HIS 絶景 - 青の洞窟
世界の絶景・大自然を旅しよう
南イタリアでもっとも有名な海の洞窟、ナポリのカプリ島にある「青の洞窟」。断崖絶壁にわずかに開いた入り口から内部に入ると、水面から放たれる深い青色の輝きが暗い洞窟内を包み込む神秘的な空間が広がっています。
地盤沈下により洞窟が海面下へ沈んだと言われており、水中に開いた洞窟の入り口から入る太陽光が石灰を多く含んだ白い海底に反射することで、海が青い光をたたえるように輝くのだそうです。
そのため、この青の洞窟は晴れた日にしか現れません。また、入り口が非常に狭いため波が高い日は入場禁止。そう簡単には出会えないながらも、この絶景を一目見ようと世界中から多くの観光客が訪れています。
洞窟内からは海にまつわるポセイドンやトリトンの彫像が見つかっており、かつてのローマ皇帝がプライベートプールや入浴に使用していたのではないかと考えられています。
古代ローマ時代には地上から洞窟内にアクセスする地下通路があったのではと言う専門家もいますが、いまだ発見されていません。
※経路はローマ乗り継ぎの一例
青の洞窟を目指すには、イタリアのナポリへ。日本からの直行便はなく、一般的にローマやミラノもしくはヨーロッパの各都市で乗り継ぎ便が運航しています。
また、ローマからは鉄道を利用するルートもあります。
ナポリの港からはフェリーで約1時間15分、高速船だと約35~45分でカプリ島に到着します。
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「日本からナポリへ(空路)」
東京~ローマ~ナポリの乗り継ぎ便で約16時間~
「日本からナポリへ(空路+陸路)」
ローマから鉄道でナポリへ向かう方法もあります。東京からローマまでは直行便で約13時間~、空港からローマのテルミニ駅までは鉄道で約30分。
ローマのテルミニ駅からナポリ中央駅まで鉄道で約1時間半で到着します。ローマ-ナポリ間は人気路線のため、事前にチケット購入がおすすめ。
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「ナポリからカプリ島へ」
ナポリ港からフェリーで約1時間15分、高速船だと約35~45分でカプリ島のマリーナグランデ港に到着。
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「カプリ島から青の洞窟へ」
マリーナグランデ港にあるモーターボート乗り場から青の洞窟へ向かう方法と、港からバスで青の洞窟入り口付近の船着き場へ向かう方法があります。
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青の洞窟へは天候と波、この2つの条件が整わないと入ることができません。入り口の高さはわずか約1m。波が高い日には入り口がふさがってしまいます。
ベストシーズンは天候が安定し、海も穏やかになる夏の6月~8月。最も確率が高い6月で80%ほどと言われますが、それでも絶対に入れるとは限らず、運次第。午前中の方が高確率で入洞できます。
天候と潮の関係で冬は総じて確率が低く、12月は20%以下に…。
青の洞窟に入れるかどうかは、当日に観光船の港で確認します。ホテルのフロントで教えてもらえる場合もあるようです。
カプリ島は青の洞窟以外にも魅力あふれる島。もし青の洞窟に入れなくても、カプリ島観光を楽しみましょう。
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カプリ島
ナポリから約30㎞の位置にあるカプリ島は、古代ローマからヨーロッパの人々に親しまれているリゾート地。石灰岩の白い岩肌と島の緑、そして海の青に彩られたこの島は、カプリ地区とアナカプリ地区に分かれています。
カプリ地区はブランド店やホテルなどが集まるカプリ島の中心地。対して「青の洞窟」のあるアナカプリ地区は、美しい街並みが続く落ち着いた住宅地。島全体がリゾート地だけあって、どちらの地区でもオシャレなお店やレストランに出会えます。
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ナポリ
カプリ島への玄関口となるナポリ。ローマ、ミラノに次ぐイタリア第三の都市で、南イタリア最大の都市でもあります。ナポリ湾に面した港町でもあり、その美しい景観は「ナポリを見てから死ね(vedi Napoli e poi mori)」という有名なことわざがあるほど。
旧市街は「ナポリ歴史地区」として世界遺産に登録されています。美食の町としても名高く、特にもちもちの生地が特徴のナポリピザは是非味わいたいところ。