沖縄旅行の魅力の一つは、人と人とのあったかな触れ合いです。
それは沖縄の人との交流ばかりでなく、旅行者同士の交流も含まれます。
そんな沖縄旅行を楽しみたいときは、ゲストハウスに宿泊してみては。
ホテルや民宿よりも、利用者同士の接点が多いので、楽しい交流の中で「旅仲間」という仲間意識も芽生えます。
また、沖縄旅行の予算が限られていて、なるべく宿泊費を安く抑えたいと考える人もいるでしょう。
そんなときも、料金がリーズナブルなゲストハウスは魅力的です。
沖縄のゲストハウス事情
かつて沖縄のゲストハウスといえば、「個性的な宿主」に加え、
「宿泊費が安い」、そして「清潔感に欠ける」「騒がしい」「不便」といったイメージが強かったものです。
しかし10年ほど前から、ゲストハウスにも多様なニーズに応えるべく、進歩の波が訪れました。
現在では「女性専用」や「個室あり」、「フリーWi-Fi完備」といった、さまざまなタイプのゲストハウスが登場するようになりました。
その一方で、以前のように「古き良きタイプ」のゲストハウスも、少数ながら頑張っていて、コアな沖縄ファンに期待に応えています。
沖縄でゲストハウスの多いエリアは?
沖縄でゲストハウスの多いエリアは、沖縄本島では、やはり圧倒的に都市部の那覇市に集中しています。
沖縄本島で那覇市以外では、中部では沖縄市、北部は名護市などに、いずれも数は多くありませんが、点在しています。
那覇市のゲストハウス「リトルアジア」は、ドミトリー、個室とも完備している若者に人気のゲストハウス。
女性専用ドミトリーは分かれているので安心です。
100円で泡盛が飲める屋上バーがあるなど、ユニークなサービスもあり、Wi-Fiも完備しています。
リトルアジア 基本情報
- 住所:沖縄県那覇市壺屋1-7-1 丸国マーケット2階
- 電話:098-862-3446
また、離島に目をやれば、「石垣島」には離島ターミナルのある三崎町を中心に相当数が営業しています。
ゲストハウスで注目なのは、「宮古島」です。
宮古島は昔から「ゲストハウス天国」と呼ばれるほどゲストハウスが多く、西里通りを中心に数多くのゲストハウスが営業しています。
沖縄でゲストハウスを選ぶポイントは?
ゲストハウスを選ぶとき、注意しなければいけないポイントがいくつかあります。
事前に確認して、旅行プランにマッチしたゲストハウスをチョイスしましょう。
料金
宿泊費は、ドミトリーで1,500円〜、個室で2,500円〜がひとまずの相場です。
料金はリーズナブルに越したことはありませんが、立地や設備の充実具合で大きく変動します。
ただ安いだけではなく、コストパフォーマンスを重視しましょう。
個室の有無
2段ベッドで相部屋となるドミトリーは、料金は格安ですが、一人でゆっくり過ごすことは難しいかもしれません。
個室があれば、料金は多少高くなりますが、ホテル感覚でゆっくりと一人の時間を過ごせます。
荷物を置きっぱなしにもできるので、連泊したいときに便利です。
また、ドミトリーでも、ベッドごとにカーテンがかかり、ある程度のプライバシーを保てる宿もあります。
設備・備品
予約する前に、どんな設備が揃っているかなどをしっかり確認しましょう。
エアコンは有料か無料か。洗濯機の洗剤、シャワー室のシャンプーなどの有無は特に重要です。
施設によっては、空気清浄機や除湿機を貸し出してくれるところもあります。
また、自転車の貸し出しがあれば、近所への買い物も楽チンです。
また最近では、無料Wi-Fiを利用できるゲストハウスも多くなりました。
食事
ほとんどのゲストハウスでは、共同のキッチン設備が完備されているので、自炊派には大変便利です。
ただし、周辺に食材を購入できるスーパーやコンビニが近隣にあるか、チェックしておく必要があります。
外食派は、近隣に食事できる場所があるかを、事前に調べておきましょう。
駐車場
市街地のゲストハウスは、ほとんどの施設で無料駐車場を所有しておらず、近くのコインパーキングを利用することになります。
レンタカーを利用している場合は、あらかじめ近隣の打ち止め駐車場を聞いておくなど、対策しておきましょう。
沖縄のゲストハウスにできるだけ安く泊まる方法
ゲストハウスにできるだけ安く泊まる方法としては、一つはグループ滞在の割引があります。
また、長期滞在する場合、割引してくれるシステムもあります。
大抵のゲストハウスにあるサービスなので、予約時に問い合わせてみましょう。
また最近は、ゲストハウス以外では、いわゆる民泊サービスの「airbnb」物件が、県内各地に急増しています。
場合によってはゲストハウスより安く宿泊できる場合もあるので、関心があれば利用を検討してみるのもいいでしょう。
沖縄の個性的なゲストハウスにはどんなものがあるの?
個性的なゲストハウスとしては、まず古民家風でしょう。
県内各所に古民家タイプのゲストハウスが点在しています。
昔ながらの沖縄の風情を満喫したい人にはぴったりです。
沖縄市の「ごーやー荘」は、築50年の瓦屋根が印象的な、古民家風のゲストハウス。
初めての来訪でも、懐かしさ満点です。ドミトリーのほか、貸切やグループで利用できる和室もあります。
朝食は、ちんぴん(黒糖クレープ)やミニ沖縄そばを100円で提供しています。
また、その真逆をいくのが、旧外国人住宅タイプのゲストハウスです。
一般的なゲストハウスとは違い、高級感に満ちたたたずまいで、アメリカ文化が根付く沖縄本島ならではのゲストハウスといえます。
ゲストハウスは交流の場!
沖縄のゲストハウスの楽しみといえば、もちろん「ゆんたく」(=お喋り)です。
ほとんどのゲストハウスで、食堂やロビーが設けられているので、旅人同士で交流が期待できます。
個室に泊まっている場合でも、積極的に食堂やロビーに顔を出すことが、ゲストハウスを楽しむ秘けつです。
またゲストハウスによっては、定期的に宿泊客を対象にしたイベントを行うときもあり、交流の絶好の機会といえます。
ゲストハウスで気をつけたいこと
ゲストハウスでの宿泊は、一時的な共同生活のようなものです。
他の宿泊客の迷惑行為は慎みましょう。
なかでも、夜間の大声でのおしゃべりや、大きな物音を立てるような行為は、もっともトラブルに発展しかねないもの。
早朝出発の場合、荷物のパッキングは前夜に済ませておくなど、常に配慮を忘れずに。
シャワールームやトイレ、キッチンといった共同の施設の使用にも気をつけましょう。
共同施設は宿泊客が全員使うものですから、独占しないように。
また、使用後は、後の人が気持ちよく使えるように、最低限の清掃をするのがマナーです。
また、ドミトリー型のゲストハウスは、ロッカーなどの設備がない場合が多く、荷物は基本的に全て自己管理となります。
特に、現金などの貴重品は、常に身に付けて携行する必要があります。
ゲストハウスに持参すると便利なもの
特にドミトリー型のゲストハウスの場合、個室ではないので、普通のホテルとは使い勝手が違います。
以下のものを持参すると便利な場合があります。
安眠マスク、耳栓
就寝時間がゲストによりまちまちなので、話し声や物音でぐっすり睡眠が取れないことがあります。
また、いびきの音も曲者です。
そんなとき、安眠マスクや耳栓があれば、安眠の強い味方になってくれます。
小型の懐中電灯
夜、ドミトリーが消灯していると、真っ暗で何も見えません。
かといって、全体の照明を点ける訳にもいきません。
そんなときに、小型の懐中電灯が手元にあると大変便利です。
ウエットティッシュ
トイレや洗面所は、たくさんの人が共同で利用するため、衛生面で不安を感じる場合もあります。
そんなときは、ウエットティッシュでひと拭きすれば安心です。
除菌できるタイプならなお良しです。
延長コード、電源タップ
複数人が共同生活を送るゲストハウス。
ゲストハウスによっては、コンセントの数が限られている場合があります。
そんなとき、延長コードや電源タップがあれば、コンセントの取り合いになることがありません。
※この記事は2018年6月現在での情報を基にしています。
記載しているサービス内容や、料金などは変更されている場合もありますのでご注意ください。
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