ケニア南西部に位置し、野性動物の宝庫・動物天国として世界的に有名な「マサイマラ国立保護区」。ケニア観光の目玉ではありますが、隣国であるタンザニアのセレンゲティ国立公園と隣接していることもあり、国境が関係ない野性動物たちにとっては膨大なひとつの生態系を作り保つことができる環境となっています。
生息する野性動物は実に様々で、シマウマやガゼル、水牛、ゾウ、キリン、といった草食動物が群れをなしており、それを捕食するライオンやチーター、ハイエナ、ジャッカルなどの肉食動物が集まります。 保護区内を流れるマラ川にはカバやワニが生息し、疎開林には猿や鳥類がコミュニティーを作っています。
肉食獣・草食獣あわせてその種類、個体数が一帯の保護区の中で一番多く、自然の中で生きる動物たちが織りなす迫力ある命の営みを間近で体験することができます。
マサイマラ国立保護区では一年を通じてサファリを楽しめます。
乾季と雨季はそれぞれ2つあり、乾季が12月~2月、6月~10月、特に雨の降る雨季が3月~5月、春よりは雨の降らない雨季が11月頃となっています。
一般的には乾季がベストシーズンとされていますが、雨季でも雨が降るのは週に数回、夜から朝にかけて降ることがほとんどと、観光への影響は少ないようです。
雨季は緑がいきいきとして、砂埃もたちにくく、多くの草食動物の赤ちゃんが生まれる時期でもあるため乾季とは違った楽しみがあります。
また、乾季は観光客も増えるため、どちらも一長一短といったところでしょう。
ライオン
チーター
ゾウ
キリン
ハイエナ
インパラ
シマウマ
ディクディク
ヌーの大移動
動物天国のマサイマラ国立保護区でも特に有名なものが、毎年7月~10月にかけて見られる「ヌーの大移動」です。およそ130万頭にもなるヌーの集団が、新しい草を求め一斉に移動する大迫力の光景は圧巻。
中でもヌー達の決死の川渡りは、まさに命をかけた野性の営みをまざまざと見せつけてくれます。
アフリカに数ある自然保護区の中でも、マサイマラが人気の理由。
多種の野生動物に会えるというのはもちろんなのですが、「国立公園」とは違い国ではなく地方自治体が管理する「国立保護区」なので、規制が緩いという点にあります。
そのため、動物の近くまでサファリカーで近づき写真を撮ることも可能です。
保護区内の宿泊施設も充実しており、ロッジタイプやテントタイプなど観光客のニーズによって選択することが可能です。
ケニア国内では数少ない「バルーンサファリ」や、レンジャーが同行する「ナイトサファリ」などのアトラクションも多数用意されています。
マサイマラ国立保護区を目指すには、ケニアのナイロビへ。
日本からの直行便はないため、一般的に中東の都市での乗り継ぎ便を利用し、約19時間~で到着します。
ナイロビの国際線空港からウィルソン空港まで移動し(車で約30分)、マサイマラまで空路で約50分。
ナイロビから陸路で向かう場合は、車で約4時間かかります。
日本語ガイドがご案内!マサイマラ国立保護区でサファリドライブ、ナイバシャ湖ではボートサファリを体験!
中東の都市乗り継ぎで約19時間~
ナイロビの国際空港からウィルソン空港に移動し(車で約30分)、空路で約50分でマサイマラに到着。
保護区内の観光にはガイド同行が必須のため、
車と同時にチャーターするか、現地のサファリツアーに参加します。