HIS 絶景 - 武陵源
世界の絶景・大自然を旅しよう
中国の湖南省、張家界市に位置する武陵源。「武陵源の自然景観」として世界遺産に登録されており、近年では映画アバターのモデルになった場所として有名になりました。
総面積は約264km²にも及び、高さが200メートルを超える岩の柱が3100本以上も林立する岩山の世界は一見荒涼とも見えますが、麓には渓流が流れ豊かな森林が広がり様々な生態系を育んでいることから、「仙境の縮小版」とも呼ばれます。
この圧巻ともいえる岩山の絶景は、数億年の間に起こった地殻変動による隆起や、雨風による浸食によって形作られました。
広く知られるようになったのは、近くに鉄道が敷かれた1970年代に入ってから。それまでは、トゥチャ族やミャオ族といった少数民族だけが暮らす秘境でした。彼ら少数民族は戦乱から逃れるため、この秘境の暮らしを選んだと言われており、今でも武陵源の奇岩には、こうした少数民族の苦難の歴史を伝える伝説が語り継がれています。
※経路は上海乗り継ぎの一例
武陵源を目指すには、張家界へ。日本からは北京や上海などの都市での乗り継ぎ便を利用します。
張家界市内から武陵源へは観光バスが運行していて、所要時間はバスで約40分。
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観光シーズンは4月~10月とされていますが、真夏は気温が高くなるため春と秋がおすすめ。中でも雨季が終わった後の9月頃が過ごしやすい気候で観光に適していると言われています。