「コルコバードの丘」は、ブラジルのリオデジャネイロにある標高710mの丘。切り立った丘の頂上からリオデジャネイロを360度のパノラマで見下ろす人気の観光スポットです。
コパカバーナ海岸やイパネマ海岸などの美しい海岸線に囲まれたリオデジャネイロのグアナバラ湾は「世界三大美港」に数えられています。
丘の上から眺める青く輝く海岸線とグアナバラ湾、リオデジャネイロの街並み、そびえ立つ巨大な岩山の緑が融合した絶景は、2012年に世界遺産に登録されました。
「リオデジャネイロ」には「キリストの神様が見守る街」という意味があり、ブラジル国民の多くはキリスト教徒です。リオの街を一望できる丘の頂に立つ「コルコバードのキリスト像」は、人々の信仰の象徴でもあります。
一年を通して気温、湿度ともに高いリオデジャネイロでは、乾季で冬にあたる5月~11月頃が比較的過ごしやすく観光のベストシーズンとされています。
雨季の12月~4月頃は蒸し暑い時期になりますが、有名なリオのカーニバルは、例年2月~3月上旬の間に行われるため、この時期が一年でもっとも観光客が訪れる時期でもあります。
コルコバードの丘に立つキリスト像
丘の頂上に立つ白いキリスト像は、高さ約39.6mで左右に広げられた両手は約30mにもなる巨大な像。1931年ブラジル独立100周年を記念して建立され、現在ではリオデジャネイロのシンボル的存在となっています。
丘からの絶景を楽しむには午前中がおすすめ。午後になると逆光でキリスト像や景観の撮影が難しくなってしまいます。
また、コルコバードの丘はリオデジャネイロを代表する観光スポットなので混雑は避けられません。登山電車(ケーブルカー)への乗車待ちの列が出来ることも珍しくないため、お早めにお出かけください。
丘の上からの絶景を堪能した後は、美しいリオの海岸線からキリストが立つ丘の景観を眺めるのもおすすめ。昼間の青い空に映える白い姿も素晴らしいですが、日没後のライトアップされた姿も昼間とは違った趣があり、一見の価値があります。
リオデジャネイロ
コルコバードの丘があるリオデジャネイロは、ブラジル南東部に位置するリオデジャネイロ州の州都。
国内最大の観光都市でもあり、例年2月~3月上旬の間に行われるリオのカーニバルは世界的にも有名です。全長約3kmにわたる白い砂浜のコパカバーナ海岸も名を知られています。
かつてポルトガルの首都であったこともあり、ポルトガルの影響を色濃く残した建築群も見所のひとつ。
美しい景観やグルメ、豊富なアクティビティに音楽や芸術まで幅広く楽しむことができます。