王室の栄華をしのばせる世界一華麗なヴェルサイユ宮殿は、離宮、庭園まで見学するのに丸一日を要するほどの広大さ。
政治の中心でもあった王の寝室、礼拝堂にオペラ劇場など、ありとあらゆる装飾を施され、目もくらむような豪華な空間です。広さ800ヘクタールを超える庭園では天才造園師ル・ノートルの美しい庭を堪能できます。
壮麗な宮殿の建築だけではなく、水源のなかったヴェルサイユにセーヌ川から流れを引き、荒れた土地に豊かな森を作ることで、ルイ14世は、自然までも支配する王の権力・支配力を国内外に示しました。
マリーアントワネットの婚礼舞踏会も行われた鏡の間は華やかな装飾が施された宮殿見学のハイライト!全長約73メートルもの長い回廊から広大な庭園が望めます。
寝室の最後の主はマリーアントワネット。装飾品は全て彼女仕様に整えられています。
多くの肖像画が飾られている王と王妃の公式の食事会場。当時のテーブルが再現され、マリー・アントワネットと子供たちを描いた絵もあります。
まだ幼い少女だったマリー・アントワネットがルイ16世に嫁いだのは14歳のとき。2人の結婚式がここで盛大に行われました。豪華な天井絵は「王は神により選ばれる」という考えが描かれています。
戦争で戦うルイ14世を描いたレリーフはあの「ベルサイユのばら」の登場人物のモデルになったとか。
マリーアントワネットが愛した離宮。王妃としてではなく、一人の女性として、ここで過ごしました。現在は彼女が使用した家具や食器類などが展示されています。