HIS 絶景 - アイルランド モハーの断崖
世界の絶景・大自然を旅しよう
エメラルドの島と呼ばれる大西洋に浮かぶ島国アイルランド。この国では自然の造形とは思えないような風景がいたるところで旅人を魅了します。
なかでも奇跡の絶景ともいえるのが首都ダブリンから西に約250kmに位置する「破滅の崖」の意味を持つモハーの断崖。大西洋からそびえ立つ高さ約200mもの断崖絶壁が8kmにわたって連なる景色はまさに圧巻です。
崖の最高地点・214mに建つオブライエン塔はかつてのアイルランド王の子孫サー・コーネリアス・オブライアンによって、当時すでに多く訪れていた観光客のために1835年に建てられました。
晴れた日には遠くアラン諸島までが眺望できますが、霧に覆われていても息を呑むようなすさまじい景観が訪れる人々を楽しませてくれます。
見どころ
足がすくむほどのダイナミックな景観は迫力満点。
晴れていれば遠くアラン諸島までが眺望できますが、霧に覆われていても息を呑むようなすさまじい景観が訪れる人々を楽しませてくれます。
オブライエン塔の近くに建つビジターセンターでは、どうやって断崖絶壁ができたのかという成り立ちはもちろん、周辺の生態系や歴史などをパネルや映像を用いて紹介しています。
空撮映像でモハーの断崖やその周辺に生息する生物などを紹介する「Ledge Experience」は迫力があります。
文化
かつてヨーロッパ大陸から渡ってきたケルトの人々は、この地で独特のケルト文化を育み、ハイクロスやケルト文様、そして神秘と謎に包まれたまま多くの伝説や神話を残しました。大陸ではローマやゲルマン民族の支配下に置かれ、ケルト文化は衰退をたどることになりましたが直接影響を受けなかった島国アイルランドには古代ケルトの文化が今も色濃く残ります。
※経路は香港乗り継ぎの一例
モハーの断崖に行くにはまずアイルランドの首都ダブリンへ。日本からは成田・羽田空港からブリティッシュエアウェイズ利用のロンドン乗継やターキッシュエアラインズ利用のイスタンブール乗継が便利です。
モハーの断崖への起点となるドゥーランまではダブリンから約250km。まずはダブリンから鉄道でゴールウェイまで約2時間30分、その後ゴールウェイからドゥーランまでバスで約2時間。ドゥーランからはバスで25分。ドゥーランからはモハーの断崖までの遊歩道も整備されており、距離は8kmで所要約2時間~2時間30分。個人で行くよりはツアーで行くのが便利。ゴールウェイからはバスツアーのほか、バレン高原と一緒にまわる日帰りツアーも出ている。
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アイルランドは北海道より北に位置するものの、島の西側を流れる暖流の影響で年間を通じて寒暖差が少なく穏やかな気候です。特徴としては1日のうちにも天気が変わりやすく、日が照り付けると思ったら雨が降り急に冷え込むことも。
変わりやすい気候のため、夏場でも長袖の上着や携帯用雨具があると便利です。観光シーズンは花が咲き始める4月下旬から9月下旬で、特に過ごしやすいのは6月から8月です。
夏季は日照時間が長く、夜11時頃まで明るいので夜遅くまで観光することが出来ます。