オーロラ観測を楽しむためには、まずは基礎知識を知っておきましょう。
そして、オーロラ観測やスノーアクティビティを楽しむための防寒対策も忘れてはいけません。
最後は記念になるオーロラの写真をきれいに撮影できれば、満足のいくオーロラ観測になるはずです。
そもそもオーロラって?
簡単にいうと太陽で起こった爆発で放出されたプラズマが地球の磁場に吸い寄せられて起こる現象です。
地球には二つの極があり、北半球では、カナダで見ているオーロラを同じ瞬間に北欧でも見ていることになります。
オーロラの強さや発生の長さ・色は?
オーロラの強さは肉眼では見えづらいものからカーテン状で動きが見られるものまで様々。長さも一瞬で消えるものから1時間近く続くものまであります。弱いオーロラは肉眼では白っぽく見えますが、強いと緑色に見えることが多いです。
オーロラが見える条件は?
夜であり、人工の光がないこと。晴天であること。そしてオーロラベルトの都市にいることの3つの条件です。
オーロラが頻繁に出現するエリアをオーロラベルトといい、地球上の磁極(北極圏はグリーンランド)を中心にだいたい北緯65度付近の都市がオーロラベルトにあたりますが、非常に大きなオーロラが発生した場合はもっと低緯度の都市でも観測することができます。
なぜ場所によってオーロラ観測率に違いがでるの?
オーロラは北極周辺と南極周辺でそれぞれ発生します。
オーロラが発生する高さは、だいたい地上から約100kmで、雲が発生するよりはるか上空。なので、空が晴れているかどうかでオーロラの観測率が違ってくるのです。
気温との関係は?なぜ秋~冬がシーズンなの?
オーロラは宇宙での出来事で、地球の気象と関係なく発生しますが、明るい昼間は見えません。また、夏場は白夜になる極地では見えなくなります。つまりよるが長い秋~冬がオーロラが見えるチャンスが多いシーズンとなります。
オーロラ観測率
世界的に統一された観測率の割り出し方法はありませんが、北欧では統計上3日間滞在すれば1日は見られるといわれています。
また、カナダのイエローナイフでは3日滞在すれば96%の観測率を記録しています。
季節:9~4月頃が中心。真冬より春分・秋分の頃が出現しやすいようです。
時間:午後8時~11時の間。一晩に2~3回出現し、1回につき1時間位オーロラ現象が続くこともありますが、激しく動いたり光ったりするピークは約10分程です。
オーロラは強さも色も形も様々であり、2度と同じものは発生しません。またデータはあくまでデータであり、実際はいつ、どのくらいの大きさのものが現れるかはわかりません。オーロラ観賞に絶対はない、だから魅力的と言えるのです!
犬ぞり
犬たちの息づかいを感じながら、雪原を突っ走る爽快感を体験! スピードがでるのでスリルも満点。2人用で6~8頭の犬がそりを引っ張ります。犬たちとの記念撮影も楽しみ。
トナカイぞり
トナカイの引くそりに乗って雪原の中をゆっくりゆっくり進みます。 ラップランドの景観を楽しむには最適のアクティビティ。お子様やご年配の方でも安心して参加いただけます。
スノーモービル
白銀の大地を自分の運転で疾走して気分爽快!病みつきになる程エキサイティング! 男女問わず人気です。
防寒の基本は薄手の衣類などを重ね着すること。空気の層をいくつも作り、断熱効果(防寒)を高めます。
厚手の衣類はモコモコして動きにくいので避けましょう。凍傷にならない為には、なるべく皮膚を露出しないのがコツ。
どうしても出てしまうところには保護クリームなどを塗るようにしましょう。
帽子 | スキー帽など暖かい素材のもの。耳がかくれるものか耳あてを使用。 |
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マフラー | マフラー又はハイネックのセーターで肌の露出を少なく。 |
上着 | 風を通さないスキーウェアやダウンジャケットを腰の下まであるものを。 上着の下は保温性があり、かつ暖かい室内で脱ぎ着しやすいものを。 フリース等のスポーツウェアや厚手のカーディガンが便利です。 |
下着 | 風を通さないスキーウェアのようなものが便利。タイツやスパッツを重ね着すると暖かい。 |
靴 | 保温性・防水性を備え、積雪時でも滑りにくいいわゆる「スノーブーツが便利」トレッキングシューズなどは裏のギザギザが深いものが滑りにくい。積雪にそなえくるぶしより上まであるものを。 ウールの靴下や靴用のカイロを使うと暖かい。 |
- ホテル…ホテル内は気温が25℃前後に保たれているので軽装で十分です。
- 車中…車外に出た場合を考えて、最低でも標準装備で着脱がしやすいように準備しましょう。
- レストラン…一般的に中級以上のレストランに行く際にスキーウェアは避けたい。リゾート地ではOKです。
- ナイトクラブ…室内用の靴を持って行き、防寒具はクロークに預けます。
デジタルカメラで撮影
- カメラ…大口径で明るいレンズを備え、長時間露出でもデジタルカメラ特有のノイズを軽減する機能を備えているものが好ましい。
- 設定…ISO400以上の設定ができ、15秒以上の露出が可能なもの。
- 三脚…長時間露出をするので、カメラのブレを防ぐためにしっかりと固定できる三脚が必要です。自由に角度が変えられる自由雲台の三脚だと便利。
ビデオカメラで撮影
- 機材…スローシャッターが付いているビデオカメラ。
- 撮影…4分の1秒、ゲイン18で撮影。
- 再生時…ノーマル再生では動きがでないので、早送りで再生する。
- カメラを一度外に出したら、撮影終了までは暖かい屋内に持ち込まない。カメラを部屋に持ち込むと、温度差によって生じた結露が凍り、使用不能に。また、カメラの凍結と電池の劣化を防ぐために屋外では布にくるむなど保温の工夫をしましょう。
- フラッシュは使用しないこと。強制的にストロボをOFFの設定にしておくこと。
- バッテリーの消費が早いので、予備を用意すること。(携帯カイロで温めるのも技あり)
- 三脚でカメラを固定すること。