ミャンマーのイラワジ川中流の東岸、約40kmにも渡り広がる平野にバガン遺跡群が存在します。数千ものパゴダ(仏塔)や寺院が点在して立ち並ぶ姿が、荘厳ともいえる風景を作り出しています。
世界にも類を見ない遺跡群は、カンボジアのアンコール・ワットやインドネシアのボロブドゥールとともに「世界三大仏教遺跡」に数えられています。パゴダや寺院には、ヒンドゥー教の影響がうかがえる装飾や、当時の暮らしぶりをうかがい知ることのできる壁画などが残されており、考古学的にも貴重な遺跡群といえます。
バガン王朝は1044年に初めて統一され、以後11世紀~13世紀に栄えたミャンマーで最初の王朝。ミャンマーの南部タトンとういう町からやってきたアラハンという僧侶が、バガン王朝最初の王様アノーヤター王に仏教を布教したのが始まりと言われてます。それから仏教はバガンで深い信仰の対象となり、人々は仏教が長く繁栄するようにと、イラワジ川東岸に複数のパゴダ(仏塔)や寺院を建立していきました。長いバガン王朝の歴史の中で建立されたパゴダや寺院の数は5,000基以上とも伝えられていますが、現在は約3,000基弱が残されています。
3月~4月が一番暑く、気温が40℃を超える日もあるミャンマー旅行のベストシーズンは、気温が下がり天気の良い乾季の11月~2月頃。
人気の熱気球が運航されているのもこの時期です。
11月~2月頃も昼は30℃以上まで暑くなりますが、湿度は低く過ごしやすくなります。
朝晩は15℃前後まで冷え込むため薄手の上着があると役立ちます。
5月~10月は雨季のためスコールが発生します。
特に雨季後半の10月に近づくほどに降雨量が増えるのでご注意ください。
熱気球に乗って太陽に染まるバガン遺跡上空を遊覧飛行!
毎年10月~3月頃に運航されている大人気の熱気球のバガン遊覧飛行。予約率は99%とも言われるため、事前手配をおすすめします。
早朝、日の出とともにバガン遺跡の上空に浮かび上がり、朝焼けに染まるバガン遺跡群を眼下に一望することができます。
高所恐怖症の方や気球のシーズン外に訪れた方は、小高いパゴダに登れば朝焼けや夕焼けに染まるバガン遺跡群の絶景を楽しむことができます。
夕陽鑑賞にはシュエサンドーパゴダからの眺めが有名です。
バガン遺跡を目指すには、まずミャンマーのヤンゴンへ。
日本からは直行便で約7時間ほどで到着します。
ヤンゴンからバガンへは国内線が運航しており、約1時間ほど。
空港からオールドバガンへは車で約10分、ニューバガンへは車で約15分となります。
東京-ヤンゴンの直行便で約7時間
所要時間は約1時間。
1日3便~4便が運航しています。
空港からは、オールドバガンまで車で約10分、ニューバガンまで車で約15分で到着します。