“宮古ブルー”との名前が付けられるほど、訪れる人を魅了する美しさを誇る宮古島の海。
ダイビングやマリンスポーツのメッカであることはもちろん、手つかずの自然が与えてくれる癒しは、ここでしか味わえない体験に満ちています。
離島に足を延ばせば、そこはもう楽園。
息をのむほどの絶景とともにさまざまな感動があなたを待っています。
この記事では、宮古島から車やフェリーで行ける離島(伊良部島・下地島・来間島・多良間島・池間島 ・大神島)を紹介します。
宮古島への行き方
まずは宮古島へ行きましょう!宮古島へは飛行機で行くことができます。
全国主要都市からの直行便(一部、季節限定運航)と那覇空港で乗り継ぐ方法があります。
宮古島での滞在時間を多くするなら直行便利用がおすすめ。
羽田空港から宮古空港への所要時間は約3時間です。
リーズナブルに行きたいなら那覇空港で乗継便利用がおすすめ。
羽田空港から那覇空港で乗り継ぎ、宮古空港までの所要時間は約4時間です。
直行便に比べてプラス約1時間ほどかかってしまいますが、直行便で行くよりリーズナブルで行くことができます。
乗継時間を長くして那覇空港周辺を観光するのもおすすめです!
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宮古諸島・離島めぐり:ドライブ編
宮古島には、宮古島と池間島(いけまじま)を結ぶ池間大橋、宮古島と伊良部島(いらぶじま)を結ぶ伊良部大橋、宮古島と来間島(くりまじま)を結ぶ来間大橋、3つの大きな橋が架かっています。
この橋が開通したおかげで、宮古島から島々へのアクセスがしやすくなり、ドライブで気軽に訪れることが可能になりました。
また、それぞれの島には、ぐるりと一周しながら楽しめる美しいビーチや観光スポットが盛りだくさん!
自由な時間と車があれば、一日一島でも楽しめるのが宮古島ドライブの醍醐味でもあります。
心地よい海風を受けながら始まる宮古島ドライブで、気ままな島の魅力を探してみませんか。
▼ドライブはぜひレンタカーで!
宮古空港をスタートし、まずは池間大橋を渡って池間島へ
「池間大橋」からの眺めに誰もが感動
宮古空港から車で約30分。
池間島(いけまじま)へと渡る「池間大橋」は、1992年に開通し宮古島に存在する3つの橋の中で最初に架かった橋です。
全長1,425m、開通当時は沖縄県内で最も長い橋として注目を浴びました。
池間大橋が跨ぐ海の美しさは宮古島随一といわれており、池間大橋から望む景色はまさに絶景。
“宮古ブルー”と呼ばれるエメラルドグリーンの海の上を走る解放感は、他ではなかなか味わうことはできません。
ドライバーは、よそ見をしないようご注意を。
橋の途中にある展望台で休憩をとり、じっくりと眺めを味わいましょう。
池間島ドライブ【1】「池間湿原」と「池間島灯台」をめぐる
橋を渡ると、周囲約10kmの小さな島・池間島に到着。
池間島は独特の文化や風習があり、民俗学的にも大変注目されています。
中でも島の中央にある約38haの広さを有する沖縄県最大の湿原「池間湿原」はもともと隣り合った二つの島が長い年月をかけて繋がり、外海から遮断された箇所は淡水化し湿原が出来あがりました。
一年を通してたくさんの鳥が訪れる渡り鳥たちの休憩所になっています。
野鳥観察小屋も設置されておりバードウォッチング最適です。
環境省選定の「日本の重要湿地500」にもあげられています。
島の北側にある「池間島灯台」は島のシンボル。
道路のすぐ脇にあるのでドライブ途中でも見つけやすく、島を一周する時の目印にするとよいでしょう。
池間灯台 基本情報
- 住所:〒906-0421 沖縄県宮古島市平良池間
- アクセス:宮古空港から車で約30分
池間島ドライブ【2】幻の「ハート岩」
真っ白な砂が広がる美しいビーチが点在することも、この島の大きな魅力でしょう。
テレビドラマのロケ地として知られ、ドラマ内でも度々登場した「イキヅービーチ」も代表的なビーチの一つです。
島の北西部にあり、島を一周する道路からはほとんど見えない小さなビーチですが、ビーチに降りて見られる幻の「ハート岩」が人気の秘密。
長い年月をかけてハート形に侵食した岩礁で、干潮のときにしか出現しないことから、見ると幸せになるといわれています。
フォトスポットとしても多くの人が訪れており、ぜひ時間を狙ってコバルトブルーの海とのコラボをカメラに収めたい場所です。
池間島ドライブ【3】気ままなビーチ探訪
ほかにも島の西側にあり、細い道を降りていくと広がる「アラシッスヒダビーチ」や、島の北側に位置し、ロープをつたって降りないとたどり着けない「カギンミヒダビーチ(池間ロープ)」同じく北側で、道路の海側に置いてあるブロックが目印の「フナクスビーチ(池間ブロック)」など、どこも遥か先まで透き通ったエメラルドグリーンの海が広がる美しいビーチです。
まずは車で巡ってお気に入りを見つけ、空と海に抱かれながらゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
全長3,540mの伊良部大橋を渡って、伊良部島と下地島へ
日本一長い無料の橋「伊良部大橋」
宮古島の北西に位置する「伊良部島(いらぶじま)」は、人口約5,000人ののどかな島。
数年前まではフェリーでしか渡ることができませんでしたが、2015年に「伊良部大橋」が開通。
全長3,540mと、通行料が無料の橋としては日本一の長さを誇り、訪れる人の足を支えています。
宮古空港からは車で約15分とアクセスがよく、ドライブには欠かせないコースでもあります。
海の上を走っているかのような気分は爽快そのもので、アップダウンする橋上からは悠々と泳ぐウミガメの姿が見られることも!
橋を渡りきるまでの約5分には、伊良部島の醍醐味の多くが詰まっていると言っても過言ではありません。
伊良部島ドライブ【1】「牧山展望台」と「渡口の浜」
島へ到着すると、左側は真っ白な砂浜、右側は断崖絶壁、そして手つかずの自然が私たちを迎えてくれます。
隆起サンゴ礁でできた島の周辺はダイビングスポットとしても人気で、リピーターが絶えません。
ほかにも南国ならではのマリンアクティビティを存分に楽しめるツアーがたくさん用意されており、時間がいくらあっても足りません。
ドライブで回るなら、まずは展望スポットとビーチをおさえておきましょう。
伊良部大橋を渡ってすぐの場所にある「牧山展望台」。
伊良部島で最も高台にある展望台は、島の渡り鳥“サシバ”がモチーフとなっています。
伊良部大橋が一望でき、島の緑とエメラルドグリーンの海、そして空と雲が広がる、圧巻の景色が楽しめます。
そして、島一番の絶景ビーチといえば、ダイナミックなパノラマビューが自慢の「渡口の浜(とぐちのはま)」。
真っ白な砂浜が約800mも続き、宮古島でもトップクラスの美しさと言われています。
きめ細かな砂は、まるで絨毯の上を歩いているよう。
ゆったりとした波音を聞きながら白い砂浜海で過ごす優雅なひとときは、ここでしか味わえない貴重な時間です。
伊良部島ドライブ【2】伊良部島のグルメスポットいろいろ
島ならではの活気あふれる漁港や朝市も伊良部島の楽しみ。
そこで食べられる新鮮な漁師メシ、漁港ならではの食堂のほか、オーシャンビューのロケーションを生かしたオシャレなカフェや、リゾートホテル内に併設されたレストランなど、多彩なグルメスポットが数多くあります。
沖縄名物「タコライス」を提供している店も多くありますが、オリジナリティにあふれた南国らしい味に出会えるのも旅の魅力です。
伊良部島ドライブ【3】伊良部島に隣接した「下地島」
下地島(しもじじま)は島の大半がパイロット訓練用空港として作られた下地島空港で占められており、島の北端にある通称「17エンド」と呼ばれる桟橋は、運がよければジェット機によるタッチアンドゴー訓練を間近に見ることができる、格好のフォトスポット。
旅のスパイスとしてコースに取り入れてみても楽しいでしょう。
また、下地島周辺の海域は海中が複雑な地形になっており、水中洞窟を潜る「ケーブダイビング」のメッカとして有名です。
390号線を南下し、来間大橋から来間島へ
小さな離島ならではの味わいの「来間島」
宮古島の南西にある「来間島(くりまじま)」。
ここにも、宮古島の3つの橋のひとつ「来間大橋」が架かっており、全長約1.7kmの海上ドライブを楽しむことができます。
島の周囲は10kmもなく、半日観光などの限られた時間でも、ドライブで手軽に島巡りができます。
リアルな巨大タコのオブジェがある海を見下ろす公園や展望台など、小さな離島ならではの素朴なスポットもある一方、サンセットがきれいなビーチ、ジャングルを歩くかのような遊歩道など、定番の見どころもたくさん。
宮古島に来るなら一度は訪れたい場所のひとつです。
来間島ドライブ【1】美しいグラデーションの海を一望できる「竜宮城展望台」
「竜宮城展望台」は来間島の高台にある3階建ての展望台で、その名の通り昔話に出てくる竜宮城をイメージさせる外観。
展望スペースまで階段で上がっていくのですが途中にある小窓からも美しいエメラルドグリーンの海を見ることができます。
階段をどんどん上がり、最上階の展望スペースからは来間大橋や宮古島の「東洋一美しいビーチ」与那覇前浜ビーチを一望することができます。
眼下に広がる海はエメラルドグリーンとコバルトブルーのグラデーションが見事!
いつまでも眺めていたくなる絶景です。
来間島ドライブ【2】トロピカルな来間の美味を堪能「農家れすとらん楽園の果実」
来間橋が開通して以降、続々と注目の飲食店が登場する来間島。
オシャレなカフェでゆったり過ごすのもいいですが、どうせならトロピカルな南国の雰囲気も満喫したいところ。
おすすめは竜宮城展望台の近くにある「農家れすとらん楽園の果実」。
自家農園で採れた有機野菜や南国フルーツを使ったお食事メニューの他、自家製ジェラートやパウンドケーキ、パフェなどのスイーツメニューが特に多彩。
店内はアジアンテイストでリラックスできる雰囲気です。
カラフルな南国のフルーツをふんだんに使って、おしゃれに盛り付けたパフェやデザートのプレートは見ているだけでも幸せですが、もちろん食べても幸せになれる絶品スイーツです。
宮古諸島・離島めぐり:フェリー・飛行機編
宮古島から行ける島はまだあります!
フェリー・飛行機で行くのでドライブほど気軽に行くことはできませんが、一度行った方のリピート率はかなり高いのだとか・・・!
手付かずの自然、沖縄の原風景が多く残る多良間島(たらまじま)、大神島(おおがみじま)にぜひ足を延ばしてみてください!
手付かずの自然が多く残る「多良間島」
宮古島と石垣島の間にある多良間島(たらまじま)は宮古島から飛行機で約25分で行くことができる周囲約15kmの島です。
フェリーで行くと約2時間かかりますが伊良部大橋の下をくぐり、美しい海の景色を楽しむことができます。
飛行機の約半分の運賃なのでリーズナブルに行きたい方はフェリーがおすすめ!
多良間島の魅力は手付かずの自然!美しい海!
宮古島や石垣島ほど観光開拓されていない多良間島は手付かずの自然が多く残っており、展望台から島を一望するもよし、ビーチでのんびり美しい海を眺めるのもよし。
何もしない贅沢を満喫することができる離島です。
また、多良間島は「ヤギの島」と呼ばれるほどヤギが島中にいます。
例年5月と10月にピンダアースという闘牛ならぬ闘ヤギ大会が行われています。
ヤギたちがぶつかり合う迫力満点の大会はもちろん、ヤギ汁などの屋台やヤギふれあいコーナーも設けられており「ヤギの島」ならではのヤギづくしのイベントです。
神がいる島「大神島」
大神島(おおがみじま)は宮古島から北に約4km、フェリーで約15分で行くことができる島です。
地元では「神がいる島」として大切にされてきた島で、無断立ち入り禁止の聖域があったりと島のルールがあります。
周囲約3kmの小さな島のため徒歩で周ることができます。
島のおじいが島のルールや伝統を説明しながら案内してくれるツアーもおすすめです。(要予約)
島の西側の海岸沿いにはノッチと呼ばれるキノコのような形の奇石がいくつも点在しています。
約20万年前、島の隆起によって地表から転がり落ちた岩が長年の波の浸食で根元が少しずつ削れて、今のような形になったそうです。
今もなお、波の浸食は進んでいるためあと少しで崩れ落ちてしまうかもしれない岩もあります。
今しか見ることができない奇跡の景観を楽しみましょう。
終わりに
宮古諸島の離島はいかがでしたか?
離島は豊かな自然と離島ならではのゆるやかに流れる時間に出会うことができます。
透明度の高い海でマリンアクティビティを楽しんだり、ビーチでのんびり海を眺めて何もしない贅沢を満喫するのも良いですね。
気ままなドライブだけでも特別な思い出となる場所で、自分にとって心地よい時間を探してみてはいかがでしょうか。
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