなそん)の万座毛に到達します。
アメリカンなグッズをはじめ、沖縄伝統の「やちむん」と呼ばれる焼き物など、ショッピングスポットが豊富。
有名なビュースポットも見どころです。

沖縄本島中部ドライブ
沖縄本島中部ドライブ

宜野湾大山ファニチャーストリート
本場アメリカのヴィンテージものを手に入れよう

宜野湾市大山周辺は、アメリカ文化に縁が深いスポット。
国道58号の両サイドに、約1.5kmにわたってアメリカ風の店舗が並んでいます。
裏通りや枝道も合わせれば、30店舗以上が軒を連ねていて、アメリカ好きにはたまりません。
ショップは中古ファニチャーを始め、古着や雑貨ショップなど多彩!個性的な店をチェックしましょう。
また、宜野湾大山ファニチャーストリートから約15分の距離にある「美浜タウンリゾート・アメリカンビレッジ」も、ショッピングやグルメなどの立ち寄りスポットとしてオススメです。

やちむんの里
個性的な沖縄の焼き物を楽しもう

沖縄伝統のやちむんの皿
提供:読谷村役場商工観光課

沖縄伝統の焼き物「やちむん」の工房が集まるスポット。
やちむんは、ぼってりとした厚みのある存在感と、大らかさが魅力の絵付けが特徴です。
場内には、「北窯売店」と「読谷山焼窯共同売店」の2つの共同売店があります。
19の工房それぞれで作陶された、手作りのマカイ(茶碗)やカップなどが購入できます。

やちむんの里  基本情報

  • 住所:〒904-0301 沖縄県読谷村字座喜味2653-1
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約1時間5分

残波岬
ダイナミックな海の景色に大感動!

残波岬
沖縄本島の最西端にあり、東シナ海に突き出した絶景スポット。
30mほどの高さがある断崖絶壁が約2kmも続いています。断崖に打ち寄せる荒々しい波が、実にダイナミックです。
周囲は公園として整備され岬の突端に立つ残波岬灯台は、高さ31mもあり、展望台からは360度の眺望を楽しめます。

残波岬  基本情報

  • 住所:〒904-0328 沖縄県読谷村字宇座1233
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約1時間10分

万座毛
琉球王朝時代の歴史を刻む絶景

万座毛
サンゴ岩が隆起してできた、琉球王朝時代から知られる絶海の景勝地。
高さが20mもあり、大迫力のロケーションが楽しめます。
また「象の鼻の岩」や「岩のトンネル」など、ビュースポットも豊富です。
広々とした天然の芝生も、万座毛の魅力。
琉球王朝時代に尚敬王が「万人を座するに足る毛(野原の意味)とこの地を讃えたことに由来しています。

万座毛  基本情報

  • 住所:〒904-0411 沖縄県国頭郡恩納村恩納
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約1時間

沖縄本島北部ドライブ

沖縄本島北部のドライブコースは、名護市や本部町、今帰仁村、大宜味村、国頭村などを巡ります。
定番中の定番「美ら海水族館」から、パワースポットの「大石林山」まで、バラエティ豊かな立ち寄りスポットが魅力です。

沖縄本島北部ドライブ
沖縄本島北部ドライブ

「道の駅」許田 やんばる物産センター
沖縄北部観光のアクセスポイント

外観3_道の駅許田提供
提供:道の駅許田

やんばる(沖縄北部)の魅力が凝縮された、沖縄本島北部の観光拠点。
1994年にオープンした沖縄県初の道の駅にして、年間150万人ほどが訪れるスポットです。
物産販売スポットでは、近隣の栽培農家によるフルーツや野菜などを販売。特にパイン類は絶品です。
また沖縄ならではのグルメコーナーのほか、「道路情報ターミナル」では畳敷きでゴロリと横になれる仮眠室や休憩ラウンジ、そして観光情報などを知ることができます。
ここに立ち寄ってから、「美ら海水族館」など観光スポットへ向かう人も少なくありません。

「道の駅」許田 やんばる物産センター  基本情報

  • 住所:〒905-0024 沖縄県名護市許田17-1
  • アクセス:国道58号線沿い、沖縄自動車道「許田IC」を下りてすぐ

今帰仁城跡
琉球の歴史を感じさせる名城

今帰仁城(なきじんぐすく)跡

沖縄本島の中でも、指折りの名城として知られる城(グスク)「今帰仁城跡(なきじんじょうあと)」。
琉球統一前の「三山鼎立時代」には、難攻不落の城として北山王(ほくざんおう)の居城に使われていました。
また統一後には、琉球王府からの監守(役人)の居城として使われました。
地形を生かした石垣は長さ1.5kmにも及び、独特の美しさが特徴。
2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして、世界遺産認定されています。

今帰仁城(なきじんぐすく)跡  基本情報

  • 住所:〒905-0428 沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約1時間45分

古宇利オーシャンタワー
幸せの鐘を鳴らせるトロピカルアイランド

絶景ビューの古宇利オーシャンタワー
提供:古宇利オーシャンタワー

クイジマ(恋の島)と呼ばれる古宇利島(こうりじま)にある観光タワー。
海抜82mの高台にあり、36mの高さがあります。
1万点以上の世界中の貝を展示する「世界の貝展示館」をはじめ、展望フロアからははるか古宇利大橋などを見渡せる雄大なロケーションが楽しめます。
展望台にある「幸せの鐘」は、鳴らせば誰もがハッピーになれます。
また、オーシャンビューを楽しみながら、ゆっくりとデザートブッフェを楽しめるカフェも人気です。

古宇利オーシャンタワー  基本情報

  • 住所:〒905-0406 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利538
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約1時間30分

大石林山
沖縄の自然がパワーを宿す

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提供:おきなわワールド

沖縄のいにしえの自然が残るパワースポット。
聖なる地として昔から畏敬の念で大切にされてきました。
2億年の年月をかけて形作られた亜熱帯カルスト地形は、圧倒的なスケール。
コースはダイナミックな風景が続く道のりで、時には岩肌を歩くときもあり、探検隊のような気分を味わえます。
多数のパワースポットポイントがあるので、たくさんの願いを込めて歩きましょう。
また、ここから車で5分ほど行くと、沖縄本島最北の岬である「辺戸岬」があり、素晴らしい眺望が楽しめます。

大石林山  基本情報

  • 住所:〒905-1422 沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約2時間10分

沖縄本島東海岸ドライブ

沖縄本島東海岸のドライブコースは、南城市をはじめ北中城村、うるま市、宜野座村、東村などを横断します。
沖縄ドライブの定番コースと言える「海中道路」や、美しい城郭で有名な「中城城跡」や「勝連城跡」などを巡る、歴史ロマンや自然に彩られたドライブコースです。

沖縄本島東海岸ドライブ
沖縄本島東海岸ドライブ

中城城跡・勝連城跡
ロマンあふれる琉球王朝の舞台を訪ねる

中城城跡(なかぐすくじょうあと)
中城城跡

中城城跡(なかぐすくじょうあと)は、標高150mから170mの高台にある、石灰岩丘陵上にある山城。
城郭がなだらかで美しいラインを描いています。
築城年代は不明ですが、14世紀後半に築かれたとされています。
1440年頃、座喜味城主で読谷山按司の「護佐丸」が王府の命令で中城城に移り、当時の最高の築城技術で増築し、現在の形になりました。
ちなみに護佐丸は、政争に巻き込まれて1458年に自刃、その後は王子の居城となりました。
1853年にアメリカのペリー提督が日本に来たときは、本土上陸前に琉球に立ち寄り、探検隊が中城城にも立ち寄った、との記録が残されています。

 

勝連城跡(かつれんじょうあと)
勝連城跡

勝連城跡は、12世紀ごろに作られたとされる、沖縄最古の城。
15世紀ごろ、海外貿易によってこの地域を大いに栄えさせたといわれる阿麻和利(あまわり)の居城としても知られています。
標高60〜98mの高台にあり、自然の断崖を利用した難攻不落の城と言われる城ですが、その城壁は優雅な曲線を描き、女性的な美しさを感じさせます。
城内はWi-Fi完備。城内の掲示板はスマホと連動し、バーチャルツアーで当時の再現映像を観たり、音声ガイダンスを聞いたりすることができます。

中城城跡  基本情報

  • 住所:〒901-2402 沖縄県中頭郡中城村泊1258
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約40分

勝連城跡  基本情報

  • 住所:〒904-2311 沖縄県うるま市勝連南風原3908
  • 電話:098-978-7373(勝連城跡休憩所)

海中道路
海と空と同化できる沖縄ドライブの特選コース

沖縄本島の与勝半島と、うるま市内の平安座島を結ぶ5.2kmの「海中道路」。
ドライバーの目線と同じ高さに遠浅の海が広がり、海と空の境界を走っているような爽快なドライブが楽しめます。
橋の中間地点にある「海の駅あやはし館」では、地元特産品のショッピングのほか、ビュッフェスタイルで食事も可能。
2階には「海の文化資料館」もあります。屋上のデッキからの眺めも最高です。

海中道路
海中道路

海中道路  基本情報

  • 住所:〒904-2427 沖縄県うるま市与那城屋平
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約1時間10分

大浦湾
美しい海が広がるビーチリゾート

大浦湾
大浦湾

東海岸のビーチリゾート、大規模リゾートハウス「カヌチャリゾート」では、一年を通して楽しめるジェットパックやフライボード、ウェイクボードなど、さまざまなマリンアクティビティが楽しめます。
また室内外で行われるリラクゼーションも人気です。
各種アクティビティは予約制なので、事前に手配しておけば、ドライブの途中に立ち寄って楽しむことができます。
また近隣にある「メロディーロード」では、アスファルトに細かな筋が刻まれ、時速40kmほどのスピードで車を走らせると、沖縄民謡の「二見情話」が流れます。

カヌチャリゾート  基本情報

  • 住所:〒905-2263 沖縄県名護市字安部156-2
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約1時間25分

東村
村全体で自然を満喫できるフィールド!

東村(ひがしそん)

自然豊かな沖縄本島北部の東海岸に位置する東(ひがしそん)村は、約73%は森林で約1,900人の村人が住む、沖縄本島ではもっとも人口が少ない地域です。
国の特別天然記念物のノグチゲラなどが住む「やんばるの森」のほか、沖縄本島では最大級のマングローブ林が残されている慶佐次川(げさしがわ)など、豊かな自然がそのままの姿で残されています。
キャンプやトレッキング、農業体験や文化体験など、さまざまなアウトドアのアクティビティが充実しています。

東村  基本情報

  • 住所:〒905-1204 沖縄県国頭郡東村平良471-24(東村観光推進協議会)
  • アクセス:那覇空港から沖縄自動車道経由にて、車で約1時間40分

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投稿日:2018.06.12

         

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