レイキャヴィークから約400km、アイスランド南東部にあるヴァトナヨークトル国立公園。ヴァトナヨークトルはヨーロッパ最大の氷河で、その総面積は約8,100km²、アイスランドの国土の約8%を占めます。
この国立公園には氷河の片鱗が浮かぶヨークルスアゥロン氷河湖、そして近年「スーパーブルー」と呼ばれ注目を集める青く輝く氷河の洞窟があります。
世界中から訪れる人々が目を見張るのは、氷河から放たれるまるでLEDのような青い輝き。氷河の洞窟内が青く輝く理由は、氷河が降り積もった雪によって押し固められて凍り、空気が押し出されて気泡を含まない純度の高い氷になるため。このような氷は太陽光のうち青色のみを透過するので、洞窟内からは氷が青く輝いているように見えるのです。
氷河は少しずつ流れているため毎年洞窟のできる場所も大きさも異なり、見学にはプロのガイドの案内が必要です。また氷河が溶ける夏場は入場ができません。冬の間だけ楽しむことができる神秘的な青の絶景です。
氷河の洞窟に入場ができるのは、11月後半~3月前半頃。氷河が溶ける夏場は入場できません。氷河は少しずつ動いているため、その年によって洞窟ができる場所も大きさも異なります。
そして、たくさんの洞窟ができたとしても、雨が続いて入口に水がたまった場合などはガイドの判断により入場ができないこともあります。
氷河の洞窟への入場は、その年の気候条件と直前の天候等に大いに左右されるのです。
ブルーラグーン
首都レイキャヴィークから車で約45分の場所にある、地熱の国アイスランドならではの施設。50mプール約4個分という露天風呂は世界最大!地熱発電所が汲み上げた地下熱水を再利用しています。もともと70℃以上の熱水は38℃程度に調節され、ゆったりとくつろげる温度。ミネラルが豊富なので美白効果もあります。
間欠泉(ゲイシール)
ゲイシール地区の中でも、最も激しく活動しているのがストロックル間欠泉。お湯がボコボコと沸き立つ地面の穴から突然、5分~10分毎に最大30m近くになる温泉の柱が噴き上がります。
地球の割れ目ギャウ
本来は海底に沈む大陸プレートの境目を見ることができる世界遺産シングヴェトリル国立公園。現在も、西側の北米、東側のユーラシアプレートの動きによって年平均2cmずつ国土が広がっています。
南部の黒砂海岸
火山灰が氷河に洗われた黒い砂が広がる海岸や柱状節理など、日本ではなかなか見ることができない火山地形が広がります。
氷河と氷河から流れる滝
黄金の滝と呼ばれる壮大なグトルフォス、滝の裏側が歩けるセリャランスフォス、落差60mのスコーガフォスが観光客に人気の3大滝です。
首都レイキャヴィーク
メインストリート、ロイガヴェーグル通りもわずか2km、人口約12万人という小さな町がアイスランドの首都。箱庭のようなかわいらしいカラフルな家並みと、落ち着いた雰囲気に心がなごみます。
「アイスランド」という国の名前で誤解されがちですが、実は、真冬でも暖流の影響で平均気温が0℃程度と比較的温暖。冬場、オーロラが見られる国の中で一番温暖と言われます。とはいえ、この国の見どころは自然と楽しむ屋外がほとんどなので、ニット帽、手袋、マフラーなどしっかりとした防寒服が必要です。
一年中通して風が強く、良くも悪くも天候が変わりやすいので雨具は必須。強風対策のため、傘よりもレインコートを兼ねたウインドブレーカーなどが便利です。
夏場でも日本ほど気温が上がらないので薄手の長そでシャツなど、はおれる物があった方が安心。
氷河の洞窟を目指すには、まずはアイスランドの玄関口レイキャヴィークへ。ヨーロッパ各地で乗り継ぎ、約18時間~かかります。日本からはスカンジナビア航空利用のコペンハーゲン乗継が便利です。
洞窟ツアーの起点となるスカフタフェットルまではレイキャヴィークから約400km。アイスランドには鉄道がなく、個人で行くにはレンタカーがないと不便な場所にあります。
スカフタフェットルから約40kmのヨークルスアゥルロゥン氷河湖に車で向かった後は、4WDに乗り換えて片道40分~約1時間、道なき道を走り、さらに氷河の洞窟の入り口までは徒歩で約20分~40分かかります。
氷河の洞窟ができる場所は毎年変化し、入場には安全確保のためプロのガイドの案内が必要とされています。個人旅行の場合でもレイキャヴィーク発着の現地ツアーがおすすめ。
洞窟ツアーの起点となるスカフタフェットルまではレイキャヴィークから約400km。アイスランドには鉄道がなく、個人で行くにはレンタカーがないと不便な場所にあります。
洞窟の入場には安全確保のためプロのガイドの案内が必要とされているので、レイキャヴィーク発着の現地ツアー等を利用します。
スカフタフェットルから約40kmのヨークルスアゥルロゥン氷河湖に車で向かった後は、4WDに乗り換えて片道40分~約1時間、道なき道を走ります。
その後、氷河の洞窟入り口までは徒歩で約20分~40分。道は舗装されておらず、岩場で歩きづらい場所もあります。ハイキングに行く時のような動きやすい服装で参加しましょう。