HIS 絶景 - アイスランド 氷河の洞窟
世界の絶景・大自然を旅しよう
レイキャヴィークから約400km、アイスランド南東部にあるヴァトナヨークトル国立公園。ヴァトナヨークトルはヨーロッパ最大の氷河で、その総面積は約8,100㎢、アイスランドの国土の約8%を占めます。この国立公園には氷河の片鱗が浮かぶヨークルスアゥロン氷河湖、そして近年「スーパーブルー」と呼ばれ注目を集める青く輝く氷河の洞窟があります。
世界中から訪れる人々が目を見張るのは、氷河から放たれるまるでLEDのような青い輝き。氷河の洞窟内が青く輝く理由は、氷河が降り積もった雪によって押し固められて凍り、空気が押し出されて気泡を含まない純度の高い氷になるため。このような氷は太陽光のうち青色のみを透過するので、洞窟内からは氷が青く輝いているように見えるのです。
氷河は少しずつ流れているため毎年洞窟のできる場所も大きさも異なり、見学にはプロのガイドの案内が必要です。また氷河が溶ける夏場は入場ができません。冬の間だけ楽しむことができる神秘的な青の絶景です。
※経路はコペンハーゲン乗り継ぎの一例
氷河の洞窟を目指すには、アイスランドの玄関口レイキャヴィークへ。ヨーロッパ各地で乗り継ぎ、約18時間~かかります。
洞窟ツアーの起点となるスカフタフェットルまではレイキャヴィークから約400m。アイスランドには鉄道がなく、個人で行くにはレンタカーがないと不便な場所にあります。スカフタフェットルから約40kmのヨークルスアゥルロゥン氷河湖に車で向かった後は、4WDに乗り換えて片道40分~約1時間、道なき道を走り、さらに氷河の洞窟の入り口までは徒歩で約20分~40分かかります。
氷河の洞窟ができる場所は毎年変化し、入場には安全確保のためプロのガイドの案内が必要とされています。個人旅行の場合でもレイキャヴィーク発着の現地ツアーがおすすめ。
-
氷河の洞窟に入場できるのは、11月後半~3月前半頃。氷河が溶ける夏場は入場できません。氷河は動くため、その年によって洞窟ができる場所も大きさも異なり、雨が続いて入口に水がたまった場合などは入場できないこともあります。
真冬でも暖流の影響で平均気温が0度程度と比較的温暖なアイスランド。冬にオーロラが見られる国の中で一番温暖と言われます。とはいえ、ほとんどの見所が大自然を楽しむ屋外にあるため、しっかりとした防寒服が必要です。天候が変わりやすいので雨具も必須。レインコートを兼ねたウインドブレーカーなどが便利です。