沖縄本島から約100km西に浮かぶ、久米島。
琉球列島で最も美しい島と言われており、美しい海や雄大なロケーションから、南国のパワーを思う存分吸収できます。
アクセスなどのお役立ち情報からおすすめの観光スポットまで久米島の魅力をご紹介します!
久米島ってどんな島?
久米島は、沖縄本島から西へおよそ約100kmに位置する、東シナ海に浮かぶ島です。
面積は約60平方kmで、車で1時間足らずで周ることができます。
沖縄県内で本島、西表島、石垣島、宮古島に次いで5番目の大きさを誇り、この島内に約7,400人ほどの人が住んでいます。
久米島の魅力
久米島の魅力は、何といってもビーチに代表される自然です。
琉球王朝時代から、久米島は「球美の島」と讃えられ、琉球列島でもっとも美しい島と言われてきました。
今もその美しさは変わらず、1983年には島全体が県立自然公園に指定されました。
世界中から多くのダイバーが集うダイビングスポットとしても知られています。
久米島の気候・服装
気候は、沖縄本島とほぼ同じで、一年を通して温暖な気候。
ただし梅雨は沖縄本島よりも少し早く、5月中旬以降に入ります。
暑さは5月から11月まで続き、11月以降は冬に入りますが、気温は16度〜20度ほどです。
久米島への行き方
久米島へは飛行機とフェリーでアクセスすることができます。
飛行機で行く
沖縄本島(那覇空港)から1日7便運航しており、所要時間は約30分です。
例年7月中旬~8月31日の夏休みシーズンになると東京(羽田空港)から直行便が運航され、所要時間は約2時間35分です。
フェリーで行く
那覇泊港(とまりん)から渡名喜港を経由する便と久米島への直行便が運航しています。
渡名喜島経由の所要時間は約3時間30分で直行便の所要時間は約3時間です。
島内での移動手段
久米島内の移動手段は自由に島内を周ることができるレンタカーがおすすめです。
久米島の公共交通機関はバスのみ。本数が少ないので観光に適しません。
利用時間で料金が設定されている観光タクシーもありますので免許がない方、運転に自信がない方はそちらをおすすめします。
レンタルバイクでも島内を周るには十分なので天気が良い日は風を感じながらバイクで走るのもいいですね!
久米島のおすすめ観光スポット
ハテの浜
「球美の島」の美しさと癒しを、全身で感じることができるパワースポット。
久米島の東の沖合5kmに浮かぶ、メーヌ浜・ナカノ浜・ハテノ浜の3つの無人島で構成された浜です。
3つの浜の長さを合計すると、7kmにも及ぶ長さ。
エメラルドグリーンの海に白い砂浜がぽっかりと浮かぶ風景は、この世のものとは思えないほどの神々しさ。
「東洋一美しい島」という別名にも納得です。
ゆっくりとシュノーケリングを楽しんだり、浜辺を歩いてさまざまな貝殻に出会ったり。時間が止まったようなロマンチックな時間を過ごせます。
ハテの浜には船でしか行けないので、ツアーなどの申し込みは必須。
直射日光をさえぎるものがないので、日焼け対策をしっかりしましょう。
また滞在時間が長い場合は、多めに飲み物を持って行きましょう。
イーフビーチ
白い砂浜が美しい長さ2kmのビーチで「日本の渚100選」に選ばれています。
周辺にはホテルやダイビングショップが立ち並び、久米島を代表するビーチの一つです。
遠浅な地形のため干潮時と満潮時の景色が大きく変わることが特徴です。
泳ぐには満潮時がおすすめ!波が穏やかで小さな子どもでも安心して遊ぶことができます。
マリンスポーツも盛んで、シュノーケリングなどを楽しむことができます。
また、天気が良い日の夜には満天の星空を見ることができ、運が良ければ流れ星や天の川を見ることができるかも!
ミーフガー
子宝に利益があるとされるパワースポット。
海底から隆起した2つの岩が、長い年月をかけて潮や風で侵食されて400万年以上前にできた風景は神秘的です。
2つの岩が寄り添うように重なり、岩の割れ目が女性のシンボルに見えることから「女岩」とも呼ばれています。
また1年の中で、夏至である数週間の期間のみ、岩穴の間から日の出を見ることができます。
五枝の松
琉球王朝時代から島民に愛されてきた琉球松で、国指定の天然記念物。
伊平屋島の「念頭平松」と同じく、沖縄県の2大名松としても知られています。
樹齢は約250年にのぼり、高さ約6m、幹の周りが約4.3mの大きさは、久米島の大らかさを象徴しているよう。
枝が上ではなく、地面を這うようにして四方八方に枝分かれしていて、見事な枝振りです。
なお、この付近は「クメジマボタル」の生息地でもあり、シーズンの5月上旬にはホタルが美しく光を放ちます。
畳石
久米島から海中道路を渡った奥武島(おうじま)にある国指定天然記念物のスポット。
干潮時にまるで亀の甲羅のような平らな石がびっしりと敷き詰められた景色を見ることができます。
これは約1,200万年前、溶岩が冷えて固まったときにできた「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」という現象。
長年の海水の侵食で表面が平らになり、大きな畳石は直径約2mにもなります。
ここから眺める海のロケーションも、素晴らしいのひと言。
おばけ坂
「おばけ坂」といっても心霊スポットではありません。
久米島の北側を周る「一周線」(県道242号線)を北上すると、出てくる坂の看板。
その看板に沿って進むと見えてくるこの坂は、一見、何の変哲もない下り坂。
しかし不思議なことに、ここは上り坂なのです。
坂の勾配の具合や、道路ぎわの木の生え方などさまざまな要素が影響しあって、錯覚を生み出すのだとか。
上り坂なのに勝手に車が上っていく不思議な現象を体験することができます。
宇江城城跡
宇江城城跡(うえぐすくじょうあと)は久米島でもっとも標高が高い、宇江城岳の山頂に作られた城跡。
頂上からは島一面を見渡す大パノラマのロケーションが堪能できます。
天候に恵まれれば、粟国島(あぐにじま)や渡名喜島(となきじま)そして沖縄本島まで望むことができます。
久米島に来たら、必ず写真を撮りたい場所の一つです。
標高は約310mあり、これは沖縄県でもっとも高い場所にある城になるとか。
現在では道路や駐車場も整備されているので、非常に行きやすいスポットです。
比屋定バンタ
「バンタ」とは沖縄の言葉で「崖」を意味し、比屋定(ひやじょう)バンタは「久米島随一の景勝地」として名高い、海抜200mの断崖絶壁です。
崖の上には展望台があり、晴れた日には粟国島(あぐにじま)や渡名喜島(となきじま)、慶良間(けらま)諸島を望むことができます。
売店やトイレも完備しているので、ドライブの休憩ポイントとしてもおすすめです。
シンリ浜
「シンリ」は沖縄の方言で「滑る」を意味し、足を取られて滑ってしまうほど浜辺の砂がサラサラしていることから名づけられました。
シンリ浜の海は透明度が高く、たくさんの熱帯魚が泳ぐ姿を見ることができるのでシュノーケリングに最適です!
また、遠浅の海なので干潮時は環礁まで歩くことができ、ヤドカリやカニ、ナマコなど磯の生き物を見つけることができ、子どもと楽しむことができます。
夕方になると夕日があたりをオレンジに染め、美しい絶景を見せてくれます。
空港の滑走路が近いのでタイミングがよければ夕日をバックに飛行機が飛ぶ姿を望むことができます。
久米島のおすすめアクティビティ
ハテの浜ツアー
「東洋一美しい島」とも言われるはての浜に行くには定期観光船は運行していないのでホテルやツアー会社のツアーに参加しましょう。
エメラルドグリーンの海でシュノーケリングやグラスボートを楽しむことができます。
はての浜をのんびり満喫したい方は、はての浜へ行くだけのツアーがおすすめです!
シュノーケリング・ダイビング
久米島は美しいサンゴ礁がたくさんあるのでダイバーに人気です。
カラフルな熱帯魚もたくさん生息しており、私たちを楽しませてくれます。
子どもと一緒に楽しむならシュノーケリングがおすすめ!
久米島は深いスポットも浅いスポットも見所がたくさんあります。
そのほかマリンアクティビティ
泳ぐのが苦手な方でも海を楽しむことができるマリンアクティビティがたくさんあります!
バナナボートは2人以上で乗ることができるので家族や友達同士で思いっきり楽しむことができます。
SUP(サップ)やシーカヤックも人気です。
美しいエメラルドグリーンの海の上で深呼吸すれば日頃の疲れが癒されます。
エコツアー
豊かな久米島の自然に触れることができるエコツアー。
専門のガイドが解説しながら浜や森を探索します。
夜の浜を探索するナイトツアーもあります。
運が良ければオカヤドカリや県指定天然記念物のクメジマホタルを見ることができるかも。
夏休みの自由研究などにもぴったりです!
久米島グルメを満喫!
車エビ
久米島は量・質ともに日本一の車エビの養殖地。旬は12月~5月。
そのままお刺身でいただくのはもちろん、車エビそばや車エビラーメン、ガーリックシュリンプなど車エビを使用したグルメがたくさんあります。
海ぶどう
沖縄の名産、海ぶどう。
久米島の海ぶどうは海洋深層水を使用しており、プチプチ感が他のものと比べ物にならないくらい美味しいです!
海ぶどうは常温保存なのでお土産にぴったり。
泡盛
沖縄名物の泡盛。久米島の泡盛は特に人気です。
久米島は離島では珍しく豊富な水資源に恵まれており、泡盛造りに最適な土地と言われています。
事前に予約すると工場見学ができる酒造があるのでお酒が好きな方におすすめです!
終わりに
久米島のおすすめ観光スポットはいかがでしたか?
海や山など、多彩な楽しみ方ができる久米島。
面積は沖縄県内で5番目に大きい島ですが魅力は他の島に負けません!
ぜひ、久米島で日頃の疲れを癒しに訪れてはいかがでしょうか。
▼沖縄旅行をお探しの方はこちら