四方を海に囲まれた沖縄は、美しい海や景色の宝庫。東西南北のそれぞれに、素晴らしいビューポイントがあります。そんな中から、オススメの絶景ポイントをご紹介。自然のパワーに満ちた沖縄の景色は、見ているだけで元気になりそうです。
海の景色、山の景色、ドライブの景色、そして夜景。景色の表情はさまざまですが、どれも深く心に刻まれる印象深さです。
(1)ニライ橋カナイ橋(沖縄本島南部)
はるか久高島を望むロマンの眺望
県道86号線のつきしろ方面から国道331号線へ下る途中にある橋。ニライ橋とカナイ橋の2つを合わせ、全長660m・高さ80mもあります。、大きなカーブを描く橋をドライブすれば、車窓から海の景色を一望することができます。
また、時間があればトンネルの上にある展望台にも足を伸ばしましょう。さらに素晴らしい眺望が眼前に広がります。
橋の名前の由来となった「ニライカナイ」とは、沖縄の伝説の理想郷。はるか遠い東の海の彼方にあるとされています。展望台から望む景色は、知念岬の彼方に大海原が広がり、「神の島」と呼ばれる久高島も望めます。悠久の神話ロマンに思いを馳せましょう。
(2)残波岬(本島中部西海岸)
オキナワ絶景ポイントの代名詞!
沖縄本島の最西端にある残波岬は、沖縄本島の中でも指折りの絶景ポイントとして有名。東シナ海に面し、30mほどの高さの断崖絶壁が、約2kmも続いています。「イノー」と呼ばれる礁湖は、沖縄本島でも有数の広さ。打ち寄せるダイナミックな波の激しさが、自然の厳しさと雄大さを物語っています。
岬のシンボルは、高さ31mの「残波岬灯台」。白亜の姿が美しく、展望台から360度の眺望を楽しめます。天気のいい日には、はるか粟国島や渡名喜島なども目にできます。
岬の一帯は、その自然景観を利用して公園として整備されています。本島で最後に夕日が沈むスポットとしても知られ、黄金色に染まる岬は感動的なほどの美しさです。
(3)万座毛(本島中部西海岸)
琉球王朝時代から知られる緑と青の風景
琉球王朝の時代から、景勝地として名高いスポットがこちら。琉球王朝時代、尚敬王がこの地を「万人を座するに足る毛(野原の意味)と、讃えたことからこの名があるとされています。この地形は、サンゴ岩が隆起して形成されたもので、高さは20mもあります。
万座毛は、海岸沿いに遊歩道が整備され、ゆっくりと景色を満喫しながら散策できます。遊歩道は、「象の鼻の岩」や「岩のトンネル」など見どころも豊富。よく見ると、サンゴ礁の中で泳ぐ魚も目にすることができます。
周辺はホテルが建ち、沖縄でも指折りのリゾートエリア。大海原と断崖絶壁の岩肌、そして広大な平原のコントラストは、脳裏に焼きつくほど鮮烈です。
(4)古宇利オーシャンタワー(本島北部)
エメラルドグリーンの海を背に、幸せの鐘を鳴らそう
「クイジマ(恋の島)」と呼ばれ、恋伝説が残る古宇利島。沖縄本島からは古宇利大橋などで陸続きになっていて、エメラルドグリーンの海が広がる景色を楽しみながら、爽快なドライブを満喫できます。
そんな古宇利島にたつ観光タワーが「古宇利オーシャンタワー」。海抜82mの高台にあり、タワー自体の高さも36mあります。3階と4階の展望フロアは、古宇利大橋や周囲の海を一望できるビューポイント。展望フロアには「幸せの鐘」があるので、沖縄の思い出にぜひ鳴らしましょう。
タワーに併設されているカフェも人気で、ここではオーシャンビューを楽しみながら、デザートブッフェを満喫できます。
(6)果報(かふう)バンタ(本島中部東海岸)
幸せをもたらす断崖の絶景ポイント
沖縄本島から海中道路を経由し、平安座島を超えてアクセスする宮城島。宮城島は「高離り(たかはなり)」と呼ばれるほど標高が高い島で、そのさらに東部にある絶壁が「果報バンタ」です。
バンタは、沖縄のことばで「崖」という意味。標高120mの絶壁から眼下に広がる大海原が実に勇壮です。また「果報」は、沖縄のことばで「幸運、良いこと」という意味があり、パワースポットとしても知られています。
果報バンタは製塩工場「ぬちうなー」の敷地内にあり、ここには他にも竜宮神のエネルギーが広がる御嶽「龍神風道」など複数のパワースポットがあります。
施果報(かふう)バンタ(本島中部東海岸) 基本情報
- 住所:沖縄県うるま市与那城宮城2768
- 電話:098-978-0077(うるま市観光物産協会)
(6)大石(だいせき)林山(本島最北部)
2億年の年月が育んだ巨大な石の彫刻群
「やんばる」と呼ばれる、自然豊かな亜熱帯の森が広がる沖縄本島最北部。そこにある奇岩の景勝地が「大石林山」です。石灰岩が2億年かけて雨水などで削られ、実に荒々しい岩の風景を作り上げました。岩の間からは、野生のソテツが顔を出し、風景にアクセントを加えています。
岩には、「悟空岩」などさまざまな名前が付けられていて、一つ一つ眺めるとそれっぽく見えてくるから不思議です。自由に回るのもいいですが、初めて訪れる人はツアーへの参加がオススメ。ガイドについて、よりディープに沖縄の自然に触れ合うことができます。また、「美ら海展望台」からの眺めもかなりの絶景です。
(7)辺戸(へど)岬(本島最北部)
海へのロマンを感じさせる沖縄本島最北の岬
沖縄本島最北端にある辺戸岬は、一帯が「沖縄海岸国定公園」に指定されている名勝。サンゴ礁が隆起して作られた断崖絶壁は実にダイナミックで、太平洋と東シナ海の大海原が広がります。天候が良いときは、約22キロ離れた鹿児島県の与論島や、沖永良部島なども目にすることができます。那覇市内から車で2時間30分ほどかかりますが、この風景はぜひこの目に収めておきたいものです。
同岬の近くにある「ヤンバルクイナ展望台」も、なかなかユニークな絶景名所です。高さ11.5mの巨大なヤンバルクイナの姿をした展望台があり、ほとんど怪獣映画の世界。自撮りスポットとして人気があります。
辺戸(へど)岬(本島最北部) 基本情報
- 住所:沖縄県国頭郡国頭村辺戸
- 電話:0980-41-2420(国頭村観光協会)
(+1)首里城 西のアザナ(那覇市)
那覇市街を一望できる夜景の名所
2000年、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして登録された首里城。入場料が不要なエリアに、3つの展望スポットがあります。その中で「西(イリ)のアザナ」と呼ばれる展望台は、標高約130mの城郭の西側に築かれた物見台。那覇市とその彼方に広がる海の景色を一望できます。
この物見台は、沖縄県最大級の夜景スポットとしても有名です。夕暮れの時間になると、一面がオレンジ色に染まり、日が沈むと那覇市街の美しい夜景が眼前に広がります。ベンチや階段に座って、沖縄の夜の景色を満喫しましょう。
12月〜3月は18時まで、4月〜6月と10月〜11月は19時30分まで、7月〜9月は20時30分まで入城できます。
投稿日:2018.07.06
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